#author("2017-10-18T01:01:10+09:00","","")
* ウルク=ハイ [#je14a210]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Uruk-hai|
|~その他の呼び名|ウルク(Uruks) &br; 大オーク(Great Orcs) &br; 戦闘部隊(the fighting)|

** 解説 [#Explanation]

>「夜明けがどうした?」かれらは嘲っていいました。「おれたちは戦闘部隊ウルク=ハイだ。おれたちは夜であろうと昼であろうと、天気がよかろうと嵐になろうと、戦いを止めないぞ。おれたちは殺しに来た。日の光だろうと月の光だろうとかまうことねえ。夜明けがどうした?」((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 上』「七 ヘルム峡谷」))

[[暗黒語]]で「[[オーク]]族」の意((ウルク(uruk)は[[オーク]]、ハイ(hai)は種族・集団を表すfolkの意味。『[[The Letters of J.R.R.Tolkien]]』のLetter 144には、[[オーク]]の名前について'''名は[[シンダール語]]ではオルフ(複数形イルフ)、[[暗黒語]]ではウルクです。(The name has the form orch (pl. yrch) in Sindarin and uruk in the Black Speech.)'''とある))。だがこの語は普通、[[第三紀]]に現れた大型の兵隊[[オーク]]のことを指す。普通のオークよりも大柄で、[[太陽]]光に対する耐性があり、力も強かった。
[[モルドール]]の[[サウロン]]の軍勢と、[[アイゼンガルド]]の[[サルマン]]の軍勢とにそれぞれ見られたが、どちらかが起源なのか、あるいは別々に造られたものなのかは不明。

*** モルドールのウルク [#z1e0cd96]

「大力の黒オーク」、「モルドールの黒いウルク」とも呼ばれる。
かれらは第三紀2475年、[[執政]][[デネソール一世]]の時代に[[モルドール]]から現われて[[イシリアン]]を襲った(ウルクの存在が初めて確認されたのはこの時である)。この戦いで[[オスギリアス]]は廃墟と化し、これ以後[[ゴンドール]]は絶えずウルク族との戦いに悩まされることとなった。
[[モリア]]の[[マザルブルの間]]で[[指輪の仲間]]を襲撃した[[オーク]]にも、モルドールのウルクが混じっていた。また、[[フロド]]と[[サム]]はモルドール国内でオークの行軍を指揮するウルクの奴隷監督や、[[バラド=ドゥーア]]から来た重武装のウルクと部隊と遭遇した。

*** アイゼンガルドのウルク [#v79b0f0c]

[[サルマン]]配下の[[アイゼンガルド]]のウルクは、「アイゼンガルド組のオーク(Isengarders)」((他の邦訳に「アイゼンガルドのオーク」、「アイゼンガルドの一党」))などと呼ばれ、彼ら自身は「戦闘部隊ウルク=ハイ」を自称した。
彼らの武装は他のオークとは全く異なるもので、広刃の短い剣と、人間の物と変わらない大きさのイチイの弓で武装し、防具には[[白の手]]や白い[[ルーン文字]]のSの印を帯びていた。

その存在が外部の者にはじめて確認されたのは[[大いなる年(3018年)>大いなる年]]に入ってからのことで、[[ウグルク]]に率いられた部隊がサルマンの密命を帯びて[[パルス・ガレン]]にて[[指輪の仲間]]を襲い、[[ホビット]]をアイゼンガルドへ連れ去ろうとした。
ウルクは[[アイゼンの浅瀬の合戦]]や[[角笛城の合戦]]のサルマンの軍勢にも見られたが、おそらく他のオークと同様[[フオルン]]によって殲滅されたものと思われる。

[[木の鬚]]は、[[太陽]]の光に影響されない彼らを[[サルマン]]によって堕落させられた[[人間]]か、オークと人間を掛け合わせた存在と推測した([[半オーク]]との関係は不明)。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

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主にアイゼンガルドのオークとして登場。サルマンの印である[[白の手]]を体につけている。
映画オリジナルキャラクターである[[ラーツ]]もウルク=ハイである。

** コメント [#Comment]

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