#author("2020-10-14T08:55:45+09:00","","")
* トム・ボンバディルの冒険 [#a0d6ffe2]
** 概要 [#d8b01a23]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|関連書籍|
|~カテゴリー|[[書籍・資料等]]|
|~スペル|The Adventures of Tom Bombadil|

** 解説 [#je067332]
** 解説 [#Explanation]

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1961年、[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]が叔母のジェーン・ニーブに「[[トム・ボンバディル]]を中心にした小さな本」を要望された結果、出版された本。「トム・ボンバディル 小舟に乗る」などはこの本のために作られたが、一部の詩はトールキンが1920~1930年代に書いたものを採録したものである。
『トム・ボンバディルの冒険』日本語版は[[農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集]]に収録されている。
1961年、[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]が叔母のジェーン・ニーヴに「[[トム・ボンバディル]]を中心にしたピーターラビットのような小さい本」を要望された結果、出版された本。「トム・ボンバディル 小舟に乗る」などはこの本のために作られたが、一部の詩はトールキンが1920~1930年代に書いたものを採録したものである。

日本語版は『[[農夫ジャイルズの冒険 トールキン小品集]]』に収録されている。

*** 内容 [#u44db8d5]

『トム・ボンバディルの冒険』には「[[赤表紙本]]の他の詩とともに」という副題が付けられており、あわせて16の詩が収録されている。
「まえがき」によると、'''本詩華集は、主としてホビット族のいわゆる「[[第三紀]]」の終りごろの、定住地[[ホビット庄]]の伝説や愉快なはなしと関連がある比較的古い作品から選んで編んだものである。'''とある。また詩の一部は、[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の物語などから影響を受けて[[ビルボ]]が改作したものであるらしい。
「[[赤表紙本]]の他の詩とともに」という副題が付けられており、あわせて16の[[詩・歌]]が収録されている。
「まえがき」によると、'''本詩華集は、主としてホビット族のいわゆる「[[第三紀]]」の終りごろの、定住地[[ホビット庄]]の伝説や愉快なはなしと関連がある比較的古い作品から選んで編んだものである'''とある。また詩の一部は、[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の物語などから影響を受けて[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]が改作したものであるらしい。

[[赤表紙本]]によると、1番と2番の詩は間違いなく、[[古森]]や[[トム・ボンバディル]]の存在に親しんでいた[[バックの里>バック郷]]で生まれたものであるが、1番の方がずっと古く、2番は[[フロド]]とその友人たちがボンバディルの家を訪れて以降に作られたものであるらしい。3番の詩は[[ビルボ]]が自分であみ出した脚韻で綴られており、彼が[[エルロンドの屋敷>「最後の憩」館]]にいた頃に朗誦していた自作の詩と密接な関連があるという。4番、11番、13番の詩は[[赤表紙本]]の欄外に走り書きされていたものの中から選んだという。5番の詩はビルボが、7番は[[サム]]が即興で作り、8番はサムのイニシャルが添えてあるが、'''ホビット族が気にっていたらしい滑稽な伝承動物譚を、サムが修正しただけなのかもしれない'''という。10番の詩はサムが『[[指輪物語]]』の中で、[[ホビット庄]]で古くから歌われていたものだと述べている。
14番の詩は'''「[[第一紀]]」末葉の英雄時代については、[[裂け谷]]、[[ヌメノール]]、妖精などの口承をもとにしている。'''といい、'''これは[[ドワーフ]]族トゥーリンとミムの[[ヌメノール]]説話の余韻を鳴りひびかせているように思われる。'''という。
15番の詩は収録されたものの中で一番成立が新しく、『[[指輪物語]]』の時代が終わった[[第四紀]]に属するもので、作品の最初のところに誰かが“フロドズ・ドリーミー”と書き添えており、フロド自身の作とはまず考えられないが、'''フロドの晩年、最後の三年間の三月と十月に訪れる暗い絶望的な悪夢を下敷きにしているとも思われるのである。'''という。
6番と最後の16番の詩は元は[[ゴンドール]]の南部[[ベルファラス]]地方の伝承であるらしく、[[ベルファラス湾]]や沿岸の[[ドル・アムロス]]の[[ティリス・イーアー]]の塔、ベルファラス湾に注ぐ七つの川(([[レフヌイ]]、[[モルソンド]]=[[キリル]]=[[リングロ]]、[[ギルライン>ギルライン(地名)]]=[[セルニ]]、大河[[アンドゥイン]]である))が登場する。また16番の詩の主人公の少女フィリエルの名は「死すべき運命の(人間の)女」を意味し、[[アラゴルン]]の祖先にあたる[[アルノール]]に嫁いだ[[ゴンドール]]の王女[[フィリエル]]とも同じ名であり、サムの娘[[エラノール]]の娘フィリエルの名はこの詩からとったものであろうという。
[[赤表紙本]]によると、1番と2番の詩は間違いなく、[[古森]]や[[トム・ボンバディル]]の存在に親しんでいた[[バック郷]]で生まれたものであるが、1番の方がずっと古く、2番は[[フロド>フロド・バギンズ]]とその友人たちがボンバディルの家を訪れて以降に作られたものであるらしい。3番の詩は[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]が自分であみ出した脚韻で綴られており、彼が[[エルロンドの屋敷>「最後の憩」館]]にいた頃に朗誦していた自作の詩と密接な関連があるという。4番、11番、13番の詩は[[赤表紙本]]の欄外に走り書きされていたものの中から選んだという。5番の詩はビルボが、7番は[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]が即興で作り、8番はサムのイニシャルが添えてあるが、'''ホビット族が気にいっていたらしい滑稽な伝承動物譚を、サムが修正しただけなのかもしれない'''という。10番の詩はサムが『[[指輪物語]]』の中で、[[ホビット庄]]で古くから歌われていたものだと述べている。
14番の詩は'''「[[第一紀]]」末葉の英雄時代については、[[裂け谷]]、[[ヌメノール]]、妖精などの口承をもとにしている'''といい、'''これは[[ドワーフ]]族トゥーリンとミムの[[ヌメノール]]説話の余韻を鳴りひびかせているように思われる'''という。
15番の詩は収録されたものの中で一番成立が新しく、『[[指輪物語]]』の時代が終わった[[第四紀]]に属するもので、作品の最初のところに誰かが“フロドス・ドリーミー”と書き添えており、フロド自身の作とはまず考えられないが、'''フロドの晩年、最後の三年間の三月と十月に訪れる暗い絶望的な悪夢を下敷きにしているとも思われるのである'''という。
6番と最後の16番の詩は元は[[ゴンドール]]の南部[[ベルファラス]]地方の伝承であるらしく、[[ベルファラス湾]]や沿岸の[[ドル・アムロス]]の[[ティリス・イーアー]]の塔、ベルファラス湾に注ぐ七つの川(([[レフヌイ]]、[[モルソンド]]=[[キリル]]=[[リングロ]]、[[ギルライン>ギルライン(地名)]]=[[セルニ]]、大河[[アンドゥイン]]である))が登場する。また16番の詩の中で[[エルフ]]たちが船出してゆく港は[[エゼルロンド]]であり、主人公の少女フィリエルの名は「死すべき運命の(人間の)女」を意味し、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]の祖先にあたる[[アルノール]]に嫁いだ[[ゴンドール]]の王女[[フィーリエル]]とも同じ名であり、サムの娘[[エラノール]]の娘フィリエルの名はこの詩からとったものであろうという。

***目次 [#b86d17ad]

+トム・ボンバディルの冒険
+トム・ボンバディル 小船に乗る
+さすらいの騎士
+小さな王女さま
+月に住む男 鈍重の巻
+[[月に住む男 鈍重の巻>月に住む男 鈍重の巻]]
+月に住む男 軽薄の巻
+岩屋の巨人
+[[岩屋の巨人]]
+巻貝のペリー坊や
+[[ミューリップ族>ミューリップ]]
+[[象>ムマキル]]
+[[象>じゅうの歌]]
+[[ファスティトカロン]]
+猫
+影の花嫁
+秘密の財宝
+海の鐘
+最後の船

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