* クズドゥル [#ha027520]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[言語]]|
|~スペル|Khuzdul|
|~その他の呼び名|ドワーフ語(Dwarvish)|

** 解説 [#Explanation]

[[ドワーフ]]独自の言語。[[アウレ]]がドワーフのために作った言語といわれている。
最初[[エルフ]]とドワーフが[[ベレリアンド]]で出会ったとき、エルフの耳にはこの言葉の響きは不快に聞こえた。一方ドワーフはすぐにエルフの言葉を習得し、彼らと話すときにはエルフの言葉を使った。
以後ドワーフは、他の種族の者にはクズドゥルを教えず、自らの種族の秘密とした。[[人間]]に知られているドワーフの名前([[ギムリ]]や[[グローイン]]など)は、全てドワーフによる「[[人間]]風の」名前であり、ドワーフ語での本名は秘密とされ、墓石にも刻まれなかった。

クズドゥルは『[[指輪物語]]』作中にもほとんど登場していない。わずかに'''バルク カザド! カザド アイ=メヌ!(ドワーフの斧だ! ドワーフが汝らを討つぞ!'''というような戦いのかけ声の言葉と、[[カザド=ドゥーム]]、[[ケレド=ザラム]]などの地名として出ているのみである。'''バルク カザド! カザド アイ=メヌ!(Baruk Khazâd! Khazâd ai-mênu!)'''の言葉は、戦いの場で何度も使われているため、他の種族にもよく知られている。

*** 単語一覧 [#words]

-''[[カザード>ドワーフ]]''(''Khazâd'')
ドワーフが自分達を指して呼んだ語。
-''[[カザド=ドゥーム]]''(''Khazad-dûm'')
「ドワーフの館」の意。
-''[[マザルブル>マザルブルの間]]''(''Mazarbul'')
「記録の間」の意。
-''[[アザヌルビザール]]''(''Azanulbizar'')
「おぼろ谷」の意。
-''[[ケレド=ザラム]]''(''Kheled-zâram'')
「鏡の湖」の意。
-''[[キビル=ナーラ]]''(''Kibil-nala'')
[[銀筋川]]の水源の名。
-''[[バラジンバル]]''(''Barazinbar'')
カラズラス(赤角山)を指すクズドゥル。
-''[[ブンドゥシャスゥル>ファヌイゾル]]''(''Bundushathûr'')
ファヌイゾル(雲乗山)を指すクズドゥル。
-''[[ジラクジギル]]''(''Zirakzigil'')
ケレブディル(銀枝山)を指すクズドゥル。
-''[[ガビルガソル]]''(''Gabilgathol'')
「大要塞」の意。
-''[[サルクーン>ガンダルフ]]''(''Tharkûn'')
「杖持つ人」の意。
-''[[マハル>アウレ]]''(''Mahal'')
[[ヴァラ]]のアウレをドワーフ達が呼んだ名。

*** 備考 [#bbf29284]

[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]は、古アイスランド語を元にしてこの言葉を作った。

** コメント [#Comment]

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