#author("2016-06-07T02:31:58+09:00","","")
* アングバンドの包囲 [#md1b8b69]
** 概要 [#g6ae1fd0]

|~カテゴリー|[[歴史・事件]]|
|~スペル|Siege of Angband &br; the leaguer of Angband|
|~その他の呼び名|モルゴス包囲陣(the leaguer upon Morgoth)、北方の包囲(the leaguer of the North)、エルダールの囲み(the leaguer of the Eldar)|

** 解説 [#i782271c]

[[第一紀]]において、[[ダゴール・アグラレブ]]から[[ダゴール・ブラゴルラハ]]の間まで太陽年でおよそ四百年間に渡って続いた、[[エルダール]]による対[[モルゴス]]の包囲のこと。ただしこの包囲網はモルゴスの根拠地[[アングバンド]]がある[[鉄山脈]]までしか及んでいなかったため、鉄山脈の北側の[[ドル・ダイデロス]]は野放しの状態であり、不完全なものだった。そのためモルゴスは間者や軍勢を北の地から包囲を迂回して[[ベレリアンド]]へ送り込むことができた。

*** 歴史 [#h760c6e8]

[[ベレリアンド]]第三の合戦、[[ダゴール・アグラレブ]]は[[ノルドール]]側の勝利に終わったが、これ以後、ノルドールの公子たちはさらに[[モルゴス]]への見張りを強化し、[[アングバンド]]への包囲を盤石なものにした。この間に[[ベレリアンド]]の[[エルダール]]たちは最も繁栄し、[[ナルゴスロンド]]や[[ゴンドリン]]の都が建設された。

[[ダゴール・アグラレブ]]から百年近く後、[[モルゴス]]は[[オーク]]の軍勢をノルドールの包囲陣を迂回する形で[[中つ国]]の極北から沿岸部を南下させ、西側から[[ヒスルム]]へと侵入させて[[フィンゴルフィン]]への不意打ちを試みた。だがそこに至るまでに発見され、[[ドレンギスト]]の入り江の奥の丘陵で待ち伏せていた[[フィンゴン]]の軍勢に敗れ、オークたちのほとんどは[[大海]]に追いやられた。

そのさらに百年後、[[龍]]の祖[[グラウルング]]が初めて[[アングバンド]]の城門から出撃し、[[アルド=ガレン]]を蹂躙した。[[エルフ]]たちは初めて見る龍に驚き、[[エレド・ウェスリン]]や[[ドルソニオン]]へ逃げてしまったが、[[フィンゴン]]の率いる騎乗弓兵が輪となってグラウルングを取り囲んで矢を射かけ、まだ体が完全に鱗で覆われるほど成長していなかったグラウルングはこの攻撃に耐え切れずアングバンドに逃げ帰った。この勲でフィンゴンは大いに讃えられ、彼は後年に[[マイズロス]]から[[龍の兜]]を贈られた。

[[グラウルング]]が撃退された後はほぼ二百年に渡り、''長い平和''(Long Peace)と呼ばれる時代が続いた。この間、国境での小競り合いを除けば戦いらしい戦いはなかった。[[ベレリアンド]]に[[人間]]の三氏族([[エダイン]])がやって来て、[[エルダール]]の盟友となったのもこの時期である。

長い平和は[[ベレリアンド]]第四の合戦、[[ダゴール・ブラゴルラハ]]によって突如として破られ、[[エルダール]]と[[エダイン]]の敗北によってアングバンドの包囲も終わりを迎えた。

** コメント [#s14043ae]

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