#author("2018-06-26T18:29:41+09:00","","")
* ウルク=ハイ [#je14a210]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Uruk-hai|
|~その他の呼び名|ウルク(Uruks) &br; 大オーク(Great Orcs) &br; 戦闘部隊(the fighting)|

** 解説 [#Explanation]

[[暗黒語]]で「[[オーク]]族」の意((ウルク(uruk)は[[オーク]]、ハイ(hai)は種族・集団を表すfolkの意味。))。だがこの語は普通、[[第三紀]]に現れた大型の兵隊オークのことを指す。普通のオークよりも大柄で、[[太陽]]光に対する耐性があり、力も強かった。
[[モルドール]]の[[サウロン]]の軍勢と、[[アイゼンガルド]]の[[サルマン]]の軍勢とにそれぞれ見られたが、どちらかが起源なのか、あるいは別々に造られたものなのかは不明。

>「夜明けがどうした?」かれらは嘲っていいました。「おれたちは戦闘部隊ウルク=ハイだ。おれたちは夜であろうと昼であろうと、天気がよかろうと嵐になろうと、戦いを止めないぞ。おれたちは殺しに来た。日の光だろうと月の光だろうとかまうことねえ。夜明けがどうした?」((『[[指輪物語]] [[二つの塔]]』「ヘルム峡谷」))

*** モルドールの黒ウルク [#z1e0cd96]

「大力の黒オーク」、「モルドールの黒いウルク」とも呼ばれる。
かれらは第三紀2475年、[[執政]][[デネソール一世]]の時代に[[モルドール]]から初めて現われて[[イシリアン]]を襲った。この戦いで[[オスギリアス]]は廃墟と化し、これ以後[[ゴンドール]]は絶えずウルク族との戦いに悩まされることとなった。
[[モリア]]の[[マザルブルの間]]で[[指輪の仲間]]を襲撃した[[オーク]]にも、モルドールのウルクが混じっていた。また、[[フロド]]と[[サム]]はモルドール国内でオークの行軍を指揮するウルクの奴隷監督や、[[バラド=ドゥーア]]から来た重武装のウルクの部隊と遭遇した。

*** アイゼンガルドのウルク=ハイ [#v79b0f0c]

[[サルマン]]配下の[[アイゼンガルド]]のウルク=ハイは、「アイゼンガルド組のオーク」などと呼ばれる。
彼らの武装は通常の[[オーク]]とは全く異なるもので、広刃の短い剣と、人間の物と変わらない大きさのイチイの弓で武装し、盾と冑にはサルマンの印である[[白の手]]や白い[[ルーン文字]]のSを帯びていた。

その存在が外部の者にはじめて確認されたのは[[大いなる年(3018年)>大いなる年]]に入ってからのことで、[[ウグルク]]に率いられた部隊がサルマンの密命を帯びて[[パルス・ガレン]]にて[[指輪の仲間]]を襲い、[[ホビット]]をアイゼンガルドへ連れ去ろうとした。
ウルク=ハイは[[アイゼンの浅瀬の合戦]]や[[角笛城の合戦]]のサルマンの軍勢にも見られたが、おそらく他のオークと同様[[フオルン]]によって殲滅されたものと思われる。

[[木の鬚]]などは、[[太陽]]の光に影響されない彼らを[[サルマン]]によって堕落させられた[[人間]]か、オークと人間を掛け合わせた存在と推測した。
[[半オーク]]との関係は不明だが、同一の者として扱われている箇所もある。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

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主に[[アイゼンガルド]]軍の[[オーク]]として登場。アイゼンガルド地下の泥の中から膜に包まれた状態で生み出される。肌は赤黒く、筋骨隆々で大柄。
アイゼンガルドで製造された武具を帯び、白い手形([[白の手]])を甲冑や顔に付ける。盾や旗印にも白の手が描かれている。
映画オリジナルキャラクターである[[ラーツ]]が登場する。

** コメント [#Comment]

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