* タルラングの地峡 [#g46bcde0]
** 概要 [#x3de536c]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Tarlang's Neck|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#o951faba]

[[第三紀]][[3019年(大いなる年)>大いなる年#year3019]]3月9日に、[[灰色の一行]]が[[死者の軍勢]]を引き連れて通り過ぎた場所。

『[[Guide to the Names in The Lord of the Rings]]』によると、[[白の山脈]]の主脈と南に突き出た支脈とを結ぶ、岩の長い背(a long ridge of rock)のこと。三つの峰からなる支脈は[[エレヒ]]の平野と[[ラメドン]]を隔てており、タルラングの地峡には両者を結ぶ登り道が存在する。
本来この岩の背の名前がタルラングだが、この名は後に個人名として解され、タルラングの地峡と呼ばれるようになった。

*** 巨人タルラング [#na5317ff]

『The Lord of the Rings: A Reader's Companion』には、この地名に関する現地の伝承が登場する。
『[[The Lord of the Rings: A Reader's Companion>The Lord of the Rings A Reader's Companion]]』には、この地名に関する現地の伝承が登場する。

遠い昔、海のそばに住む[[巨人]]たちは、[[人間]]が自分達の国へ入って来るのを防ぐために山脈を作った。その際、岩を頭に載せて運んでいたタルラング(Tarlang)(([[シンダール語]]で硬い首(stiff-neck)または固い道(tough passage)の意味。langは山の峠、地峡(isthmus)など、異なる場所を結ぶ通り道のこと。そこから転じて首のように物と物を結ぶ細い部分の意味もある))という巨人がつまづいて倒れ、首を折って死んだ。他の巨人たちは彼の遺体と運んでいた岩をそのまま山脈の一部にした。こうしてできた山脈が[[白の山脈]]であった。南に突き出た支脈のうち、タルラングの運んでいた岩が南側の峰クール・ビーン(Cûl Bîn)((シンダール語で小荷物(Little Load)の意味))と真ん中の峰クール・ヴェレグ(Cûl Veleg)((シンダール語で大荷物(Bigload)の意味))に、彼の頭は北側の峰ドル・タルラング(Dol Tarlang)((シンダール語でタルラングの頭(または丘)の意味))に、首はタルラングの地峡(Tarlang's Neck)((シンダール語表記ではアハド・タルラング(Achad Tarlang)となる))に、その他の体は主脈の一部となった。

** コメント [#t3b822a1]

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