* エダイン [#c30c5538]
** 概要 [#g85449cd]

|~カテゴリー|種族|
|~スペル|Edain((単数形アダン(Adan) ))|
|~その他の呼び名|アタニ(Atani)((単数形アタン(Atan) ))|

** 解説 [#db7e681c]

[[シンダール語]]で「二番目の人々」の意([[エルフ]]の次に現れた[[イルーヴァタール]]の子のため)。単数形アダン。[[クウェンヤ]]ではアタニと言う。
元来は[[人間]]全体を示す言葉だったが、やがて[[エルフ]]の共たる三家([[ベオル]]の家系、[[ドル=ローミン]]の[[ハドル>ハドル(ハソルの息子)]]の家系、[[ブレシル]]の[[ハラディン]]の族)のみを指す言葉として使われるようになった。
[[怒りの戦い]]に参加した人間のうち、彼らのみが[[ヴァラール]]の側について戦う。その褒美として彼らには[[ヌーメノール]]の地を与えられる。その結果、大部分の[[エダイン]]は[[中つ国]]から[[ヌーメノール]]へと渡って、[[ドゥーネダイン]]と呼ばれるようになった。

***エダインの三つの家系 [#k82663df]

:ベオルの族|
最初に[[ベレリアンド]]に到来し、[[フィンロド]]に見出された人間の一族。[[ベオル]]を始祖とし、[[フィナルフィン]]王家に仕えて主に[[ドルソニオン]]に定住した。
黒もしくは茶色の髪と灰色の目を持ち、人間の中では最も[[ノルドール]]族と似ていたとされる。
:ハドルの族|
三番目にベレリアンドに到来した一族。[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]を始祖とし、その息子[[マラハ・アラダン>マラハ(マラハの息子)]]らは[[ヒスルム]]で[[フィンゴルフィン]]王家に仕えたが、後にその子孫[[ハドル>ハドル(ハソルの息子)]]がフィンゴルフィンから[[ドル=ローミン]]を割譲され、一族のほとんどを集めてその地に定住するとハドルの族と呼ばれるようになり、エルフの諸侯と並ぶ威勢を誇った。
背が高く好戦的な族で、金髪と青い目が特徴であった。
:ハラディンの族(ハレスの族)|
二番目にベレリアンドに到来した一族。最初は[[サルゲリオン]]に定住していたが、[[オーク]]の襲撃を受けて族長[[ハルダド]]が死ぬと、娘の[[ハレス>ハレス(ハルダドの娘)]]が後を継ぎ、ハレスの族として知られるようになった。ハレスは一族を引き連れて[[ブレシル]]へと移った。
[[ベオル]]の族に似ていたが、身長においては劣り、力のある王侯に統治されることも同族が寄り集まって住むことも好まず、知識の吸収にもさほど熱心ではなかった。
:ハドルの族|
三番目にベレリアンドに到来した一族。[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]を始祖とし、その息子[[マラハ・アラダン>マラハ(マラハの息子)]]らは[[ヒスルム]]で[[フィンゴルフィン]]王家に仕える。後にその子孫[[ハドル>ハドル(ハソルの息子)]]がフィンゴルフィンから[[ドル=ローミン]]を割譲され、一族のほとんどを集めてドル=ローミンに定住するとハドルの族と呼ばれるようになり、エルフの諸侯と並ぶ威勢を誇った。
背が高く好戦的な族で、金髪と青い目が特徴であった。


** コメント [#qa00e07a]
- エダインは現在のヨーロッパ人の先祖だと思う。ベオルの家系がラテン民族、ハドールの家系がゲルマン民族、ハラディン族がスラブ民族というふうに。 -- ホビット &new{2008-12-21 (日) 13:31:32};

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