* 「&ruby(さいご){最後};の&ruby(いこい){憩};」&ruby(やかた){館}; [#s4f2c7c0]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|地名|
|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Last Homely House|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[裂け谷]]にある[[エルロンド]]の館の名。「最後の憩」とは、[[大海]]の東に残された最後の憩という意味であると思われる。
『[[ホビットの冒険]]』での[[ビルボ・バギンズ]]一行、『[[指輪物語]]』での[[フロド・バギンズ]]一行がそれぞれ旅の途中で立ち寄った。引退して[[ホビット庄]]を去ったビルボは、エルロンドの客人としてこの館に住まうようになった。

>この館はずっと以前ビルボが語って聞かせてくれたように「何一つ不足のない館であって、好きなことが、物であれ、眠りであれ、物語を聞くことであれ、歌であれ、ただじっと座って考えていることであれ、あるいはこれら全部を好き勝手に混ぜ合わせることであれ、そのすべてを満足させてくれる」ところでした。ただここに滞在するだけで、疲れや心配や悲しみから癒されるのでした。((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』「数々の出会い」))

「火の広間(Hall of Fire)」には、一年を通じて絶えることなく暖炉に火が燃やされており、普段は個々人の瞑想の場、祝日には歌と音楽が奏でられる談話室となる。

>この広間にはテーブルは一つもなく、代わりに、彫り物をした二本の柱の間に大きな暖炉があり、火が赤々と燃えていました。
フロドは気づいてみると、[[ガンダルフ]]が一緒に歩いていました。「これは『火の広間』じゃ。」と、魔法使はいいました。「今からここで歌や物語をたくさん聞かせてもらえるよ──あんたが目を覚ませていられればのことじゃが。だが、祝日以外の日には、この広間はたいてい人気がなく静かで、ひとりで静かに考え事をしたい者たちがここに来る。ここには一年を通じていつでも火が燃えていて、燃える火以外にはほとんど明かりらしいものはないのじゃ。」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』「数々の出会い」))

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