* ナンドゥヒリオン [#z91c0b35]
** 概要 [#je3ec511]

|~カテゴリー|地名|
|~スペル|Nanduhirion|
|~その他の呼び名|おぼろ谷(Dimrill Dale)、アザヌルビザール(Azanulbizar)|

** 解説 [#b2881d2d]

[[シンダール語]]での呼び名で、[[共通語]]ではおぼろ谷、[[クズドゥル]]ではアザヌルビザールと呼ばれる。
[[霧ふり山脈]]の[[雲乗山]]と[[銀枝山]]の間の谷間で、[[モリア]]の東側出口がある。近くには[[ケレド=ザラム]]の泉があり、東にすこし行くと[[ロスローリエン]]がある。

[[指輪の仲間]]が[[モリア]]を脱出した時の出口。また[[ドワーフ]]と[[オーク]]の戦争で[[スロール]]が殺されたところ(第三紀2790年)、そしてナンドゥヒリオンの合戦が行われたところである。

*** ナンドゥヒリオンの合戦(アザヌルビザールの合戦) [#Battle]

[[第三紀]]2793年から2799年にかけて行われた[[ドワーフ]]と[[オーク]]の戦争の中での、ナンドゥヒリオンの近くで行われた最後の戦闘。

第三紀2790年、[[モリア]]東門近くのナンドゥヒリオンに来て、モリアに入ろうとした[[スロール]]は、[[アゾグ]]に殺されて死体は辱められた。その知らせが[[ナル]]によって[[スライン二世]]にもたらされるとスラインは激怒。さらにスラインによって伝えられたこの知らせは[[中つ国]]各地に散らばっていた全ドワーフをも激怒させ、ドワーフはアゾグに復讐するために軍を集結させる。

第三紀2793年には、集結したドワーフ軍は[[霧ふり山脈]]付近のオークの拠点を攻撃し、次々と壊滅させていった。やがて第三紀2799年、ナンドゥヒリオンにおいて最後の戦いが行われ、アゾグは[[ダイン二世]]によって討ち取られた。

この戦いによって、オークだけではなく多数のドワーフも死んだ。そのあまりの多さのため、死者を埋葬する墓を作ることができなかった生き残りのドワーフ達は、死んだドワーフを火葬した。そのためにおぼろ谷では大量の木が切られ、その後しばらくずっと裸のまま残った。火葬の煙はロスローリエンから眺めることもできたという。

** 画像 [#m8ec25f2]

&ref(nanduhirion.jpg,,25%,アラン・リー作画によるナンドゥヒリオンとケレド=ザラム);

** コメント [#ed76aa6e]

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