#author("2020-01-18T23:59:14+09:00;2019-08-30T00:13:31+09:00","","")
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* ごろつき [#s0181718]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[役職・組織・団体]]|
|~スペル|ruffians|
|~その他の呼び名|お頭お抱えの人間、お頭のお雇い人間(Chief's Men)|

** 解説 [#Explanation]

[[指輪戦争]]の間に[[ホビット庄]]を占拠した[[人間]]のならず者達。もとは[[アイゼンガルド]]で[[サルマン]]に仕えていた人間であり、中には[[半オーク]]と思しき者もいた。

>[[ホビット村]]寄りの最後の建物、今は&ruby(ひとけ){人気};がなく、窓も破れ放題の[[緑竜館]]のところまでやって来ると、かれらはこの&ruby(はたご){旅籠};屋の壁に、六人ばかりの&ruby(ずうたい){図体};の大きな人相の悪い人間たちがだらしなくよりかかっているのを認めて、心を騒がしました。この男たちは目つきが悪く、土気色の顔をしていました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「ホビット庄の掃蕩」))
>[[ホビット村]]寄りの最後の建物、今は&ruby(ひとけ){人気};がなく、窓も破れ放題の[[緑竜館]]のところまでやって来ると、かれらはこの旅籠屋の壁に、六人ばかりの図体の大きな人相の悪い人間たちがだらしなくよりかかっているのを認めて、心を騒がしました。この男たちは目つきが悪く、土気色の顔をしていました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「ホビット庄の掃蕩」))

[[ロソ・サックビル=バギンズ]]は秘密裏に[[アイゼンガルド]]に物資を輸出していたため、この手の者達と付き合いがあった。やがてロソが[[袋小路屋敷]]を手に入れ、事業を[[ホビット庄]]全土に拡大すると、ごろつきはその手伝いに招き入れられ、次第にホビット庄に浸透する。そして「[[お頭]]」を名乗ったロソの名を借りて好き放題に振る舞うようになった。
ごろつきは庄内のあちこちに居座っては木々を伐り、勝手に建物を建て、庄民から「公平に分配するため」と称して物資を収奪し((この収奪行為をごろつき達は「集める(gathering)」と呼び、「集めや(gatherers)」と「分けや(sharers)」と呼ばれる者達が行った。))、歯向かう者があれば[[留置穴]]に投獄した。庄に「シャーキー」こと[[サルマン]]本人がやってくると、その行状はますますひどくなり、ただホビット庄を荒廃させるだけのものになっていく。
ごろつきは庄内のあちこちに居座っては木々を伐り、勝手に建物を建て、庄民の[[ホビット]]から「公平に分配するため」と称して物資を収奪し、歯向かう者があれば[[留置穴]]に投獄した。庄に「シャーキー」こと[[サルマン]]本人がやってくると、その行状はますますひどくなり、ただホビット庄を荒廃させるだけのものになっていく。

こうしてホビット庄を乗っ取ったごろつきだが、[[第三紀]][[3019年>大いなる年#year3019]]([[庄暦>ホビット庄暦]]1419年)11月に[[旅人たち]]が帰還すると、それに呼応した[[水の辺村]]と[[トゥック郷]]の蜂起によって撃退される。[[水の辺村の合戦]]において主だったごろつきは一掃され、残った者も投降するか逃亡するかして、全員が庄外に追放された。
[[第四紀]]6年(庄暦1427年)、[[エレスサール王>アラゴルン二世]]はホビット庄への[[人間]]の立ち入りを禁ずる勅令を出した。
[[第四紀]]6年(庄暦1427年)、[[エレッサール王>アラゴルン二世]]はホビット庄への[[人間]]の立ち入りを禁ずる勅令を出した。

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