#author("2022-09-10T20:43:09+09:00;2020-10-25T14:33:35+09:00","","")
-アラゴルン二世の母ギルライン(Gilraen)については、[[ギルライン]]を参照してください。
#author("2024-01-20T14:02:59+09:00;2020-10-25T14:33:35+09:00","","")
-アラゴルン二世の母ギルラエン(Gilraen)については、[[ギルラエン]]を参照してください。
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* ギルライン [#i39c668b]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Gilrain|

** 解説 [#Explanation]

[[ゴンドール]]の[[レベンニン]]を流れる川で、[[エシル・アンドゥイン]]の西で[[ベルファラス湾]]に注ぐ。河口には[[リンヒア]]の港がある。
[[ゴンドール]]の[[レベンニン]]を流れる川で、[[エシル・アンドゥイン]]の西で[[ベルファラス湾]]に注ぐ。河口には[[リンヒル]]の港がある。


[[シンダリン]]のgil(輝き、星)とran(放浪する、さまよう、道なき道を行く)の要素からなる。 [[終わらざりし物語]]((二部◆第二紀 IV ガラドリエルとケレボルンの歴史 およびローリエンの王アムロスのこと アムロスとニムロデル)) では以下のように流れの様子と名の由来が描写されている。

rainはおそらく、語幹ran-「放浪する、さまよう、道なき道を行く」(ミスランディル[Mithrandir]、あるいは月を示すラーナ[Rána]などにあるように)から来たものと思われる。

その地域の他の川と同様に、急流となって山々を下ってくる。しかしギルラインを[[ケロス]]川と隔てる[[白の山脈(エレド・ニムライス)>エレド・ニムライス]]の断層のところまでくると、川は広く浅い窪地へと流れ込む。その場所で川はしばし曲折を繰り返しながら流れてゆき、分水嶺の手前で、南端に小さな湖(small mere)を作ったあと、再び急流となって[[セルニ]]川と合流((合流後ベルファラス湾に流れ込む川の名は、終わらざりし物語用語集の説明では、ギルラインともセルニともとれる。))する。
その地域の他の川と同様に、急流となって山々を下ってくる。しかしギルラエンを[[ケロス]]川と隔てる[[白の山脈(エレド・ニムライス)>エレド・ニムライス]]の断層のところまでくると、川は広く浅い窪地へと流れ込む。その場所で川はしばし曲折を繰り返しながら流れてゆき、分水嶺の手前で、南端に小さな湖(small mere)を作ったあと、再び急流となって[[セルニ]]川と合流((合流後ベルファラス湾に流れ込む川の名は、終わらざりし物語用語集の説明では、ギルラエンともセルニともとれる。))する。

[[ニムロデル]]が[[ローリエン>ロスローリエン]]を逃れたとき、彼女は海を求めて白の山脈(エレド・ニムライス)で道に迷い、そしてついに(どの道や山路を通ったのかは語られていない)ローリエンの[[彼女の流れ>ニムロデル(地名)]]を思い出させる川にたどり着いたといわれる。彼女の心は安らいで、湖の傍らに座って薄暗い水面にきらめく星々を眺め、再び海への旅に向かう水のつぶやきに、耳を傾けていた。その地で、疲れた彼女は深い眠りに落ち、あまりに長く眠ったため、[[アムロス]]の船が海に吹きさらわれる前にベルファラス湾に来ることができず、アムロスはベルファラス湾に泳ぎ戻ろうとして行方知れずになった。この伝説は[[ドル=エン=エアニル]](公子の国)ではよく知られている。この地の名は間違いなく、それをしのんでつけられたものだろう。

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