* プーケル人 [#i3dff2bf]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Púkel-men((púkelは[[古英語]]で「悪魔、鬼」に相当する))|
|~異訳||
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[馬鍬砦]]のある[[馬鍬谷]]から、[[死者の道]]へと続く道に並ぶ彫像に、[[ロヒアリム]]が付けた名。[[ドルーエダイン(野人)>ドルーエダイン]]が掘った[[見張り石]]ではないかと思われる。プーケル人という言葉自体も、ドルーエダインを指すのに使われることがある。民族としてのプーケル人は、かつて[[ロヒアリム]]が狩りの対象として追い回し、迫害していた。だが『[[終わらざりし物語]]』によるとロヒアリムは、プーケル人とドルーエダインが同一の、[[人間]]の一種族であるとは意識していなかった。

>道の曲り目ごとに人型に彫った大きな立ち石がありました。太鼓腹の上にずんぐりした腕を組み、あぐらをかいてすわっている、不格好な手足をした巨大な石像でした。多年の風化で、今なお悲しげに通行者を見つめている暗い穴だけの目を残し、顔の造作をすっかり失ってしまったものもありました。騎士たちはこの像たちにほとんど目もくれませんでした。かれらは像をプーケル人と呼んで、あまり注意をはらいませんでした。像たちには何の力も恐ろしさも残されていなかったのです。しかし夕闇の中に像たちが陰気にぼうっと浮かび上がっているのを、メリーは驚嘆の念とほとんど憐れみに近い気持ちでじっと見つめました。((『[[指輪物語]]』[[王の帰還]] 三 ローハンの召集 [[馬鍬砦]]での描写))

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