* バック郷 [#ob49a8bd]
#author("2022-08-28T20:06:59+09:00;2020-10-24T01:41:14+09:00","","")
* バック&ruby(ごう){郷}; [#ob49a8bd]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Buckland|
|~異訳|バックの里|
|~その他の呼び名|東境(Eastmarch)|

** 解説 [#Explanation]

[[ホビット庄]]の[[東四が一の庄>四が一の庄#East]]の対岸、[[ブランディワイン橋]]より南の[[ブランディワイン]]川と[[古森]]に挟まれた稠密地帯。
東四が一の庄の[[沢地の国]]に住んでいたゴーヘンダード・オールドバックが、[[ブランディワイン]]川を東に渡り、[[ブランディ屋敷]]を築いて自分の名をブランディバックと改めて住まった。彼の死後も[[ブランディバック一族]]は増え続け、この地に住み続けた。
元々のホビット庄はブランディワイン川の西なので、バック郷はホビット庄の4つの[[四が一の庄]]の内には含まれず、「東境」と呼ばれる。ホビット庄からはかなり独立性が高く、この地の[[ホビット]]は大方のホビット庄の住民からは半ば異国人扱いされていた。
[[ホビット庄]]の、[[東四が一の庄>四が一の庄#East]]より[[ブランディワイン]]川を挟んで東側の対岸、[[古森]]に挟まれた稠密地帯。東四が一の庄との連絡には、[[ブランディワイン橋]]や[[渡し船>バックルベリの渡し場]]が使われている。

古森との間には[[高垣]]が築かれている。バック郷の中での一番の主だった村は[[ブランディ屋敷]]の周辺の[[バックル村]]で、[[堀窪]]はバックル村のはずれにある。
『[[トム・ボンバディルの冒険]]』によると、高垣の南端、[[枝垂川]]と[[ブランディワイン]]川の合流地点にある[[垣出]]には高垣の外側にグラインドウォールという港があり、背後の丘にはブリリドン(いばらの丘)という村があるという。
東四が一の庄の[[沢地の国]]に住んでいたオールドバック家の家長、[[ゴルヘンダド・オールドバック]]が[[ブランディワイン]]川を渡り、[[ブランディ屋敷]]を築いて自分の名をブランディバックと革めて住まった。彼の死後も[[ブランディバック一族]]は増え続け、この地に住み続けた。
元々のホビット庄の東の境目はブランディワイン川なので、バック郷はホビット庄の四つの[[四が一の庄]]には含まれず、''東境''と呼ばれる。ホビット庄からはかなり独立性が高く、この地の[[ホビット]]は大方のホビット庄民からは半ば異国人扱いされていた。

>「[[ホビット村]]の[[バギンズの一族>バギンズ家]]ともあろうものが、またなんでバック郷くんだりまで嫁さんを探しに行かなきゃならなかったのか、わしにはわからんのう。バック郷のやつらはえらく変わってるで。」((『[[旅の仲間]]』「待ちに待った誕生祝い」[[つたの枝館]]での噂話のノアキスじいさんの台詞))
>「[[ホビット村]]の[[バギンズの一族>バギンズ家]]ともあろうものが、またなんでバック郷くんだりまで嫁さんを探しに行かなきゃならなかったのか、わしにはわからんのう。バック郷のやつらはえらく変わってるで。」((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「待ちに待った誕生祝い」 [[つたの枝館]]での噂話の[[ノークスじいさん]]の台詞))

>[[沢地の国]]の者たちは、バック郷に住む者たちと親しく、[[館主]](ブランディバック家の家長はそう呼ばれていました)の権威は今でもまだ[[切株村]]から[[藺草村]]へかけての農民たちの承認するところになっていました。しかし旧ホビット庄の住人たちの大部分はバック郷に住む者のことを一風変わっていると考え、半ば外国人扱いでした。しかし実際は、バック郷の者といっても、四つの[[四が一の庄]]に住むホビットたちとたいして違ったところはないのでした。もし違ってるとしたら、かれらが船に乗ることを好み、中には泳げるものもいた、という点だけでした。((『[[旅の仲間]]』「正体をあらわした陰謀」[[渡し場>バックル村の渡し]]から対岸の[[ブランディ屋敷]]を望む場面での解説))
>しかし実際は、バック郷の者といっても、四つの[[四が一の庄>四が一の庄]]に住む[[ホビット]]たちとたいして違ったところはないのでした。もし違ってるとしたら、かれらが船に乗ることを好み、中には泳げるものもいた、という点だけでした。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「正体をあらわした陰謀」))

古森との間には[[高垣]]が築かれている。バック郷の中での一番の主だった集落は[[ブランディ屋敷]]周辺の[[バックルベリ]]で、[[くり窪]]はバックルベリのはずれにある。[[ホビット庄の地図>http://arda.saloon.jp/map4.html]]上ではこの他に[[新村]]と[[採石場]]という地名が見られる。
ブランディワイン橋近くの[[東街道]]に面した高垣の北端には、陸路の出入り口であるバック郷の門(Buckland Gate)((北門(North-gate)や高垣門(Hay Gate)とも呼ばれる。))がある。また『[[トム・ボンバディルの冒険]]』によると、高垣の南端、[[枝垂川]]と[[ブランディワイン]]川の合流地点にある[[垣出]]には高垣の外側にグラインドウォールという港があり、背後の丘にはブリリドン(いばらの丘)という村があるという。

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