#author("2020-11-11T23:35:45+09:00;2020-11-05T19:54:39+09:00","","")
-マゴットの飼い犬のおおかみ(Wolf)については、[[おおかみ]]を参照してください。
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* &ruby(おおかみ){狼}; [#g7d9cb64]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]・[[動物]]|
|~スペル|wolves|
|~異訳|オオカミ|
|~その他の呼び名|ドラウグ(draug)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]ではドラウグ。[[上古]]の時代から[[自由の民]]の脅威であった猛獣。[[冥王]]([[モルゴス]]と[[サウロン]])の手先やその軍勢の中にもよく見られ、[[指輪戦争]]においては[[アイゼンガルド]]の[[サルマン]]の軍勢の中にもいた。状況次第では[[オーク]]と共に戦い、狼乗りのような形で連携する場合もあった。
狼の種類や近しい存在としては以下のものがあるが、これらも作中では単に狼と呼ばれる場合が多い。

:[[巨狼]] (Werewolves)|狼の姿をした悪霊。
:[[ワーグ]] (Wargs)|[[ロヴァニオン]]に生息する凶悪な狼。
:白狼 (White Wolves)|[[凶年の冬]]に北方から[[エリアドール]]へ侵入した狼。

*** 狼乗り (wolfriders, wolf-riders) [#wolfrider]

「騎狼隊」とも訳される。狼の背に乗った者((言及がある種族は[[オーク]]))のこと。

『[[ホビットの冒険]]』によると、[[霧ふり山脈]]の[[ゴブリン]]([[オーク]])は略奪にくり出す際に[[ワーグ]]に乗ることがあった。ただしゴブリンがワーグを使役しているのではなく、両者はあくまで利害が一致した上で協力し合う関係だった。

狼乗りは闇の勢力の軍勢によく見られ、古くは[[ニアナイス・アルノイディアド]]の[[モルゴス]]軍にいたとされる。
[[五軍の合戦]]では[[ゴブリン]]の狼乗りがゴブリン・ワーグ連合軍の前衛であり、[[指輪戦争]]でも[[サルマン]]の軍勢の前衛は[[褐色人]]の騎兵と[[オーク]]の狼乗りであった。

>オークの狼乗りたちは、緻密な隊列を組んだ秩序だった兵士たちを非常に素早くうまくかわして、たいていは孤立した隊を襲うか逃げる者を狩りたてるかした。しかし必要とあらば、むこうみずな獰猛さを発揮して、馬の腹をめったぎりにしながら、どんな騎兵隊の中をも突破することができた。((『[[終わらざりし物語]]』「[[アイゼンの浅瀬の合戦]]」註五))

** コメント [#Comment]

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