#author("2020-01-29T00:52:42+09:00;2019-06-18T21:50:47+09:00","","")
* あやめ&ruby(の){野}; [#zd3194e7]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Gladden Fields|
|~異訳|嬉し野(([[旧版]]の訳。Gladdenを直訳したことによる誤り。))|
|~その他の呼び名|ロイグ・ニングロロン (Loeg Ningloron)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「金色の水辺の花の生うる沢」(Pools of the golden water-flowers)の意である''ロイグ・ニングロロン''の部分的訳名。[[アンドゥイン]]と[[あやめ川]]の合流点に広がる、葦と黄色い[[あやめ]]が多く生える地。
[[イシルドゥア]]が[[オーク]]の攻撃で命を落として[[一つの指輪]]が失われた場所。

>[[上古]]の世の[[シルヴァン・エルフ]]が最初に住みついたところは、北方から下ってくる[[アンドゥイン]]の、最も流れの速いあたり、およそ七十マイルにわたるところで、大きなくぼみに流れ込んでできた湖で、ここで[[霧ふり山脈]]から勢いよく下ってきた[[あやめ川(シーア・ニングロール)>あやめ川]]の急流が合流していた。谷の東側の方が険しくきり立っていたので、湖はアンドゥインの西に広がっていた。しかしおそらく、東側も(まだ木の生えていた)[[〈森〉>闇の森]]からの長い斜面の麓まで達していて、その葦の生い茂る境界は斜面がゆるやかになることで区別でき、[[イシルドゥア]]のたどった道のすこし南になる。湖は大湿原となり、その中の、数知れぬ小島や、広い葦や&ruby(いぐさ){藺草};の原や、あやめ野の大群生地の間を、川はさまよい流れた。人の背よりも高く育つこの黄色い[[あやめ]]が、その一帯と山脈に源を発する川の名前の元となった。この川の下流であやめが最も密に生えているのである。しかし湿原は東に後退し、低い斜面の麓には広い平地ができて、草や背の低い藺草に覆われ、人でも歩けるようになった。((『[[終わらざりし物語]]』「あやめ野の凶事」註一三))

後に[[デアゴル]]はこの川底から一つの指輪を発見したが、指輪を欲しがった[[スメアゴル>ゴクリ]]に絞殺された。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

&ref(ScreenShot_2019-06-18_213243_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるあやめ野); &ref(ScreenShot_2019-06-18_192304_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるあやめ野);

** コメント [#Comment]

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