#author("2017-11-07T02:05:31+09:00","","")
* タリオン [#d24b462e]
** 概要 [#z5d69ad9]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Talion|
|~その他の呼び名|墓を歩く者(Gravewalker)|
|~種族|[[人間]]|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]]|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|ヨーレス(Ioreth)|
|~子|ディアハイル(Dirhael)(息子)|

** 解説 [#mbace8bc]

|~俳優|Troy Baker|
|~日本語吹き替え|白川周作((吹き替えがあるのは『シャドウ・オブ・ウォー』のみ))|

[[ゲーム]]『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』の主人公。映画にも原作小説にも登場しないオリジナルのキャラクターだが、映画世界観上の人物となっている。

[[ケレブリンボール]]の幽鬼に憑依されたことで、何度殺されても蘇る。そのため''墓を歩く者''とも呼ばれる。[[野伏(レンジャー)>イシリアンの野伏]]としての剣術、隠密行動能力の他、ケレブリンボールの幽鬼の力を使った超人的な戦闘能力、[[オーク]]などの考えを読んだり意思を支配したりする力まで持つ。

武器として長剣のアーファエル(Urfael)、短剣のアチャーン(Acharn)(かつて息子が使っていた長剣が折れたもの)を使う。
ケレブリンボールの能力として弓のアズカル(Azkâr)を操るほか、『シャドウ・オブ・ウォー』ではさらにグレイブの[[アイグロス>アイグロス(武器)]]およびトゥラン(Túrann)という槌󠄀の幻影も扱う。

*** 『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』でのタリオン [#qdaa9542]
[[中つ国]][[第三紀]]、[[サウロン]]の[[モルドール]]帰還前、他の[[ゴンドール]]の野伏(レンジャー)と共に[[黒門]]で警備を行っていたタリオンは、家族や仲間と共に、歯の塔を仮の住まいにしていた。だがサウロンの軍の襲撃により、妻のヨーレス、息子のディアハイルと共に、“サウロンの黒の手”と呼ばれるサウロンの配下に殺されてしまう(映画『ホビット』の直後にあたる)。
だがタリオンは再び目覚め、モルドールの地にいた。常に彼のそばに現れるエルフの亡霊([[ケレブリンボール]])は、彼らは呪いによってアルダに捕らわれてしまったと語った。タリオンはケレブリンボールの力や、かつての仲間の力を借り、モルドールを攻撃。さらにケレブリンボールの幽鬼による恐怖の力で、モルドールの[[ウルク>ウルク=ハイ]]を徐々に支配し、モルドールに内乱を誘発させていった。最終的に[[ウドゥン]]と[[ヌアネン]]の軍団を掌握した後、“黒の手”を探しだし、これを倒す。

*** 『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』でのタリオン [#m0f39803]
ケレブリンボールはサウロンに対抗するため、[[サンマス・ナウア]]にて新たな[[力の指輪]]を作り上げる。それを手にしたタリオンは、まだゴンドールが確保していた[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]((原作設定と異なり、ミナス・イシル陥落は指輪戦争の数十年前という設定になっている))に攻撃が迫っていることを[[シェロブ]]より教えられる。ミナス・イシルの救援に向かったタリオンだが、結局、都市とこの都市が守っていた[[パランティア>パランティーア]]を[[魔王]]に奪われてしまった。
その後もタリオンは魔王や他の[[ナズグル>ナズグール]]を追い、囚われたミナス・イシルの捕虜を救出するなど、戦いを続けた。また、新たな指輪の力でウルクや[[オログ>オログ=ハイ]]を支配しながら、&ruby(みょうおう){明王};としてケレブリンボールと共にモルドールの各地にある砦を占領していった。
だが、サウロンとの戦い方を巡ってなどで、タリオンは次第にケレブリンボールと対立。やがてケレブリンボールは、[[ガラドリエル]]の懐刀と言われるエルタリエル(Eltariel)に指輪を渡して去ってしまった。これによりタリオンは蘇生能力を失い、死にかけるが、自分が直前に倒していたナズグルのひとり、[[イシルドゥア]]が持っていた[[九つの指輪]]の内の一つを手にして、再び不死の力を手に入れる。九つの指輪を手にした人間は次第にナズグルとなる運命だが、タリオンはそれに抗い続け、薄れ行く記憶の中で数十年に渡って戦い、モルドールを''影の戦争''と呼ばれる混乱に陥れた。
しかし最後には九つの指輪の力に屈し、ナズグルの一人と化した。ナズグルとなったタリオンは、[[一つの指輪]]を手に入れるため[[ホビット庄]]へと向かい、また[[指輪戦争]]でも魔王の配下として戦った。
[[指輪戦争]]の終盤、[[黒門の戦い]]の最中、[[フロド>フロド・バギンズ]]らによって一つの指輪が破壊され、サウロンとその配下に破滅がもたらされた時、ようやくタリオンは解放され、安息の死を得た。

***指輪戦争への影響 [#vf047c1f]

タリオンがモルドールに引き起こした一連の内紛は、サウロンによる勢力の再建を大幅に遅らせた。その結果、ゴンドールはミナス・イシルを失った痛手から立ち直り、自由の民は来るべき戦争に向けて備えることができた。さらに、それがサウロンを滅ぼすための切り札である[[一つの指輪]]の発見や、[[イシルドゥアの世継ぎ>アラゴルン二世]]が成長するまでの時間的猶予を与えた。

***出典 [#z5ca78d2]

-『[[シャドウ・オブ・モルドール]]』
-『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』

** コメント [#eb5044e1]

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