* グウィンドール [#c7fd5fb2]
** 概要 [#wa48441a]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Gwindor|
|~その他の呼び名||
|~種族|[[エルフ]]|
|~性別|男|
|~生没年||
|~親|[[グイリン]](父)|
|~兄弟|[[ゲルミア>ゲルミア(グイリンの息子)]]|
|~配偶者||
|~子||

** 解説 [#j1ee0927]

[[ナルゴスロンド]]の[[エルフ]]の貴族。[[グイリン]]の息子、[[ゲルミア>ゲルミア(グイリンの息子)]]の兄弟。
[[ダゴール・ブラゴルラハ]]でゲルミアを失ったことを哀しむ。そのため[[オロドレス>オロドレス(フィナルフィンの息子)]]の意に反して、ナルゴスロンドの少数の[[エルフ]]を率い、[[ニアナイス・アルノイディアド]]に参戦する。
そのさなか、[[フィンゴン]]の軍をおびき出そうとした[[モルゴス]]軍は、捕虜にしていたゲルミアを連れ出し、手足、首を切断して惨殺した。これを見て激怒したグウィンドールは誘いに乗って、[[アングバンド]]の城門まで一気に進撃してしまう。彼は城門の兵士を薙ぎ倒したが、結局モルゴスの軍に捕らえられる事になった。

その後グウィンドールは、モルゴスの北方の鉱山で奴隷として働かせられていた。過酷な労働によって、グウィンドールは人間の老人と見間違うくらいにやつれたが、やがて脱走に成功、そこを[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]に助けられる。それからグウィンドールはベレグと行動を共にして、[[トゥーリン]]を救出した。ところがトゥーリンがベレグを誤って殺してしまうと、グウィンドールは[[エイセル・イヴリン]]の水でトゥーリンを癒し、それからトゥーリンを連れてナルゴスロンドに戻った。

その地でグウィンドールは、恋人だった[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(オロドレスの娘)]]に再会する。ところがやがてフィンドゥイラスの心は、トゥーリンの方に向かってしまった。またグウィンドールの意に反して、トゥーリンの影響によりナルゴスロンドの軍勢は表だって戦いに出て行くようになり、ナルゴスロンドは秘密の都市でではなくなった。
その結果[[グラウルング]]らモルゴス軍によってナルゴスロンドは攻撃され、グウィンドールも[[トゥムハラド]]の合戦で負傷する。彼はトゥーリンによって救出されたが、フィンドゥイラスのみがトゥーリンを凶運の運命から救うことができると予言し、彼女を助けるようトゥーリンに頼んで息絶えた。だが結局トゥーリンはフィンドゥイラスを救うことに失敗し、グウィンドールの予言通り、トゥーリンは凶運によって身を滅ぼすことになった。

** コメント [#v940ffd0]

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