* エント [#ve7b9b97]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|種族|
|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Ent|
|~その他の呼び名|木の牧者(Shepherds of the trees)、オノドリム(Onodrim)((単数形オノド(Onod) ))、エニド(Enyd)|

** 解説 [#Explanation]

樹木の精霊のような存在。木の牧者。エントとは[[ロヒアリム]]の言葉で([[巨人]]を意味する[[古英語]])、[[シンダール語]]ではオノドリム(単数形オノド)或いはエニドと呼ばれる。
[[ヴァリエア]]の[[ヤヴァンナ]]が、樹木を保護する者として願ったことから生まれた存在。

** 特徴 [#ic800cd6]

:外見|~外見上はほとんど木のように見えるが、顔と手足があり、話すこと、歩くことができる。木に多くの種類があるように、エントも多くの外見を持つ。
:能力|~力は非常に強力で、指の力や、あるいは声だけで岩を砕くことができる。生命力も高く毒も効かない。寿命は存在せず簡単に死ぬことはないが、エントと[[エント女]]が離れ離れになって新たなエント([[エントっ子]])が生まれなくなったため、[[中つ国]]においてその存在はどんどん少なくなっていった。
:文明・文化|~多くの知識を蓄えているが、文明というものはほとんど持たない。
:住居|~一人のエントは幾つかの[[エント小屋]]というものをもっており、そこに(立って)寝る。小屋といっても洞窟のようなものに過ぎず、石のテーブルがある程度。またエント小屋には[[エント水]]が湧き出ており、エントはそれを飲むことによって活力を得る。
:歴史|~[[太陽]]の[[第一紀]](あるいはそれ以前)から[[中つ国]]にいたことは確かだが、彼らが歴史上に現れることはほとんど無かった。[[第一紀]]、エントの森に迷い込んだ、[[ドリアス]]を襲撃した[[ドワーフ]]を攻撃したことがあるというのと、[[第三紀]]、[[指輪戦争]]の記録に現れた程度である。
:氏族|~エントの女は[[エント女]]、エントの子は[[エントっ子]]と呼ばれる。また[[フオルン]]は、ほとんど木のようになって、ものを考えることができなくなってしまったエントと考えられる。[[トロル]]は、エントをまねて[[モルゴス]]が作り出したものと言われる。
:言語|~[[エルフ]]が話していたのを目撃して会話することへの憧れを覚え、エルフから言葉を学んだ。エント同士が話すには[[エント語]]を使う。エントは語学に巧みで、一度覚えたどんな言葉も忘れなかった。エントはエント語以外では[[エルフ語]]を特に好み、それをエント流に繋げて使うことをよく行った。エントは[[西方語]]も知っている事が多い。
:偏見|~木の敵を憎み、木の味方を愛する。そのため森を汚す[[オーク]]を強く憎んでおり、薪を切る[[ドワーフ]]を警戒している。[[エルフ]]に対しては友好的。

** コメント [#Comment]

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