* トル・エレッセア [#b6a76a59]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Tol Eressëa|
|~異訳|トル・エレスセア|
|~その他の呼び名|離れ島(Lonely Isle)、エレッセア(Eressëa)|

** 解説 [#Explanation]

[[クウェンヤ]]で「離れ島」(Lonely Isle)の意。単にエレッセアとも呼ばれる。[[エルダマール]]湾に浮かぶ島で、[[至福の国(アマン)>アマン]]の一部。

*** 離れ島が作られるまで [#x1fbe2fb]

[[二つの木の時代]]、[[中つ国]]から[[至福の国(アマン)>アマン]]に[[エルフ]]を移住させることを考えた[[ヴァラール]]の意志を受け、[[ウルモ]]は[[大海]]の真ん中にあったこの島を根こぎにして動くようにし、船の代わりにした。彼は[[ヴァンヤール]]族、[[ノルドール]]族、[[テレリ]]族をこの島に乗せて大海を往復し、エルフ達をアマンへと渡らせたが、[[シリオンの河口]]沖の浅瀬に乗り上げた時にこの島の東端は分断されて残り、[[バラール島>バラール#Isle]]になった。
しかし島がテレリ族を乗せて大海を西へと航海していた時、エルフを愛する[[オッセ]]の呼びかけを聞いたテレリ族は、[[ウルモ]]に頼んで航海を中断してもらう。その結果この島は、[[エルダマール]]湾にただ一つ浮かぶことになったので、トル・エレッセアの名で呼ばれた。
後に[[アルクウァロンデ]]に移るまで、テレリは長くこの島に留まった。島の中心には[[ガラシリオン]]の実生である[[ケレボルン>ケレボルン(植物)]]の木が植えられた。

*** 中つ国との繋がり [#z0c5e1a1]

[[第一紀]]が終わった後は、[[中つ国]]から渡ってきた多数の[[ノルドール]]族、[[シンダール]]族がここに住んだ。[[第二紀]]には、この地のエルフは[[ヌーメノール]]まで航海し、[[ヌーメノール人]]と交易を行った。[[ケレボルン>ケレボルン(植物)]]の実生である[[ニムロス>ニムロス(植物)]]もこの頃ヌーメノールへ持ち込まれた。
ヌーメノールから目の聡い者が西方を望むと、[[人間]]には[[禁じられた>ヴァラールの禁]]エレッセアの港[[アヴァルローネ]]の白い塔が見えたという。

[[第三紀]]が終わった後に中つ国を離れた[[エルロンド]]や[[ガラドリエル]]も、この地に住んだといわれる。

** コメント [#Comment]

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