* エルウィング [#l5be9acc]
** 概要 [#fb4f7e2d]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Elwing|
|~その他の呼び名| |
|~種族|[[半エルフ]]([[エダイン]]と[[シンダール]]、[[マイア]]の血を引く)|
|~性別|女|
|~生没年|第一紀~|
|~親|[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]](父)、[[ニムロス>ニムロス(ガラシルの娘)]](母)|
|~兄弟|[[エルレード]]、[[エルリーン]](兄)|
|~配偶者|[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]|
|~子|[[エルロンド]]、[[エルロス]](息子)|

** 解説 [#d870c59d]

名は「星しぶき」の意((彼女が生まれた星月夜に、[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]の館に近い[[ランシア・ラマス]]の滝の水飛沫に星の光が煌めいていたため))。[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]と[[ニムロス>ニムロス(ガラシルの娘)]]の娘。[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]と[[ルーシエン]]の孫にあたる。

*** シルマリルを持っての、フェアノールの息子達からの逃走 [#rb9248f5]

[[シンゴル]]が死んだ時に、ディオル、ニムロスと共に[[ドル・フィアン=イ=グイナール]]を離れて[[ドリアス]]に渡る。その後[[フェアノール]]の息子達によって[[メネグロス]]が襲撃されディオルとニムロスとが殺されると、エルウィングは[[シルマリル]]を持ってドリアスを逃れ、[[シリオンの港]]に辿り着く。

この地でエルウィングは、[[トゥオル]]と[[イドリル]]の息子である[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]と結婚し、[[エルロンド]]と[[エルロス]]を生む。だが[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]が西方に航海している時に、またもフェアノールの息子達に攻撃され、エルウィングはシルマリルを持ったまま海中に身を投じた。

*** アマンへの旅 [#v5876a84]

そこを[[ウルモ]]の力によって救われたエルウィングは、白い鳥の姿となって、シルマリルを持ったまま[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の船である[[ヴィンギロト]]に辿り着き、エルフの姿に戻った。

その後エルウィングは、エアレンディルと共に[[至福の国]]に上陸した。エアレンディルが[[ヴァラール]]の元に行っている間に、エルウィングは[[アルクウァロンデ]]の[[テレリ]]族の元に行って、[[モルゴス]]によって苦しめられている[[中つ国]]の民のことを話した。

*** アマンでエルフとして生きる [#zc596cd3]

人間として生きるか、エルフとして生きるかのヴァラールに示された選択では、エルウィングはエルフとして生きる道を選ぶ。その後中つ国に戻ることはなく、夫と共に至福の国に住まった。
エルウィングは鳥たちの言葉を学び、飛翔の術を教えてもらった。エアレンディルが天空の航海から帰ってくる時、よくそれを迎えるために飛び立って行ったという。

** コメント [#a188136c]

- この人も、しょっちゅう出航してはろくに戻ってこない夫を持って、不安だったろうな。エレンディスと違って、なんとかその試練は乗り越えられたみたいだけれど。 -- カイト
- おそらく、エルダール・エダインを通じて最も鳥に心通わせた方と思われます。ソロンドールやグワイヒアはもちろん、はなれ山のロアークや、レゴラスに語りかけたカモメたちとも仲よさそうな感じ。 -- カイト

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