* &ruby(りゅう){龍}; [#af1c6fc8]
** 概要 [#ac9096d2]

|~カテゴリー|動物|
|~スペル|dragon, drake((dragonを意味する中期英語))|
|~その他の呼び名|長虫(worm, long-worm, great worm)、ウルローキ(Urulóki)|

** 解説 [#p254b38d]

[[第一紀]]に[[モルゴス]]が作った巨大な獣。[[怒りの戦い]]でほとんどが滅ぼされたが、一部は[[第三紀]]まで生き残った。
[[クウェンヤ]]ではウルローキという。
『[[指輪物語]]』では''竜''の字が使われているが、『[[シルマリルの物語]]』では''龍''の字が使われている。

** 特徴 [#zbc88885]

:外見|~巨大でとぐろを巻くほどの長い体を持ち足は四本。体は硬い鱗に包まれている。[[怒りの戦い]]では、翼を持っていて空を飛ぶ龍が初めて現れた。
:能力|~怪力を持ち、口から炎を吐くことがある。強力な生命力を持ち、非常に高い知能を持って悪巧みを行う。呪いの力を持つものもいる。
:文明・文化|~文明と言えるものはなく、自分で作ることも使うこともしないのに金銀宝石などの宝物を好み、それを死蔵する。
:住居|~[[エルフ]]や[[ドワーフ]]、[[人間]]などの砦、洞窟などを奪って住み着く。
:歴史|~歴史上に名が残っている龍は[[グラウルング]]、[[アンカラゴン]]、[[スカサ]]、[[スマウグ]]などである。[[第一紀]]には、[[モルゴス]]の軍勢に参加して[[エルフ]]や[[人間]]を攻撃する。[[怒りの戦い]]では[[アングバンド]]から多くの龍が出撃したが、そのほとんどは滅ぼされた。[[第二紀]]以降に生き残った龍は[[サウロン]]の軍勢に加わるということはなかったようだが、独自に行動して主に[[ドワーフ]]を攻撃し、彼らの住居や財宝を奪った。
:氏族|~厳密な定義はないが、翼のない龍は長虫(worm)と呼ばれることがあるようである(長虫は龍に対する別称としても使われる)。[[冷血竜]]という言葉もある。
:言語|~複数の言語を操る。
:偏見|~他の全ての種族を蔑視しており、略奪の対象としか思っていない。

** コメント [#h33ec2e9]

- なんか、名の残っている龍って、ほとんど人間に殺されたんですね。エアレンディルはエルフの血も混ざってますけれども。エルフが龍を殺していたようなら、その龍(とエルフ)の名前が残っていてもいいようなものです。ひょっとしてモルゴスは龍をエルダールには(追い払われはしても)殺されない仕様で造ったのでしょうか? -- カイト
- 龍ってバルログのような精霊なんでしょうか・・・
- ↑バルログなんかはマイアなんかです
- 有名な龍は意外にあっけない死に方をしている。
- なぜモルゴスはヴァラールの軍勢も窮地に追い込むほど強い翼のあるドラゴンを初めから作らなかったんだろう?やっぱり技術上(?)の問題なんだろうか。
- ↑竜を造るには多大なる時間と魔力がいるんでしょう大量生産するにはモルゴスの魔力でもきつかったんでしょうね
- 龍を創れるのはモルゴスだけとするならば、モルゴス亡き後は減っていく一方ですね。貴重な種だ。スマウグが最期のウルローキかな?指輪戦争の時にも出ませんでしたしね。 -- ボリーの用心棒
- ↑もし龍が出陣してたらミナス・ティリスもその他もろもろの都も陥落してただろうなぁ
- 竜って子孫を作れないんですか?
- ↑×2減っていく一方という事はないんじゃないですか?グラウルングの事を考えてみると、モルゴスがアングバンドに入ってから、すぐ作り始めたとしても、約450年後のダゴール・ブラゴルラハには成長しきっていますし。また、ホビットの冒険には、竜の寿命は1000年、みたいな事が書かれていますし、モルゴスがいないと増えないなら、第二紀に竜は絶滅しているのでは?
- ↑なるほど!とするとスマウグが産まれたのが仮に1000年近く前とすると(自分の事を「年老いて強い」と言ってましたから)年表でいうと2000年頃。ミナス・イシルが陥落してミナス・モルグルになり、自らが滅ぼした「山の下の王国」が建設されたのとほぼ同じ年に産まれたということに・・・なんか結構若造というか・・・1000年の寿命って指輪の世界では大したこと無いですね。エルフは不老だし、ドワーフも400歳くらいまで生きるし、人間でもドゥネダイン末裔では200歳とかまで生きるし。 -- ボリーの用心棒
- ↑ちょっと失礼しますが龍は殺されることがない限り死なない、とトーリンか誰かが言ってましたよ
- ドラゴンって具体的にどのぐらいの大きさだったんでしょうか。竜がかかれた絵を見ても画家によってかなりサイズがまちまちなんですけど。
- モルゴスやサウロンは(堕落後は)真似て嘲るだけで真の意味の創造はできない、という一節が記憶に残ってる。オークはまだ幼体だったエルフをねじまげたものなので彼ら自体で(エルフや人間と同じく)通常生殖が可能。しかし龍やトロルはなんというか、「生命」というものを真似たまがいもののような印象があります。イルーヴァタアルがヴァラを通じてアルダに生成させた生き物たちに共通する「霊性」を欠いた、哀れな存在。という理由(妄想)で、普通の生き物のような繁殖は出来ない、またはひどく不完全。そして知性と長い寿命はあっても文明や文化を持てない。のでは? --  &new{2007-10-23 (火) 23:01:22};
- そうはいってもグラウルングなんかは魔力をもってトゥーリンやニエノールに呪いをかけ人間の運命を左右するんだから並大抵の敵ではないでしょう。文明云々にしても、宝物の価値は分かっているのだから、単に一匹狼が好きなネコみたいな存在というだけでは? -- ドラゴン &new{2008-04-22 (火) 00:02:59};
- ↑×8 確かに。竜がサウロンの軍勢に加わっていたら本当にやばかった。 -- ホビット &new{2008-12-21 (日) 16:35:26};

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