#author("2018-01-16T17:27:11+09:00","","")
* アーケン&ruby(いし){石}; [#wd3f5217]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Arkenstone|
|~その他の呼び名|スラインのアーケン石 (Arkenstone of Thrain) &br; 山の&ruby(せいずい){精髄};、山の&ruby(おお){大};みたま (Heart of the Mountain)|

** 解説 [#Explanation]

''山の精髄''と言われる、白く輝く大宝玉。[[スライン一世]]が[[エレボール(はなれ山)>エレボール]]の底根で発見したもので、[[トーリン二世]]曰くその価値は、[[山の下の王国]]の財宝全てを合わせたよりもなお貴重であるという。

>「アーケン石、ああ、アーケン石よ!」とトーリンは、夢みるようにひざの上にあごをのせて、くらやみのなかでつぶやきました。「千の切りだし面をもった大きな球じゃった。火をうければ白銀のごとく、日の光にかざせば水のごとく、星々の下で見れば雪のごとく、月の光をあびて雨のごとく、かがやいたものよ。」((『[[ホビットの冒険]]』「中にはいってたしかめる」))

[[スマウグ]]がエレボールを占拠したときに、数多くのエレボールの財宝と共に、スマウグによって奪われた。
そのまま財宝の山の上に埋もれていたが、[[ビルボ・バギンズ]]が発見し、その美しさに魅せられてつい独断で自分のポケットに入れてしまう。[[トーリン>トーリン二世]]は山の下の財宝の中でも何よりもアーケン石に固執しており、その心の激しさを知ったビルボはなおさら自分の行いを打ち明けることができなくなった。
やがて山の下の財宝を巡ってトーリンと[[バルド]]・[[エルフ王>スランドゥイル]]との間で争いが起こると、ビルボは密かにアーケン石を持ち出してバルドとエルフ王にもたらし、状況を打開して交渉を進めるための材料として使うよう助言する。ところがこれを知ったトーリンはかえって態度を硬化させ、[[ダイン二世]]の援軍を待ってアーケン石も財宝もことごとく自分のものにしようとした。

[[五軍の合戦]]でトーリンは財宝への執着を断ち切り出撃したが、致命傷を負い命を落とす。戦いの後、アーケン石はバルドによってトーリンの胸に置かれ、彼と共にエレボールの底根にある墓所に葬られた。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

[[スロール]]の時代に発見されたことになっている。「王の宝石(King's Jewel)」とも呼ばれる。
この石を持つ者が全ドワーフの王と見なされるため、ドワーフの軍勢を召集するのに必要という設定が付け加えられている。これを手に入れるために[[忍びの者]]である[[ビルボ・バギンズ]]が仲間に選ばれたということになった。

*** 画像 [#f12c1ecc]

&ref(vlcsnap-00045.jpg,,25%,『ホビット』におけるアーケン石);

** コメント [#Comment]

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