#author("2018-08-29T17:51:42+09:00","","")
#author("2022-09-10T20:43:09+09:00;2021-11-13T11:39:22+09:00","","")
* エダイン [#c30c5538]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Edain((単数形アダン(Adan) ))|
|~その他の呼び名|アタニ(Atani)((単数形アタン(Atan) ))、[[アタナターリ]](Atanatári)、三つの人間の家系(Three House of Men)|
|~その他の呼び名|アタニ(Atani)((単数形アタン(Atan) ))&br;アタナターリ(Atanatári)(([[クウェンヤ]]で「人間の父祖たち(Fathers of Men)」の意味))&br;人間の父祖(たち)、人間の父たち(Fathers of Men)&br;三つの人間の家系(Three Houses of Men)&br;ヌメノール人の先祖(Fathers of the Númenóreans)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「第二の民(Second People)」の意。[[クウェンヤ]]では''アタニ''と呼ばれる。
元来は[[エルフ]]の次に現れた[[イルーヴァタールの子>イルーヴァタールの子ら]]である''[[人間]]''全体を示す言葉だったが、やがて[[第一紀]]の[[ベレリアンド]]に到来した[[エルフの友]]たる三家([[ドルソニオン]]の''[[ベオルの族>ベオル家]]''、[[ブレシル]]の''[[ハレスの族]]''、[[ドル=ローミン]]の''[[ハドルの族>ハドル家]]'')の人間のみを指す言葉として使われるようになった。
[[シンダリン]]で「第二の民(Second People)」の意。[[クウェンヤ]]では''アタニ''と呼ばれる。
元来は[[エルフ]]の次に目覚めた[[イルーヴァタールの子>イルーヴァタールの子ら]]である''[[人間]]''全体を示す言葉だったが、やがて[[第一紀]]の[[ベレリアンド]]に到来した[[エルフの友]]たる三家([[ドルソニオン]]の''[[ベオルの族>ベオル家]]''、[[ブレシル]]の''[[ハレスの族]]''、[[ドル=ローミン]]の''[[ハドルの族>ハドル家]]'')の人間のみを指す言葉として使われるようになった。

[[怒りの戦い]]に参加した人間のうち、彼らのみが[[ヴァラール]]の側について戦い、崩壊した[[ベレリアンド]]に代わって[[ヌーメノール]]の地を褒美として与えられた。生き残ったエダインの大部分はヌーメノールへ渡り、''[[ドゥーネダイン]]''と呼ばれるようになった。
[[怒りの戦い]]に参加した人間のうち、彼らのみが[[ヴァラール]]の側について戦い、崩壊した[[ベレリアンド]]に代わって[[大海]]にある[[ヌーメノール]]の島を褒美として与えられた。生き残ったエダインの大部分はヌーメノールへ渡り、''[[ドゥーネダイン]]''と呼ばれるようになった。

また、[[ロヒアリム]]をはじめとする[[北方の自由の民]]はエダインと共通の祖先から分かれた人間であった。
また、[[ロヒルリム]]をはじめとする[[北方の自由の民]]はエダインと共通の祖先から分かれた人間であった。

***エダインの三つの家系 [#k82663df]

:[[ベオルの&ruby(やから){族};>ベオル家]]|
最初に[[ベレリアンド]]に到来し、[[フィンロド]]に見出された人間の一族。[[ベオル]]を始祖とし、[[フィナルフィン王家>フィナルフィン#House]]に仕えて主に[[ドルソニオン]]に定住した。
黒もしくは茶色の髪と灰色の目を持ち、人間の中では最も[[ノルドール]]族と似ていたとされる。
最初に[[ベレリアンド]]に到来し、[[フィンロド]]に見出された一族。[[ベオル]]を始祖とし、[[フィナルフィン王家>フィナルフィン#House]]に仕えて主に[[ドルソニオン]]に定住した。
黒もしくは茶色の髪と灰色の目を持ち、人間の中では最も[[ノルドール]]族の[[エルフ]]に似ていたとされる。
:[[ハレスの&ruby(やから){族};>ハレスの族]]|
二番目にベレリアンドに到来した一族。最初は[[サルゲリオン]]に定住していた。他のエダインに比べて氏族としての纏まりが弱く、ベレリアンドに移住した当初は世襲による族長というものを持たなかったようだが、オークの襲撃を受けた時必要に迫られて[[ハルダド]]が統率者となり、彼が戦死した後にその娘の[[ハレス>ハレス(ハルダドの娘)]]が族長に選ばれた。以後はハレスの族として知られるようになる。ハレスは一族を引き連れて[[ブレシル]]へと移った。
二番目にベレリアンドに到来した一族。最初は[[サルゲリオン]]に定住していた。他のエダインに比べて氏族としての纏まりが弱く、ベレリアンドに移住した当初は世襲による族長というものを持たなかったようだが、オークの襲撃を受けた時必要に迫られて[[ハルダド]]が統率者となり、彼が戦死した後にその娘の[[ハレス>ハレス(ハルダドの娘)]]が族長に選ばれた。以後はハレスの族として知られるようになる。ハレスは一族を引き連れて[[ブレシル]]の森に移住した。
ベオルの族に似ていたが、身長においては劣り、力のある王侯に統治されることも同族が寄り集まって住むことも好まず、知識の吸収にもさほど熱心ではなかった。
:[[ハドルの&ruby(やから){族};>ハドル家]]|
三番目にベレリアンドに到来した一族。[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]を始祖とし、その息子[[マラハ・アラダン>マラハ(マラハの息子)]]らは[[ヒスルム]]で[[フィンゴルフィン王家>フィンゴルフィン#House]]に仕える。後にその子孫[[ハドル>ハドル(ハソルの息子)]]がフィンゴルフィンから[[ドル=ローミン]]を割譲され、一族のほとんどを集めてドル=ローミンに定住するとハドルの族と呼ばれるようになり、エルフの諸侯と並ぶ威勢を誇った。
三番目にベレリアンドに到来した一族。[[マラハ>マラハ(ハドルの祖)]]を始祖とし、その息子[[マラハ・アラダン>マラハ(マラハの息子)]]らは[[ヒスルム]]で[[フィンゴルフィン王家>フィンゴルフィン#House]]に仕えた。後にその子孫[[ハドル>ハドル(ハソルの息子)]]がフィンゴルフィンから[[ドル=ローミン]]を割譲され、一族のほとんどを集めてドル=ローミンに定住するとハドルの族と呼ばれるようになり、エルフの諸侯と並ぶ威勢を誇った。
背が高く好戦的な族で、金髪と青い目が特徴であった。

*** その他のエダイン [#yf470fa3]

三つの家系ではないが、[[ドルーの民>ドルーエダイン]]は[[オーク]]を敵とした事からエダインの一員と見なされ、[[ドルーエダイン]]と呼ばれた。

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