* つらぬき&ruby(まる){丸}; [#l3f812c2]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Sting|
|~異訳|スティング|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[第一紀]]の[[ゴンドリン]]で作られたものであろうと想像される[[エルフ]]の短剣。短躯の[[ホビット]]にとっては長剣にあたる。[[ゴブリン]]や[[オーク]]が近くにいると、刀身が青白く光って所持者に警告するように作られている。
[[ベレリアンド]]の剣であるため、かつてベレリアンドの[[ナン・ドゥンゴルセブ]]などに巣くっていた[[蜘蛛]]に対する力を与えられていたらしい。そのため[[シェロブ]]や、シェロブの([[塚山出土の剣]]では斬れなかった)蜘蛛の巣、[[闇の森]]に巣食っていた[[大蜘蛛>蜘蛛]](シェロブの子孫)にも有効だった。

この剣は『[[ホビットの冒険]]』にて、[[バート]]、[[ウイリアム]]、[[トム]]の[[トロル]]の岩屋の中で[[グラムドリング]]、[[オルクリスト]]と共に発見される。剣は[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]が持つことになり、後にビルボが[[闇の森]]で[[大蜘蛛>蜘蛛]]を退治した際に、彼によって「つらぬき丸」の名がつけられた。
旅が終わるとそのままビルボはこの剣を持ち帰る。ビルボはつらぬき丸を[[袋小路屋敷]]の暖炉の上に飾っておいたが、彼が111歳の誕生日を迎え、袋小路屋敷を旅立つ時、この剣も一緒に持っていった。

その後つらぬき丸は、[[裂け谷]]にてビルボから[[フロド・バギンズ]]に渡される。フロドは[[モリア]]の[[マザルブルの間]]で、扉をこじ開けようと入ってきた巨大な何者か([[トロル]]?)の足につらぬき丸を突き刺した。この謎の足は、[[ボロミア>ボロミア二世]]が切りかかった剣を刃こぼれさせて弾いたほどに硬かったが、フロドの腕力でもこの足に突き刺さるほどつらぬき丸は鋭かった。
[[トレヒ・ウンゴル]]では、[[塚山出土の剣]]を通さなかった[[シェロブ]]の糸を切断し、フロドが落とした後は[[サムワイズ・ギャムジー]]が拾って使い、[[シェロブ]]にかつてない深手を負わせた。その後、[[滅びの山]]へと旅する間つらぬき丸はサムが持ちつづけていたが、[[コルマルレン]]での栄誉礼の時、フロドに返却される。

作中、[[グラムドリング]]と[[オルクリスト]]は造語([[エルフ語]])のためにそのまま表記されているが、スティングは英語であるために[[トールキン]]の意向に沿って和名で表記されている。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]
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『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』吹き替えではスティングと呼ばれている。
[[グラムドリング]]が光を発さないのに対し、何故かつらぬき丸だけは原作通り青く光るようにされている。
[[グラムドリング]]が光を発さないのに対し、つらぬき丸は原作通り、オークに反応して青く光るようにされている。

** コメント [#Comment]

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