* &ruby(やなぎ){柳};じじい [#j68baa06]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Old Man Willow|
|~その他の呼び名|灰色の柳じじい(Old grey Willow-man)|
|~種族|不明([[フオルン]]かもしれない)|
|~性別||
|~生没年||
|~親||
|~兄弟||
|~配偶者||
|~子||

** 解説 [#Explanation]

[[古森]]の[[枝垂川]]のそばに生えている、邪悪な意志を持った巨大な柳の老木。おそらく[[フオルン]]の一種ではないかと推察されるが、正体は定かではない(('''ずっと北の方では大暗黒の影がいまだにそこに横たわり、いまわしい記憶が残されていることをわしは疑わないが、[[この国>ファンゴルン]]にはかつて一度も暗黒が取除かれたことがないうつろな谷間があってな、木たちはこのわしよりも年をとっておる''' [[木の鬚]]の台詞。柳じじいもそのような、[[エント]]よりさらに古い樹木の生き残りである可能性が高い))。

>そしてこの森の中には、山々よりもゆっくりと年を取ってきた木の祖先の祖先が今なお生きていて、自分たちが主人であった時代のことを憶えているのでした。数え切れないほどの年数が、かれらを自尊心と深く根づいた知恵と悪意とで満たしました。しかしかの大柳ほど危険なものは一つもありませんでした。かれの心は腐っていましたが、かれの力はみずみずしく、狡知にたけ、風を治め、かれの歌と思いは川の両側の森を端から端まで駆け抜けました。かれの灰色に乾いた心は、土の中から力を吸いあげ、地中に糸のような細い根を張り、空中に目に見えない小枝の指を広げ、ついには、高垣から塚山丘陵に至るまでの古森の木のほとんどすべてをその勢力下におさめてしまったのでした。((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]] 上』「七 トム・ボンバディルの家で」))

[[バック郷]]から出発した[[フロド・バギンズ]]ら一行が[[古森]]を通り抜けようとした際、柳じじいはフロド達を迷わせて自分のところまでおびき寄せ、眠気を誘う歌を注ぎかけて、彼らの息の根を止めようとした。フロドは川の水を飲もうとしたところを押さえつけられて溺死させられそうになり、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]と[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]は木の洞の割れ目に取り込まれて絞め殺されそうになった。フロドは何とか意識を保っていた[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]に助けられ、他の二人は最終的にその場を通りかかった[[トム・ボンバディル]]によって救出された。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

『[[二つの塔]] [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』における[[ファンゴルン]]のシーンで、ピピンとメリーを捕らえる場面がある。その時2人は[[木の鬚]]に救出される。

** コメント [#Comment]

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