- ゴンドールの統治権を持つ7代目の執政ハドル(Hador)については、[[ハドル(トゥーリン一世の息子)]]を参照してください。

#author("2022-10-25T16:14:13+09:00;2018-01-01T22:55:27+09:00","","")
-ゴンドールの統治権を持つ7代目の執政ハドル(Hador)については、[[ハドル(トゥーリン一世の息子)]]を参照してください。
-ハドル家(House of Hador)については、[[ハドル家]]を参照してください。
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* ハドル [#ua866171]
** 概要 [#e33f0b60]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|人名|
|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Hador|
|~異訳|ハドール|
|~その他の呼び名|ローリンドル(Lórindol)((金髪の意))、金髪のハドル|
|~その他の呼び名|ハドル・ローリンドル(Hador Lórindol)((ローリンドルは[[シンダリン]]で「金の頭髪(Goldenhead)」の意味)) &br; 金髪のハドル(Hador the Golden-haired, Hador Goldenhead)|
|~種族|[[人間]]([[エダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第一紀]]|
|~生没年|[[第一紀]](390)~†(455)年(享年65?)|
|~親|[[ハソル]](父)|
|~兄弟||
|~配偶者||
|~子|[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]]、[[グンドール]](息子)、[[グローレゼル]](娘)|
|~配偶者|[[ギルディス]]|
|~子|[[グロールエゼル]](娘)、[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]](息子)、[[グンドール]](息子)|

** 解説 [#n9656f63]
** 解説 [#Explanation]

[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]の子孫。[[ハソル]]の息子。[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]]、[[グンドール]]、[[グローレゼル]]の父。[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]と[[フオル]]の祖父であり、[[トゥーリン]]、[[トゥオル]]、[[ブランディア]]の曾祖父に当たる。
ハドルは若い時に[[フィンゴルフィン]]王家に使えてフィンゴルフィンに寵愛され、後に[[ドル=ローミン]]の統治権を与えられた。ハドルはこの地に一族のほとんどを集めて定住し、[[エダイン]]の家系の中でも最も強大な[[ハドル家>ハドル(ハソルの息子)#h2292a12]]の祖となった。
彼の息子[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]]と娘[[グローレゼル]]は、それぞれ[[ハレス家>ハレス(ハルダドの娘)#h16ba437]]の[[ハルミア]]の子である[[ハルディア>ハルディア(ハルミアの息子)]]と[[ハレス>ハレス(ハルミアの娘)]]と結婚した。
[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]の子孫。[[ハソル]]の息子。[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]]、[[グンドール]]、[[グロールエゼル]]の父。[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]と[[フオル]]の祖父であり、[[トゥーリン]]、[[トゥオル]]、[[ブランディル]]の曾祖父に当たる。
ハドルは若い時に[[フィンゴルフィン王家>フィンゴルフィン#House]]に仕えてフィンゴルフィンに寵愛され、後に[[ドル=ローミン]]の統治権を与えられた。この時ハドルは[[フィンゴン]]から[[龍の兜]]を下賜された。ハドルはこの地に一族のほとんどを集めて定住し、[[エダイン]]の家系の中でも最も強大な[[ハドル家]]の祖となった。
彼の息子[[ガルドール>ガルドール(ハドルの息子)]]と娘[[グロールエゼル]]は、それぞれ[[ハレス家>ハレスの族]]の[[ハルミル]]の子である[[ハルディル>ハルディル(ハルミルの息子)]]と[[ハレス>ハレス(ハルミルの娘)]]と結婚した。

ハドルは66歳の時、[[ダゴール・ブラゴルラハ]]での包囲された[[エイセル・シリオン]]の防衛戦で討ち死にした。彼が[[フィンゴン]]から下賜された兜が[[ドル=ローミンの龍の兜>龍の兜]]である。
ハドルは66歳の時、[[ダゴール・ブラゴッラハ]]で包囲された[[エイセル・シリオン]]の防壁の前で、主君[[フィンゴルフィン]]の後衛を守って討ち死にした。

***ハドル家(House of Hador)(ハドルの&ruby(やから){族};(People of Hador)、マラハの族(やから)(People of Marach)) [#q65837b9]
[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]を始祖とし、ハドルを創始者とする[[エダイン]]の第三家系。
背が高く好戦的な族で、金髪と青い目が特徴であった。ハドルの族の言葉は後の[[ヌーメノール]]の共通語([[アドゥーナイク]])の基礎となった。[[エダイン]]の三つの部族の中で最も遅くベレリアンドへ到来した、最も人数の多い部族であり、ベレリアンドへ到来する以前から、[[ベオルの族>ベオル#s6e412f5]]とは親しい関係にあった。
『[[The War of the Jewels>The History of Middle-earth/The War of the Jewels]]』によると、妻は[[ギルディス]]。『[[シルマリルの物語]]』の本文と異なり、享年は65歳。

[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]の族は整然たる隊伍を組んで[[エレド・ルイン]]を越えてきたため、人間を快く思わない[[オッシリアンド]]の[[緑のエルフ]]たちも手出ししようとはしなかった。マラハの族は友好関係にあったベオルの族が[[エストラド]]に居を定めたことを知ると、自分たちもベオルの族の居住地の東南に住まった。
** コメント [#Comment]

[[ノルドール]]の[[上級王]][[フィンゴルフィン]]がエストラドに到来したエダインに対して歓迎の使者を送り、またノルドールの三王家の王たちが自分たちの領土への移住を許可して後、北方のノルドール族の領土へは沢山のエダインが移住した。
エストラドに残った者たちの中には、エルダールを恐れ、また彼らに仕えるのをよしとしなかった者も多かった。[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]の孫の一人[[アムラハ]]はそうした者たちの統率者であったが、自分になりすました偽者が[[モルゴス]]への恐れと[[エルダール]]への反感を煽る噂を広めていたことを知ると悔い改め、エストラドから北に去って[[マイズロス]]に仕えた。しかしモルゴスを恐れた者たちは新たな指導者を選ぶと再び[[エレド・ルイン]]を越え、[[エリアドール]]へと戻っていった。
#pcomment(,,,,,,reply)

[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]の息子[[マラハ(Malach)>マラハ(マラハの息子)]]は14年の間[[ヒスルム]]の地で[[フィンゴルフィン]]に仕え、アラダンの名を与えられている。族長の[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]自身は死ぬまでエストラドに留まったが、一族の大部分は[[マラハ・アラダン>マラハ(マラハの息子)]]に率いられて北方へと移った。一部の者は[[ヒスルム]]へ行き、多くの者はマラハ・アラダンの息子[[マゴル]]に率いられて[[シリオン]]を渡って下り、[[エレド・ウェスリン]]の南側山腹の谷間に住んだ。
[[マゴル]]の息子[[ハソル]]の息子であるハドル・ローリンドルによって一族が集められ、[[ドル=ローミン]]へ定住して後はハドルの族と呼ばれるようになり、[[エルフ]]の諸侯と並ぶ威勢を誇った。

だが[[ニアナイス・アルノイディアド]]の敗北によって族長[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]は捕虜となり、その弟[[フオル]]を含むハドルの族の戦士たちの大多数は討ち死にした。[[ドル=ローミン]]に残された女子供が大半を占める生き残りは[[モルゴス]]がこの地に送り込んだ[[東夷]]によって奴隷とされた。
フーリンの息子[[トゥーリン]]は母[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]によって[[ドリアス]]へと送られて[[シンゴル]]王の養子とされ、後に[[グラウルング]]殺しの勇者として後世に知られる英雄となったが、子供を残さないまま若くして非業の死を遂げた。フオルの息子[[トゥオル]]は[[ミスリム]]で[[灰色エルフ]]たちに育てられ、後に[[ゴンドリン]]の王女[[イドリル]]と結ばれて[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の父となった。エアレンディルの息子である[[エルロス]]は[[ヌーメノール]]の王家の始祖である。

***ハドルの族の有名人物 [#t2289383]
-[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]
-[[マラハ(マラハの息子)]]
-[[アムラハ]]
-[[マゴル]]
-[[ハドル(ハソルの息子)]]
-[[ガルドール(ハドルの息子)]]
-[[グンドール]]
-[[グローレゼル]]
-[[フーリン(ガルドールの息子)]]
-[[フオル]]
-[[トゥオル]]
-[[トゥーリン]]
-[[ラライス]]
-[[ニエノール]]
-[[ゲスロン]]
-[[グリスニア]]
-[[サドル]]
-[[アイリン]]
-[[アスゴン]]
-[[フォルウェグ]]
-[[アルグンド]]
-[[アンドローグ]]



** コメント [#k20c01a8]

#pcomment_nospam(,6,,,,,reply)