* オルクリスト [#qf8db8cd]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Orcrist|
|~その他の呼び名|ゴブリン退治(Goblin-cleaver)、かみつき丸(Biter)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で''ゴブリン退治''の意((直訳すれば「オークを切るもの」(Orc-cleaver)。リス(ris)は[[シンダール語]]で「裂く」(cleave)の意))。『[[ホビットの冒険]]』において[[トーリン二世]]が手に入れた[[エルフ]]の名剣。
柄には宝石があしらわれ、美しい鞘に納められた刃は[[オーク]]([[ゴブリン]])が近くにいると青白く輝いて警告を発する。[[ガンダルフ]]の[[グラムドリング]]と対になっている。

[[エレボール]]への遠征途上、[[トーリンの一行>トーリンとその仲間]]が[[トロルの森]]で[[トロル]]の岩屋を調べた際、貯蔵品の中から[[グラムドリング]]、[[つらぬき丸]]と共に発見された。そこでトーリンが自らの剣として選び出し、身に帯びるようになった。
[[裂け谷]]で剣を鑑定した[[エルロンド]]は、[[ルーン文字>キアス]]で刻まれていたオルクリストの名を「ゴブリン退治」と訳した。
[[ゴブリン町]]の[[ゴブリン]]には、かつての[[ゴブリン戦争>宝玉戦争]]で大勢のゴブリンを屠った剣として知られていた。彼らはこの剣を''かみつき丸''と呼び、その所持者を含めて強く憎んでいた。

トーリンが[[闇の森]]の[[エルフ]]に捕らわれた時、この剣は取り上げられたが、[[五軍の合戦]]の後、[[エルフ王(スランドゥイル)>スランドゥイル]]によってトーリンの墓所((『[[ホビットの冒険]]』ではトーリンの墓の上、『[[指輪物語]]』ではトーリンの胸の上と表現されている))に安置された。それ以降、オークが近づくと剣が警告を発するため、[[山の下の王国>エレボール#kingdom]]は敵に奇襲されることがなくなったという。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]
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『思いがけない冒険』で原作と同様、入手の経緯が描かれている。
映画における[[グラムドリング]]の設定と同じく、オークが近くにいても光らない。

[[ゴンドリン]]において、[[エクセリオン]]が使っていた剣という設定でデザインされている(([[The Hobbit Swords - The Making or Orcrist:http://www.wetanz.com/the-making-of-orcrist/]]))。柄は[[龍]]の牙が使われているという設定もあり、その由来に合わせた[[シンダール語]]の銘が[[ルーン文字>キアス]]で鍔と刀身と鞘に彫られている。

>Orkhrist
nagol elüg
hürn o gorw ithluig / ui ni madweg a suig

『竜に奪われた王国』では、[[闇の森]]にてトーリンから[[レゴラス]]が取り上げた後、レゴラスが[[湖の町>エスガロス]]で[[ボルグ]]と戦うときに使っているのが確認できる。
『決戦のゆくえ』でも、ボルグと戦うのにレゴラスが使っていたが、トーリンを襲おうとしていたオークに対し、レゴラスはオルクリストを投げつけて助ける。短剣以外の武器を失っていたトーリンは、このオルクリストを手にとって[[アゾグ]]と戦っている。

** コメント [#Comment]

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