* ドルソニオン [#h1f80188]
** 概要 [#y6fe9f56]

|~カテゴリー|地名|
|~スペル|Dorthonion|
|~その他の呼び名|タウア=ヌ=フイン(Taur-nu-Fuin)、デルドゥーワス(Deldúwath)、オロド=ナ=ソーン(Orod-na-Thôn)|

** 解説 [#h1ddb9e0]

[[シンダール語]]で「松の国」の意。[[ベレリアンド]]北部にある森林地帯の高地で、北は[[アルド=ガレン]](アンファウグリス)、南は[[エレド・ゴルゴロス]]。[[ノルドール]]の帰還後その民の一部が住み着いており、[[アングロド]]と[[アイグノール]]が防衛していた。[[ベオルの族>ベオル#House]]も後にこの地に定住し、始祖[[ベオル]]の曾孫[[ボロミア>ボロミア(ボロンの息子)]]は北東部の[[ラドロス]]の統治権を与えられた。
[[シンダール語]]で「松の国」の意。[[ベレリアンド]]北部にある森林地帯の高地で、北は[[アルド=ガレン]](アンファウグリス)、南は[[エレド・ゴルゴロス]]。[[ノルドール]]の帰還後その民の一部が住み着いており、[[アングロド]]と[[アイグノール]]が防衛していた。[[ベオルの族>ベオル家]]も後にこの地に定住し、始祖[[ベオル]]の曾孫[[ボロミア>ボロミア(ボロンの息子)]]は北東部の[[ラドロス]]の統治権を与えられた。

だが[[ダゴール・ブラゴルラハ]]の際に[[モルゴス]]の火の川に焼き尽くされ、その後に育った根が絡まり合い黒く捻じ曲った樹々に覆われると、迷い込んだ者は恐ろしい幻影に追い回されて、しまいには狂死する恐ろしい迷いの森となる。そのため「夜闇の森」の意であるタウア=ヌ=フイン、あるいは「夜闇の恐怖」の意であるデルドゥーワスと呼ばれ、[[オーク]]ですらよほどの必要に迫られなければ近寄らなくなった。

[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]達はこの地の東にある[[タルン・アイルイン]]の湖畔を隠れ家として踏みとどまり、[[モルゴス]]の軍勢に対して抵抗を行った。[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]がオークに拉致された[[トゥーリン]]を探してやってきた際に[[グウィンドール]]を発見し、その後二人に救出されたトゥーリンがベレグを殺してしまった後、ベレグが葬られた場所でもある。

ドルソニオンの名は『[[指輪物語]]』の[[木の鬚]]の歌にも登場し、その中ではオロド=ナ=ソーン((おそらく「松の山地」の意))とも呼ばれている。
『[[終わらざりし物語]]』の付属の地図と[[クリストファー・トールキン]]の解説によると、[[ベレリアンド]]の崩壊後も一部はトル・フイン(Tol Fuin)という島となって残っている。

** コメント [#xbe5bd69]
- オークですら近寄らなくなったって・・・どんだけ。 -- ホビット &new{2008-11-24 (月) 14:31:52};

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