[[Mirkwood A Novel About J. R. R. Tolkien]]

-一体全体どんな話なんだろう。知りたいような知りたくないような... --  &new{2011-08-20 (土) 12:09:28};
-とりあえず1/4ほど読んだ。作者はファン心理を知り尽くして書いているため、そこそこ楽しめる。指輪物語には秘密の第4部があり、Tolkienはその原稿を女主人公Cadenceの祖父Jessに預ける。しかし彼は失跡し、Jessを探しに来たCadenceは屋根裏に残された秘密の第4部を読み始める。同時に彼女には身の危険が迫る。女ホビットAraが活躍する「幻の第4部」。Mirkwoodの描写。Inklingsの録音と称した、トールキンやルイスのもっともらしい会話。トールキンの手紙(と称する物)。Jessの日記。これらが交錯する。ただ米Amazonの書評はあまりよくはない。 --  &new{2011-10-14 (金) 22:30:56};
-上の偽インクリングスの会話で、ルイスがKim Philbyなる人物がスパイだとわかったと言い、トールキンが黙り込むシーンがある。やがてトールキンは自分がかつてSIS(MI6)で働いていたことを告白する。これはどこかにベースがあると思い調べてみた。Kim Philbyは実在人物。トールキンは戦争中、通信将校に任命された。(これはカーペンターの伝記から)そのためトールキンスパイ説などもあったらしいが、それは嘘。たいしたことはしていない。(参考:http://periannath.com/news/tolkiens-career-in-espionage-greatly-exaggerated/ ) まあ少しだけ真実を織り交ぜて、もっともらしい話を作り上げている。 --  &new{2011-10-14 (金) 22:37:33};