* ニエンナ [#a08de752]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Nienna|
|~その他の呼び名|かの女、フイ|
|~種族|[[ヴァラ]]|
|~性別|女|
|~生没年|不明|
|~親|[[イルーヴァタール]]|
|~兄弟|[[ナーモ]]、[[イルモ]]|
|~配偶者|なし|
|~子|なし|

** 解説 [#Explanation]

[[アラタール>ヴァラール#Aratar]]の中に数えられる[[ヴァリエア]]の一人。
[[フェアントゥリ]]兄弟([[ナーモ]]と[[イルモ]])の妹。
マンドスの館近郊に構える館「フイ(Fui=濃霧によって薄暗い状態を意味する)」に住居を構えている。
[[アラタール>ヴァラール#Aratar]]の中に数えられる[[ヴァリエア]]の一人。[[フェアントゥリ]]兄弟([[ナーモ]]と[[イルモ]])の妹。
独り身で、[[マンドスの館]]近郊にある、世界の外に開いた窓のある館「フイ(Fui=濃霧によって薄暗い状態を意味する)」に住居を構えている。壮麗な[[ヴァリノール]]の都に赴くことはめったになく、マンドスの館に出向いて霊魂の世話をしていることが多い。

憐れみと哀しみの女神で、 絶え間なく涙を流している(他の為に泣いても、自らを哀れんで泣く事はない)。この世のあらゆる悲しみと死を聖めて廻り、死者が抱える哀しみと嘆きを、憐れみと望みのために歌う。
彼女は憐れみと哀しみの女神で、絶え間なく涙を流している。だが自らのために泣く事はなく、[[天地創造>アイヌリンダレ]]での[[メルコール]]の不協和音を聞いて以来、彼女の歌は哀歌へと変わり、それ以来その憐みと涙は[[アルダ]]に加えられるあらゆる傷に向けられることになった。メルコールが[[マンドス>マンドス(地名)]]の刑期を終えて[[ヴァラール]]の前で許しを乞いた時には、ただ一人彼の恩赦に口添えをしている。
彼女は憐れみと望みのために歌い、この世のあらゆる悲しみと死を聖めることで力と美へと変える。彼女の嘆きを聞く者は、憐憫と望みをもって耐えることを学び、マンドスの死者たちはその悲しみから叡智と力を与えられる。かの[[オローリン]]もニエンナから忍耐と深い憐憫の心を学んだという。

また、彼女の嘆く声を聞く者は,憐憫と望みをもって耐えることを学び、かの[[ガンダルフ]]もニエンナから忍耐と深い憐憫の心を教わったと言われている。
夫は持たず独り身で、[[ヴァリノール]]の都には滅多に出てこず[[マンドスの館]]に出向くことが多い。
[[ヤヴァンナ]]の歌により生誕した[[二本の木]]は、ニエンナが涙を注いだ[[築山>エゼルロハール]]より生い茂り、その最後の花と果実である[[月]]と[[太陽]]もまた、ヤヴァンナの歌とニエンナの涙によって生じることができた。


当初は、マンドスの妻で「死の女王」と設定されていたが、のちに妹に変更させた。

天地創造でのメルコールの不協和音を聞き、ニエンナが嘆きを司るようになった。
そのため、ヴァリエアの中でもメルコールとの絡みが多い。


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