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* トゥック一族 [#r2b7c72c]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Took Family((トゥック(Took)は、意味が忘れ去られた古いホビットの名前、Tûkの英語風表記。))|
|~異訳|トック家|
|~その他の呼び名|トゥック家、トゥックの衆、トゥック一党、トゥックの一党(Tooks)|
|~種族|[[ホビット]]|

** 解説 [#Explanation]

[[ホビット]]の豪族。[[ペレグリン・トゥック]]の属する家柄。
[[ファロハイド]]に起源を持ち、[[ホビット庄]]の中でも抜きん出た富と名声を維持してきた。一族の多くは[[トゥック郷]]に住み、同地にある[[大スミアル]]を本拠とする。[[アイスムブラス・トゥック一世]]以降の代々の家長は[[セイン]]職を務める。分家として[[北トゥック家]]がある。
冒険好きな変わり者を輩出する血筋としても知られており、その気質は内向的で平穏を好むホビット庄にあっては白眼視されることもあった。

[[指輪戦争]]までの間に名を残した者としては、“牛うなり”こと[[バンドブラス・トゥック]]、“トゥック翁”として知られる[[ゲロンティウス・トゥック]]、旅に出て戻らなかったという[[ヒルディフォンズ・トゥック]]、船乗りになったという[[アイゼンガー・トゥック]]などがいる。[[ビルボ・バギンズ]]も、母方にトゥックの血を受け継いでいるが故、冒険に飛び出す変わり者となったと言われている。

>現にトゥック一族はいまだに特別の敬意を受けていたが、それというのも、一族の数が多く、ずばぬけて富裕であり、代々風変わりな性質と冒険ずきな気質さえそなえた強い個性の持ち主を生み出す傾向があったからである。しかしそういう気質は、現在では一般に是認されているというより、(富裕な連中の間で)大目に見られているにすぎなかった。それにもかかわらず、この一族の長を指して「トゥック氏」と称し、もし必要なら、[[アイゼングリム二世>アイゼングリム・トゥック二世]]のごとく、その名前に数字をつけ加える習慣がいまだに続いていた。((『[[旅の仲間]]』「序章三 ホビット庄の社会秩序」))
>現にトゥック一族はいまだに特別の敬意を受けていたが、それというのも、一族の数が多く、ずばぬけて富裕であり、代々風変わりな性質と冒険ずきな気質さえそなえた強い個性の持ち主を生み出す傾向があったからである。しかしそういう気質は、現在では一般に是認されているというより、(富裕な連中の間で)大目に見られているにすぎなかった。それにもかかわらず、この一族の長を指して「トゥック氏」と称し、もし必要なら、[[アイゼングリム二世>アイゼングリム・トゥック二世]]のごとく、その名前に数字をつけ加える習慣がいまだに続いていた。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「序章三 ホビット庄の社会秩序」))

>トック家といえば、[[小山>お山]]から流れてくる小川(このあたりでは、ただ「[[流れ>川(ホビット庄)]]」と呼んでいます)の、川向こうに住むホビット仲間の本家でした。そして昔から、トック家の血筋には、だれか、妖精小人((原文"fairy"))(少しいじわるい人は[[ゴブリン]]小人だといいます)の家すじの者と結婚した人があったという、いい伝えがあります。そういえばたしかに、トック家には、まったくのホビット族らしくないところが残っていて、時おり、この一族のひとりが家をとび出して、冒険をしでかします。そういう変わり者たちは、こっそりとすがたをかくし、トック家の方でも口をぬぐって知らんかおをしました。((『[[ホビットの冒険]]』「思いがけないお客たち」))

>トゥックの向こう見ずが欲しいもんじゃ(じゃがほどほどにの、[[ペレグリン殿>ペレグリン・トゥック]])。((『[[終わらざりし物語]]』「エレボールへの遠征」 [[ガンダルフ]]の言葉))

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