#author("2024-01-15T22:42:05+09:00;2023-10-05T12:29:18+09:00","","")
* クズドゥル [#ha027520]
** 概要 [#rad0bc76]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|言語|
|~カテゴリー|[[言語]]|
|~スペル|Khuzdul|
|~その他の呼び名|ドワーフ語(Dwarvish)|

** 解説 [#r34f4782]
** 解説 [#Explanation]

[[ドワーフ]]独自の言語。[[アウレ]]がドワーフのために作った言語といわれている。
最初[[エルフ]]とドワーフが[[ベレリアンド]]で出会ったとき、エルフの耳にはこの言葉の響きは不快に聞こえた。一方ドワーフはすぐにエルフの言葉を習得し、彼らと話すときにはエルフの言葉を使った。
以後ドワーフは、他の種族の者にはこの言葉を教えず、自らの種族の秘密とした。[[人間]]に知られている[[ドワーフ]]の名前([[ギムリ]]や[[グローイン]]など)は、全てドワーフによる「[[人間]]風の」名前であり、ドワーフ語よる本名は秘密とされ、墓石にも刻まれなかった。
クズドゥルは『[[指輪物語]]』作中にもほとんど登場しておらず、'''「バルク カザド! カザド アイ=メヌ!([[ドワーフ]]の斧だ! [[ドワーフ]]が汝らを討つぞ!」'''というような戦いのかけ声の言葉と、[[カザド=ドゥーム]]、[[ケレド=ザラム]]などの地名で僅かに出ているのみである。'''「バルク カザド! カザド アイ=メヌ!(Baruk Khazâd! Khazâd ai-mênu!)」'''の言葉は、戦いの場で何度も使われているため、他の種族にもよく知られている。
[[上古]]に[[エルフ]]とドワーフが[[ベレリアンド]]で出会ったとき、エルフの耳にクズドゥルの響きは不快に聞こえた。一方ドワーフはすぐに[[エルフ語]]を習得し、エルフと話すときにはエルフ語を使った。
以後ドワーフは、他の種族の者にはクズドゥルを教えず、自らの種族の秘密とした。作中に登場するドワーフの名前の多く([[ギムリ]]や[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]など)は[[谷間の国]]の言葉で名乗った「[[人間]]風の」名前である。ドワーフはクズドゥルでの本名を秘密とし、墓石にも刻まなかった。

>「……わしはまた[[ギムリ]]に頼んで、ドワーフたちがだれにも教えぬドワーフ語の秘密の合言葉を教えてもらわなくてもすむと思う。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』[[モリア]]の扉の合言葉を考えている時の[[ガンダルフ]]の言葉))
クズドゥルは作中にもほとんど登場していない。わずかに'''バルク カザード! カザード アイ=メーヌ!(ドワーフの斧だ! ドワーフが汝らを討つぞ!'''というような戦いのかけ声の言葉と、[[カザド=ドゥーム]]、[[ケレド=ザーラム]]などの地名として出ているのみである。'''バルク カザード! カザード アイ=メーヌ!(Baruk Khazâd! Khazâd ai-mênu!)'''の言葉は、戦いの場で何度も使われているため、他の種族にもよく知られている。

[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]は、アイスランド語を元にしてこの言葉を作った。
*** 単語一覧 [#words]

** コメント [#a61b2bc0]
:[[カザード>ドワーフ]] (Khazâd)|ドワーフという種族の自称。
:[[カザド=ドゥーム>モリア]] (Khazad-dûm)|「ドワーフの館」の意。
:[[マザルブル>マザルブルの間]] (Mazarbul)|「記録の」の意。
:[[アザヌルビザール>ナンドゥヒリオン]] (Azanulbizar)|ナンドゥヒリオン(おぼろ谷)のクズドゥル名。
:[[ケレド=ザーラム]] (Kheled-zâram)|鏡の湖のクズドゥル名。
:[[キビル=ナーラ>銀筋川]] (Kibil-nâla)|ケレブラント(銀筋川)のクズドゥル名。
:[[バラジンバル>カラズラス]] (Barazinbar)|カラズラス(赤角山)のクズドゥル名。
:[[ブンドゥシャスール>ファヌイゾル]] (Bundushathûr)|ファヌイゾル(雲乗山)のクズドゥル名。
:[[ジラクジギル>ケレブディル]] (Zirakzigil)|ケレブディル(銀枝山)のクズドゥル名。
:[[ガビルガソル>ベレグオスト]] (Gabilgathol)|ベレグオストのクズドゥル名。
:[[トゥムンザハール>ノグロド]] (Tumunzahar)|ノグロドのクズドゥル名。
:ヌルッキズディーン (Nulukkizdîn)|[[ナルゴスロンド]]が築かれた洞窟の名。綴りは『[[シルマリルの物語]]』のものだが、『[[The War of the Jewels>The History of Middle-earth/The War of the Jewels]]』によるとこれは誤表記で、正しくはNuluk''kh''izdîn。
:[[シャルブフンド>アモン・ルーズ]] (Sharbhund)|アモン・ルーズの元々の名。
:[[サルクーン>ガンダルフ]] (Tharkûn)|「杖持つ人」の意。
:[[マハル>アウレ]] (Mahal)|[[ヴァラ]]のアウレをドワーフ達が呼んだ名。
:フェラク=グンドゥ (felak-gundu)|「洞窟を切り拓く者」の意。[[フェラグンド>フィンロド]]の語源となった語。
:[[グンダバド]] (Gundabad)|『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』でクズドゥルが由来の名とされているが、意味は不明。
:Sigin-tarâg(シギン=タラーグ)|『The Peoples of Middle-earth』によると、[[長鬚族]]のクズドゥル名。

- '''「ケレド=ザラムの水は暗く、キビル=ナーラの泉は冷たい。そして山の下の強大な王たちの没落する日まで、上古の世のカザド=ドゥームの柱立ち並ぶ数々の広間のなんとみごとであったことでしょう」'''byガラドリエル。
このシーンで奥方が敢えてクズドゥルを使用したことは、ギムリが奥方ファンになるに当たっての決定打だったことでしょう。 -- カイト
- シルマリルリオン読んでいると「最初はドワーフの言葉を使って話そうとしたけどエルフの反応が悪い(エルフには聞き慣れず耳障り)のでさっさとエルフの言葉を覚えて使った」ようなあたりがあるので、その当時は秘密じゃなかったんでしょうか。 --  &new{2007-07-24 (火) 16:58:19};
*** 備考 [#bbf29284]

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