#author("2017-03-15T17:34:48+09:00","","")
* グロンド [#s0be8933]
** 概要 [#Summary]
#author("2018-08-11T23:01:43+09:00","","")
* グロンド [#l26d5a4a]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Grond|
|~その他の呼び名|冥界の槌、地下世界の鉄槌(Hammer of the Underworld)|
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** 解説 [#Explanation]
|項目名|スペル|概要|h
|~[[グロンド(武器)]]|Grond|第一紀にモルゴスが用いた鉄槌|
|~[[グロンド(破城槌)]]|Grond|第三紀にモルドール軍が用いた破城槌|

[[第一紀]]、[[モルゴス]]が[[フィンゴルフィン]]との一騎打ちで使用した大鉄杖(great mace)の名。

>モルゴスは、地下世界の鉄槌グロンドを高々と振り上げ、雷光の如く打ち下ろした。フィンゴルフィンはひらりと身を躱し、グロンドは大地を劈いて大きな穴をあけた。そしてそこから煙と火が発した。((『[[シルマリルの物語]]』「ベレリアンドの滅亡とフィンゴルフィンの死のこと」))

またそれに由来し、[[第三紀]]の[[ペレンノール野の合戦]]において、[[モルドール]]軍が[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]攻城に使用した破城槌に付けられた名。

>大きな機械仕掛けが原っぱをのろのろと進んできました。その真ん中には巨大な破城槌がありました。長さが百フィートもある森の木ほど大きな槌が、強い鎖で下げられ揺れ動いていました。これはモルドールの暗い鍛冶工場の炉で長い間かかって鍛えられ、黒い鋼を鋳てこしらえたその見るも恐ろしい頭部は貪欲な[[狼]]に似せた形をしていました。かれらはこれを遠つ代の冥界の槌を記念して、グロンドと名づけていました。大きな獣たちがこれを引き、[[オーク]]たちが取り巻き、背後にはこれを操作する[[山のトロル>トロル]]たちが歩いてきました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]]』「ゴンドールの包囲」))

破城槌グロンドは、ミナス・ティリス防壁の要である大門を突破するために使用された。大門は非常に堅固だったが、グロンドの威力におそらく[[魔王]]の呪文の力が加わったことで最後には破砕され、魔王はミナス・ティリスへの入城を果たした。

*** 画像 [#n710c910]

&ref(モルゴス/johnhowe FinglofinsChallenge.jpg,,30%,ジョン・ハウ作画によるフィンゴルフィンと戦うモルゴス); 

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

原作の描写にある、グロンドを引く「大きな獣」が、オリジナルのクリーチャーとしてデザインされている。
一方でグロンドを使うとき、魔王が呪力を加えるような描写はない。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』におけるグロンド [#LorRO]

&ref(ScreenShot00379.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、オスギリアスに配置されたグロンド); &ref(ScreenShot00764.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、ペレンノール野合戦でのグロンド);

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)