-人名のニムロデル(Nimrodel)については、[[ニムロデル]]を参照してください。
----
* ニムロデル [#p1e3c663]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Nimrodel|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[霧ふり山脈]]から流れ出て、[[ケレブラント]]に合流する[[ロスローリエン]]の傍の川の名。名は、この川の傍に[[ニムロデル]]が住んでいたことに由来する。
>「ニムロデルだ!」と、[[レゴラス]]がいいました。「この流れのことを、[[シルヴァン・エルフ]]たちが昔たくさんの歌に作りましたよ。われら[[北の国>闇の森#Realm]]の者たちは今でもそれを歌って、滝にかかる虹のこと、泡立つ水に漂う金色の花々のことを思い浮かべるのです。今はすべてが暗く、ニムロデルの橋もこわれてしまった。わたしはこの流れに足をひたそう。この水は疲れを癒すといわれてるのだから。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]] 下』「六 ロスロリアン」))

[[霧ふり山脈]]から流れ出て、[[ケレブラント]]に合流する[[ロスローリエン]]の傍の川。この名は、かつてこの川の滝の近くに住んでいた[[エルフ]]の乙女[[ニムロデル]]に由来する。
流れる水の調べが美しく、それに混じって本当に歌声が聞こえると錯覚されるほどだった。これはニムロデルの声と呼ばれ、春になると川の滝のそばに彼女の声のこだまが戻り、風が南から吹く時は[[アムロス]]の声が[[大海]]から渡ってくると言われている。

>「やさしいニムロデルよ、さようなら!」と、レゴラスが叫びました。振り返った[[フロド]]は灰色の樹身の間に、白く泡立つ水がきらきらと光っているのを見つけました。「さようなら。」と、かれもいいました。数限りない音の調べを絶えず混ぜ合わせながら無限に変化する音楽を響かせて流れるこれほど美しい水の音をふたたび耳にする機会は二度とないようにかれには思われました。((同上))

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)