* オーク [#ufe6bdf9]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Orc(([[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]の造語で、『ベーオウルフ』に登場する「怪物、魔物」を意味する[[古英語]]のorc-nass、orc=pyrsから取られた。))|
|~その他の呼び名|[[ゴブリン]]、オルフ(orch)((複数形イルフ(yrch) ))、ブラルム(burárum)、ゴルグン(gorgûn)|

** 解説 [#Explanation]

[[星々の時代]]、自分の奴隷とするために、[[メルコール(モルゴス)>モルゴス]]が捕らえた[[エルフ]]を堕落させて作った存在であるとも、エルフや[[人間]]を真似て作り上げた存在であるとも言われる。
以来オークは[[イルーヴァタール]]の子ら([[エルフ]]と[[人間]])の醜いまがい、[[冥王]]の主だった下僕として、[[自由の民]]のもっとも忌まわしい敵となった。
以来オークは[[イルーヴァタールの子ら]]([[エルフ]]と[[人間]])の醜いまがい、[[冥王]]の主だった下僕として、[[自由の民]]のもっとも忌まわしい敵となった。

([[追補編]]によると)オークという言葉は[[ローハン語]]が語源であり、そのまま[[西方語]]の言葉として使われるようになった。[[シンダール語]]ではオルフ(複数形イルフ)と呼ばれる。[[エント]]にはブラルムと呼ばれ、[[ドルーエダイン(ウォーゼ)>ドルーエダイン]]にはゴルグンと呼ばれている。[[暗黒語]]では[[ウルク]]と呼ばれるが、この語は主に[[第三紀]]に現れた大型の兵隊オークを指す。

オークに相当する英語は[[ゴブリン]]と思われるが、本当に適切なものではない。

** 特徴 [#ce212b85]

:外見|~([[人間]]から見ると)醜い外見。だが比較的[[人間]]に似ている。一般的に体格は人間や[[エルフ]]に比べて劣っているととれる節があるが、[[モルドール]]の[[黒ウルク>ウルク=ハイ]]や[[アイゼンガルド]]の[[半オーク]]など、人間やエルフと比べて遜色のない大柄なオークもいる([[ウルク=ハイ]])。
:能力|~知識は高くなくても知能は決して低くはない。実用主義の武具や道具、戦争のためのからくり機械などを作ったり考案したりすることができ、それで武装する。奸智を働かせて相手の裏をかくこともできる。しかし意志の力は弱いため、不利な状況や相手の覇気に気圧されると恐慌状態に陥ることが多い。
寿命はあるようだが、暴力的な生涯のために全うすることは滅多にない。持久力は高いが、[[太陽]]の光を忌み、その下では混乱して力を失う。ただし[[ウルク=ハイ]]は太陽への耐性を持つ。
:文明・文化|~好戦的で、しょっちゅう争いに身を置いており、農耕や狩猟より略奪を好む。戦争のための道具やからくり機械の類は、オークの発明と言われている。だが、基本的には独自の文化を持つというより、他種族の道具や[[言語]]をオーク流に捻じ曲げて用いることが多い。
オークのみでは大きな国家というものは作らず、部族単位で力によって支配された集団を作るが、[[冥王]]の意志の下に隷属しているため、その下では統制された大集団を作る。
:住居|~洞窟などに住むことが多い。[[ドワーフ]]の住居を奪って住み着くこともある。
:歴史|~[[星々の時代]]、目覚めた[[エルフ]]の存在を察知した[[メルコール(モルゴス)>モルゴス]]が、[[ウトゥムノ]]の地下牢深くで生み出したと言われている。
オークの存在がエルフ達に初めて知られたのは[[太陽]]の[[第一紀]]にモルゴスが[[中つ国]]に帰還してからで、[[アングバンド]]に君臨するモルゴスの主要な手勢として[[ベレリアンド]]のエルフの諸侯や[[人間(エダイン)>エダイン]]達と戦った。モルゴスが滅ぼされた[[怒りの戦い]]では、[[ヴァリノール]]の軍勢にほとんどが滅ぼされたが、少数が遁れて生き残った。
[[第二紀]]以降は、モルゴスの跡を継いだ[[サウロン]]に支配され、その下で再び数を増やしたが、サウロンが[[最後の同盟]]に敗北すると小さな集団ごとにばらばらになる。だが[[第三紀]]にサウロンが蘇ると、再び彼の意志の下で働くようになった。
[[モルドール]]より送り込まれたオーク達は、廃墟となっていた[[モリア]]を占拠し、また[[霧ふり山脈]]の山道沿いにいくつも拠点を設けて、[[ロヴァニオン]]と[[エリアドール]]の通行を妨げた。それらの拠点は2793年から97年にかけての[[ドワーフとの戦争>ドワーフとオークの戦争]]によってほとんどが滅ぼされた。さらに2941年の[[五軍の合戦]]によって、北方に残っていたオークの大部分も殲滅される。
しかし[[指輪戦争]]の頃には、モルドールに戻ったサウロンの支配の下で勢いを盛り返しつつあった。だが一部は[[サルマン]]に取り込まれた。
:氏族|~[[ウルク=ハイ]](ウルク)は、[[第三紀]]に[[アイゼンガルド]]や[[モルドール]]より現れた、オークを強化した種族であり、大柄で日光への耐性を持つ。アイゼンガルドの者は特に[[半オーク]]と呼ばれることがある。また小型のオークは、特にウルクより[[スナガ]](奴隷)と呼ばれていた。
:言語|~[[オーク語]]は他種族の言葉をオークが借用して捻じ曲げたものであり、部族ごとの方言が酷かった。そのため[[第三紀]]には、オークは部族間の意思疎通のために崩れた[[西方語]]を用いた。
[[暗黒語]]は[[サウロン]]がオークをはじめとした配下らの共通語となるように考案したものだが、結局は成功せず、いくつかの語彙などが[[オーク語]]の中に取り込まれるにとどまった。
:偏見|~[[エルフ]]を憎み、極度に恐れる。他の種族の全て(あるいは自分の種族も)を憎み、主人である[[冥王]]も憎んでいるが、その力に抗うことができないため、恐れながら付き従う。[[アイゼンガルド]]のオークは[[サルマン]]に従属している。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

モリアのオーク、アイゼンガルドのオーク、モルドールのオークはそれぞれ異なるコンセプトの元に、姿が異なるようデザインされている。

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** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

原作では[[ゴブリン]]の言葉が使われていたが、映画では[[グンダバド]]のオークとして[[アゾグ]]とその配下が登場。[[ゴブリン町]]の[[ゴブリン]]とは、デザインなどでも差別化が図られている。

一分のシーンを除き、会話には一貫してオーク語を使っている。

** コメント [#Comment]

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