#author("2019-01-20T09:20:43+09:00","","")
* アゾグ [#ne14c190]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Azog|
|~種族|[[オーク]]|
|~性別|男|
|~生没年|?~†[[第三紀]]2799|
|~子|[[ボルグ]](息子)|

** 解説 [#Explanation]

[[モリア]]の[[オーク]]の首領。残忍で奸智に長けたオークで、図体が大きく、大きな頭を鉄ですっぽり被っていたが、動作は敏捷で力も強かった。

>「だが、今はだれがここの王なのか、もしやつの家族が知りたがったらな、やつの顔にその名が書いてあらあ。おれが書いたのよ! おれがやつを殺したのよ! おれがここの主よ!」
そこでナルは首をひっくり返し、その額にかれにも読めるドワーフ文字で、アゾグという名が焼きつけてあるのを見た。その名はその後かれの心に、またすべてのドワーフの心に消しがたい烙印となって残った。((『[[指輪物語]] [[追補編]]』「ドゥリンの一族」))

[[第三紀]]2790年、単身[[モリア]]の[[東門(大門)>ナンドゥヒリオン#gate]]に入り込んできた[[スロール]]を殺し、スロールの切断した首に己の名を烙印して、モリアは自分のものだと宣言する。このことを他のドワーフ達に伝えるよう、スロールの従者[[ナル]]に要求し、「駄賃」として小銭袋をナルへ投げつけた。
その結果、スロールの復讐のために集結した[[ドワーフ]]軍により、2793年から[[ドワーフとオークの戦争]]が始まる。[[霧ふり山脈]]のオークはモリアに追い詰められたが、最後の戦いである2799年の[[ナンドゥヒリオンの合戦]]において、アゾグは温存していた主力部隊を出撃させてドワーフを迎え撃った。戦いの中、[[くろがね連山]]の[[ナイン]]の挑発に応えて、アゾグは彼に似た姿の護衛兵達を従えてモリアの東門から現れた。アゾグはナインと戦って彼を殺したが、その最中にオーク軍は敗走し、ナインの部隊と戦っていた護衛兵も全滅した。そのことに気付いたアゾグは門まで逃げ戻ろうとしたが、そこをナインの息子[[ダイン>ダイン二世]]に追いつかれて討ち取られ、首を刎ねられた。
アゾグの首は杭の上にさらされ、口にはかつて彼がナルに投げつけた小銭袋が突っ込まれた。

それから142年後の2941年に、アゾグの息子の[[ボルグ]]は[[霧ふり山脈]]のオーク軍の総大将として[[五軍の合戦]]に参戦することになる(『[[ホビットの冒険]]』)。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

|~俳優|[[マヌー・ベネット]]|
|~日本語吹き替え|吹き替えなし|

[[原作>ホビットの冒険]]では故人だが、映画では登場。[[グンダバド]]出身のオークで、[[モリア]]を占拠していたオークの首領。「穢れのオーク・穢れの王」((原語は'''the Defiler'''で、直訳は「汚す者・冒瀆者・背信者・陵辱者」の意))の異名を持つ。
回想シーンにおける[[ナンドゥヒリオンの合戦]]ではメイスを武器に戦い、[[スロール]]を殺害。その後[[トーリン>トーリン二世]]と戦い、左腕を切り落とされて[[モリア]]の中へ逃げ帰る(この時トーリンは樫の木を盾にしたという、オーケンシールドの名の由来が登場。また[[ダイン>ダイン二世]]に討ち取られたことにはなっていない)。

その後もアゾグは生きており、左腕に鉤爪の義手を付け、白い[[ワーグ]]に乗り、[[エレボール]]に向かう[[トーリンとその仲間]]を追い回す。

『竜に奪われた王国』でもトーリン達の追跡を続けているが、[[死人占い師]]に呼び出されたために[[ドル・グルドゥア]]に戻ることになり、トーリンの追跡は息子の[[ボルグ]]に引き継がせる。その後、[[ドル・グルドゥア]]に潜入してきた[[ガンダルフ]]と対峙する。
『決戦のゆくえ』で、[[ドル・グルドゥア]]の軍勢を引き連れて[[エレボール]]と[[デイル(谷間の国)>谷間の国]]を攻撃。この時は、左腕の義手が刃になっている。アゾグたちは、トーリンたちを[[からすが丘]]に誘い出して[[フィーリ]]を殺し、その後のトーリンとの対決では[[オルクリスト]]に刺され、相打ちになって死んだ。

*** グッズ [#vbf464a1]

#amazon2(B00DMQWN22)
#amazon2(B00JRHQCV8)
#amazon2(B01M8MMVYF)
#amazon2(B07H2MGR2B)

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)