* ウンゴリアント [#pb60d6f8]
** 概要 [#h3105721]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Ungoliant|
|~その他の呼び名||
|~種族|[[蜘蛛]]|
|~性別|女|
|~生没年|不明|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|多数|
|~子|多数|

** 解説 [#ae221444]

[[第一紀]]以前、[[二本の木]]の時代から生息した[[大蜘蛛>蜘蛛]]。
[[アルダ]]を取り巻く暗闇からやって来た。その後、[[メルコール(モルゴス)>モルゴス]]は自分の召使いとするためウンゴリアントを堕落させたが、ウンゴリアントは自らの食欲を満たすことのみをよしとしたため[[メルコール]]と袂を分かっていた。それからウンゴリアントは[[エルダマール]]湾の南、[[ペローリ]]山脈の東の裾の[[アヴァサール]]にいた。

そこに[[ヴァリノール]]から逃走した[[モルゴス(当時はまだメルコールと呼ばれていた)>モルゴス]]がやってきて、自分の[[ヴァリノール]]に対する復讐に協力するよう要求。その代償としてモルゴスは、ウンゴリアントが求める物を何でも与えると誓った。
ウンゴリアントはこの取引に応じ、モルゴスと共に[[ヴァリノール]]を襲撃する。その時ウンゴリアントは[[二本の木]]([[テルペリオン]]と[[ラウレリン]])の樹液を吸い尽くして枯死させた。それからウンゴリアントは闇を紡いで、自分とモルゴスの逃走を助けた。
逃走後に[[ヘルカラクセ]]で、ウンゴリアントはモルゴスが[[フォルメノス]]から奪った宝物を要求して、これらを食らい尽くす。さらに最後には[[シルマリル]]をも喰らおうとこれを要求する。だがモルゴスが拒むと、ウンゴリアントはモルゴスを糸にかけて捕らえ、息の根を止めようとした。
するとモルゴスが恐ろしい叫び声を上げ(ために以後その地は[[ランモス]]と呼ばれた)、その声によって[[アングバンド]]に潜んでいた[[バルログ]]が呼び寄せられる。モルゴスはバルログによって救出され、ウンゴリアントは煙幕を吐いて逃走した。

その後ウンゴリアントは[[ベレリアンド]]の[[エレド・ゴルゴロス]]に住み着いて、その地の[[蜘蛛]]を喰らっては自分の子を残した([[闇の森]]の蜘蛛や[[シェロブ]]はその子孫に当たる)。やがてウンゴリアントは忘れられた南の地に姿を消し、飢えた極みに自分自身を食ってしまったと言われる。

** コメント [#m5ecc844]

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