#author("2017-03-12T20:14:27+09:00","","")
#author("2022-09-10T20:43:09+09:00;2019-11-02T04:40:47+09:00","","")
-ベレリアンドにあった恐怖の山脈については、[[エレド・ゴルゴロス]]を参照してください。
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* ゴルゴロス [#zf3947ac]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Gorgoroth|
|~その他の呼び名|ゴルゴロス高原(Plateau of Gorgoroth)|

** 解説 [#Explanation]

「恐怖」の意。[[モルドール]]北部、[[ヌアン]]の北に広がる土地。そのただ中から[[オロドルイン(滅びの山)>滅びの山]]が聳える。
大部分は滅びの山の噴煙に覆われた不毛の地だが、鉱山や鍛冶場が設けられており、軍勢の野営地も数多く存在する。
[[シンダリン]]で「恐怖」の意。[[モルドール]]北西部に広がる平原。そのただ中には[[滅びの山]]が、そこから東にある[[灰の山脈(エレド・リスイ)>エレド・リスイ]]の支脈には[[バラド=ドゥール]]が聳える。
大部分は滅びの山の噴煙に覆われた不毛の地だが、鉱山や鍛冶場が設けられており、軍勢の[[野営地>野営地(モルドール)]]も数多く存在する。

>しかし荒涼としたゴルゴロスの高地にはまだ僅かに灰色の光が訪れたにすぎません。そこでは煙が地を匍って窪地にひそみ、地表の割れ目からはガスがもれていました。 …… &br;[[フロド]]と[[サム]]は嫌悪と驚異の念のこもごもまざり合った思いで、この忌むべき地をつくづく眺め渡しました。二人のいるところと[[煙をあげている山>滅びの山]]との間、またその山の南北にわたるあたり、すべてが荒廃して死んでいるように見え、焼かれて息の根の止まった砂漠になっていました。 …… 二人の目のとどく限り、[[モルガイ]]の山並みの麓からずっと南の方にかけて、野営地が続いていました。テントのもあれば、小さな町のように家並みが並んだのもあります。((『[[王の帰還]] 下』「二 影の国」))
>いくらか明るくなるにつれて、[[かれ>サムワイズ・ギャムジー]]は遠くから見てただだだっ広い単調な平地と見えたものが、実はでこぼこした高低のある土地であることを知って驚きました。まったくのところ、ゴルゴロスの高地の地表はいたるところあばたのようにぽつぽつと大きな穴があいていました。まるでまだ一面のやわらかい泥土であった頃、太矢や巨大な&ruby(いしつぶて){石礫};を&ruby(あめあられ){雨霰};と浴びせられたかのようでした。これらの穴の中でも特に大きなものは周囲をきれぎれに隆起した岩でふちどられ、幅広い&ruby(きれつ){罅裂};がそこから四方八方に伸びていました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「滅びの山」))

>いくらか明るくなるにつれて、[[かれ>サムワイズ・ギャムジー]]は遠くから見てただだだっ広い単調な平地と見えたものが、実はでこぼこした高低のある土地であることを知って驚きました。まったくのところ、ゴルゴロスの高地の地表はいたるところあばたのようにぽつぽつと大きな穴があいていました。まるでまだ一面のやわらかい泥土であった頃、太矢や巨大な石礫を雨霰と浴びせられたかのようでした。これらの穴の中でも特に大きなものは周囲をきれぎれに隆起した岩でふちどられ、幅広い罅裂がそこから四方八方に伸びていました。((『王の帰還 下』「三 滅びの山」))

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