#author("2019-12-30T18:22:32+09:00;2018-05-13T01:58:34+09:00","","")
#author("2022-03-07T00:02:19+09:00;2021-02-28T17:00:20+09:00","","")
* エントの長い名簿 [#l073a082]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[詩・歌]]|
|~スペル|The Long List of the Ents|
|~その他の呼び名|長い名簿(Long List)|

** 解説 [#Explanation]

[[木の鬚]]が初めて遭遇した[[ホビット]]である[[メリアドク・ブランディバック]]と[[ペレグリン・トゥック]]の前で口ずさんだ詩。木の鬚曰く、彼が若い頃に習った長い名簿の一部であるという。
[[エント]]に伝わる、[[中つ国]]の生類について歌った長い名簿の一部。
[[木の鬚]]が初めて遭遇した[[ホビット]]である[[メリアドク・ブランディバック]]と[[ペレグリン・トゥック]]に口ずさんだ。

*** 邦訳 [#t75c9f7a]

>いざ生き物の&ruby(がく){学};をまなばん!
まずあぐるは、[[自由の民]]の四族の名前、
はじめに&ruby(あ){生};れしが [[エルフの子ら>エルフ]]よ。
次が穴掘り[[ドワーフ]]、暗闇住まい。
三が&ruby(ど){土};&ruby(しょう){生};の[[エント]]、山ほど古し。
四が定命の[[人間]]、[[馬]]を&ruby(ぎょ){御};したり。
>ビーバーはダム屋、牡鹿は跳ねや。
熊は 蜂追い、&ruby(しし){猪};はつっかかりや、
犬は 腹すかし、兎はびくつき。
>[[&ruby(わし){鷲};>大鷲]]は高巣に、牛は牧場に
角鹿、角たて、&ruby(たか){鷹};は風切り、
白鳥ま白、蛇こそつめたき……((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「木の鬚」及び「サルマンの声」))
白鳥ま白、蛇こそつめたき……((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「木の鬚」))

これを聞いた[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]は自由の民の人間の次に、[[ホビット]]についての一行を加えることを木の鬚に提案した。
これを聞いた[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]は、人間の次に[[ホビット]]についての一行を加えることを木の鬚に提案した。

>小さい人ホビットは、穴住まい

後に木の鬚は以下の内容を追加した。
これを受けて木の鬚はホビットのことを追加した。

>エントは大地の子、山々と同じ生まれで、
幅広く歩き、水をのんで暮らす。
遠出して腹すかすは、ホビットよ、
笑うが好きな、小さな人たち。
笑うが好きな、小さな人たち。((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「サルマンの声」))

*** 原文 [#x6be6358]
*** 原文 [#g9675091]

>Learn now the lore of Living Creatures!
First name the four, the [[free peoples>自由の民]]:
Eldest of all, the [[elf-children>エルフ]];
[[Dwarf>ドワーフ]] the delver, dark are his houses;
[[Ent>エント]] the earthborn, old as mountains;
[[Man>人間]] the mortal, master of [[horses>馬]]:
>Beaver the builder, buck the leaper,
Bear bee-hunter, boar the fighter;
Hound is hungry, hare is fearful...
>[[Eagle>大鷲]] in eyrie, ox in pasture,
Hart horn-crowned; hawk is swiftest,
Swan the whitest, serpent coldest...

>Half-grown [[hobbits>ホビット]], the hole-dwellers.

>Ents the earthborn, old as mountains,
the wide-walkers, water drinking;
and hungry as hunters, the Hobbit children,
the laughing-folk, the little people,

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,,,,,reply)