* シルヴァン [#i54f492a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Silvan (Elves)|
|~その他の呼び名|森のエルフ(Woodland Elves)、タワルワイス(Tawarwaith)((「森の住民」の意))|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]の''タワルワイス''の訳名。"Silvan"はラテン語由来の英語で「森に住む」の意。そこからそのまま''森の[[エルフ]]''のことを指す。
[[ナンドール]]のうち、[[緑のエルフ]]に含まれない、[[霧ふり山脈]]の東に留まった[[エルフ]]の事と思われる。かれらは[[冥王]]とも[[上のエルフ]]とも距離を取って暮らした。上のエルフや、[[メリアン]]の教えを受けた[[シンダール]]よりも知識や技量で劣り、[[アヴァリ]]とほとんど見分けがつかなかった。かれらの話す言葉が[[シルヴァン語]]だが、作品中にはほとんど出てこない。
[[ロスローリエン]]や[[闇の森]]のエルフの大部分はシルヴァン・エルフだが、[[第二紀]]、[[第三紀]]には主に[[シンダール]]に統治されていた。

[[アンドゥイン]]東岸のシルヴァンは、[[シンダール]]の[[オロフェア]]や[[スランドゥイル]]を王に戴き、主に[[闇の森]]の北東部に住んでいた。
アンドゥイン西岸のシルヴァンは、後に[[ロスローリエン]]と呼ばれるようになるローリナンドの森林に住まって[[ガラズリム]]と呼ばれ、[[マルガラド(アムディーア)>アムディーア]]や[[アムロス]]を王としていた。だが二人が戦死するか行方不明になると、シンダールの[[ケレボルン]]と[[ノルドール]]の[[ガラドリエル]]を指導者に迎えた(ただし二人は君主としての称号は名乗らなかった)。

闇の森とローリエンの民は元々は近しい一族であり、かつては頻繁な交流があったが、闇の森に[[死人占い師]]の影が落ちて交通が危険になるとそれも途絶えていった。さらにローリエンはガラドリエルをはじめとした[[ノルドール]]が加わったため、ローリエンのエルフは闇の森のエルフと比べて高い技術力を持つようになるなど、文化的な差異も広がっていった([[ガラズリム]])。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

原作では、明確にシルヴァンとされているエルフは登場しないが、映画オリジナルキャラクターの[[タウリエル]]はシルヴァンである。

シンダールのレゴラスやスランドゥイル等が金髪・銀髪なのに対し、劇中に登場するエルフの大半を占める茶髪や赤毛のエルフがシルヴァンであると思われる。

** コメント [#Comment]

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