#author("2022-10-26T21:25:37+09:00;2019-08-30T00:32:12+09:00","","")
* ハレスの&ruby(やから){族}; [#a8dc224f]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~カテゴリー|[[種族]]・[[人名]]|
|~スペル|People of Haleth|
|~その他の呼び名|ハレス家(House of Haleth)((本文中では「家」が族長の家系とそれに連なる血族、「族」が族長家の直接の血族でないいわゆる郎党も含む語として使い分けられている))、ハラディンの&ruby(やから){族};(People of Haladin)((「ハラディン」とは他のエダインの家系の場合と同様、始祖の名であるかもしれないが、物語の中には登場せず正確な由来は不明である。))、[[ブレシル]]の人間たち(the Men of Brethil)|
|~その他の呼び名|ハレス家(House of Haleth)((本文中では「家(House)」が族長の家系とそれに連なる血族、「族(People)」が族長家の直接の血族以外のいわゆる郎党も含む語として使い分けられている)) &br; ハラディンの&ruby(やから){族};(People of Haladin)((「ハラディン」とは他のエダインの家系の場合と同様、始祖の名であるかもしれないが、物語の中には登場せず正確な由来は不明である。)) &br; [[ブレシル]]の人間たち(Men of Brethil) &br; ハレスリム(Halethrim)(([[シンダリン]]で「ハレスの族」の意味))|


** 解説 [#Explanation]

[[ベオルの族]]に次いで[[ベレリアンド]]に到来した[[エダイン]]の第二家系。「[[ブレシル]]の人間たち」とも呼ばれた。
森に住む民で、他の二つのエダインの氏族とは言葉も習俗も異質であり、中でも女の戦士が多くいることと、異人種である[[ドルーエダイン]]と共に暮らすことで知られていた。[[エルダール]]や他のエダインとの意思疎通には[[シンダール語]]を用いた。外見はベオルの族に似ていたが、身長においては劣り、知識の吸収にもさほど熱心ではなかった。力のある王侯に統治されることも同族が寄り集まって住むことも好まず、それぞれの家族ごとに散在して居住した。
[[ベオルの族]]に次いで[[ベレリアンド]]に到来した[[エダイン]]の第二家系。「[[ブレシル]]の[[人間]]たち」とも呼ばれた。
森に住む民で、他の二つのエダインの氏族とは言葉も習俗も異質であり、中でも女の戦士が多くいることと、異人種である[[ドルーエダイン]]と共に暮らすことで知られていた。[[エルダール]]や他のエダインとの意思疎通には[[シンダリン]]を用いた。彼らの数はエダインの三つの氏族の中で最も少なかった。外見はベオルの族に似ていたが、身長においては劣り、知識の吸収にもさほど熱心ではなかった。力のある王侯に統治されることも同族が寄り集まって住むことも好まず、それぞれの家族ごとに散在して居住した。

[[ベレリアンド]]に到来した当初はハラディンの族と呼ばれており、[[エレド・ルイン]]を越えて最初に辿りついた[[オッシリアンド]]の地では[[緑のエルフ]]たちに冷遇されたため、北上して[[サルゲリオン]]に定住し、しばらくの間は安定した暮らしを営んでいた。
他のエダインに比べて氏族としての纏まりが弱く、[[サルゲリオン]]在住時までは世襲による族長というものを持たなかったようだが、[[オーク]]の襲撃を受けた時必要に迫られて[[ハルダド]]が統率者となり、彼が戦死した後、その娘の[[ハレス>ハレス(ハルダドの娘)]]が族長に選ばれた。以後ハラディンの族はハレスの族として知られ、ハレスの家系が族長の家系となったようである。
彼らはハレスに率いられて[[サルゲリオン]]から一旦[[エストラド]]に移り、さらに犠牲を出しながらも危険な[[ナン・ドゥンゴルセブ]]の地を横断して[[ブリシアハ]]の浅瀬を渡り、[[シリオン]]川以西へと移住したが、ここでそれ以上ハレスに従うをよしとせず、各家族ごとに散在する暮らしに戻った者たちと、あくまでもハレスを慕い、彼女についていこうとする者たちに分かれ、後者は再びハレスに率いられて[[ブレシル]]の森に定住した。
[[ベレリアンド]]に到来した当初は''ハラディンの族''と呼ばれており、[[青の山脈>エレド・ルイン]]を越えて最初に辿りついた[[オッシリアンド]]の地では[[緑のエルフ]]たちに冷遇されたため、北上して[[サルゲリオン]]に定住し、しばらくの間は安定した暮らしを営んでいた(サルゲリオンに先住していた[[カランシル]]の民の[[エルフ]]は彼らをほとんど気に留めなかった)。
他のエダインに比べて氏族としての纏まりが弱く、サルゲリオン在住時までは世襲による族長というものを持たなかったようだが、[[オーク]]の襲撃を受けた時は、必要に迫られて[[ハルダド]]が統率者となり、彼が戦死した後、その娘の[[ハレス>ハレス(ハルダドの娘)]]が族長に選ばれた。以後ハラディンの族はハレスの族として知られ、ハレスの家系が族長の家系となったようである。
彼らはハレスに率いられて[[サルゲリオン]]から一旦[[エストラド]]に移り、さらに犠牲を出しながらも危険な[[ナン・ドゥンゴルセブ]]の地を横断して[[ブリシアハ]]の浅瀬を渡り、[[シリオン]]川以西へと移住した。ここで彼らはこれ以上ハレスに従うをよしとせず、各家族ごとに散在する暮らしに戻った者たちと、あくまでもハレスを慕い、彼女に付き従う者たちに分かれ、後者は再びハレスに率いられて[[ブレシル]]の森に定住した。

[[モルゴス]]との戦いでは彼らの本拠地[[ブレシル]]が[[エダイン]]の三家の中で最も長く持ち堪えたため、[[ドルソニオン]]のベオルの族の生き残りや、ハレスに導かれての[[ブリシアハ]]の浅瀬以西への移住以来、[[タラス・ディアネン]]一帯の森に分散していた他のハラディンの族など、多くの者が逃れてきた。
[[モルゴス]]との戦いでは彼らの本拠地[[ブレシル]]が[[エダイン]]の三家の中で最も長く持ち堪えたため、[[ドルソニオン]]の[[ベオルの族]]の生き残りや、[[タラス・ディルネン]]一帯の森に分散していた他のハラディンの族など、多くの者が逃れてきた。

***ハレスの族の有名人物 [#q1a218af]
-[[ハレス(ハルダドの娘)]]
-[[ハルダド]]
-[[ハルダール]]
-[[ハルダン]]
-[[ハルミア]]
-[[ハルディア(ハルミアの息子)]]
-[[ハレス(ハルミアの娘)]]
-[[ハンディア]]
-[[ブランディア]]
-[[フンソール]]
-[[ハレス姫>ハレス(ハルダドの娘)]]
-[[ハルダル]]
-[[ハルミル]]
-[[ハルディル>ハルディル(ハルミルの息子)]]
-[[ハレス>ハレス(ハルミルの娘)]]
-[[ハンディル]]
-[[ブランディル]]
-[[フンソル]]
-[[ドルラス]]
-[[グリアフイン]]
-[[グリルフイン]]

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