* ヒスルム [#d33d90ce]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|地名|
|~スペル|Hithlum|
|~その他の呼び名|ヒーシローメ(Hísilómë)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「霧の国」の意。[[クウェンヤ]]ではヒーシローメと呼ばれる。[[ベレリアンド]]の北西部、東と南を[[エレド・ウェスリン]]に、西を[[エレド・ローミン]]の山脈によって囲まれた広大な地域。南西部は[[ドル=ローミン]]、南東部は湖と山脈を挟んで[[ミスリム]]と呼ばれる。
[[モルゴス]]が[[ノルドール]]の野営地へと送ってきた雲に由来してヒーシローメの名がつけられるが、その後シンダール語のヒスルムの名で呼ばれるようになる。

ミスリムは[[フェアノール]]の軍勢が野営地を築いて[[ダゴール=ヌイン=ギリアス]]の舞台となり、後には[[フィンゴルフィン]]に率いられて[[ヘルカラクセ]]を横断してきた軍勢も野営地を築いた。その後ヒスルム全土が[[フィンゴルフィン]]と[[フィンゴン]]が統治する土地となり、後にドル=ローミンは[[エダイン]]である[[ハドル家]]の領地として与えられた。
[[ダゴール・ブラゴルラハ]]以降、この地は[[モルゴス]]に攻撃されるようになり、[[エレド・ウェスリン]]で戦闘が行われた。さらに山脈を迂回してきた敵によって北からも攻撃される。だが[[フィンゴルフィン]]の死後王位を継承した[[フィンゴン]]が、[[キーアダン]]の援助を得て攻撃を撃退した。
しかし[[ニアナイス・アルノイディアド]]によって[[フィンゴン]]の王国は滅び、[[ハドルの族]]の戦士たちの大多数も討ち死にした。そのため[[東夷]]と[[オーク]]が侵入してきて、この地に残った僅かな[[エルフ]]とハドルの族の生き残りは迫害された。

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