#author("2018-04-22T17:19:54+09:00","","")
#author("2018-04-22T19:41:20+09:00","","")
* 旅の仲間/ストーリー [#lbe6e058]
#contents

** 旅の仲間 上 [#FOTR1]

*** 一 待ちに待った誕生祝い (A Long-expected Party) [#FOTR1-1]

(『[[ホビットの冒険]]』主人公の)[[ビルボ・バギンズ]]は相変わらず[[袋小路屋敷]]で暮らしていたが、独身を通していた。だがお気に入りの親戚で、両親が既に他界していた[[フロド・バギンズ]]を養子に取っていた。
 やがてビルボの111歳の誕生日と、フロドの33歳の誕生日が同じ日に訪れ、親戚や近所の住人、そして[[ガンダルフ]]を含めた多数の人々を[[野原>誕生祝いの原]]に呼んだ[[盛大な誕生パーティー>ビルボの別れの宴]]が開かれる。だがその誕生パーティーの最中、最後のスピーチ中にビルボは突然姿を消してしまう。ビルボは[[はなれ山>エレボール]]への冒険の最中に手に入れた魔法の指輪を使い、姿を消したのだった。
 そのまま密かに袋小路屋敷へ戻ったビルボは、袋小路屋敷やその他の品をフロドに相続させると、そのまま旅に出ていった。その時ガンダルフの強い勧めで、例の魔法の指輪もフロドに残していった。だがビルボの行き先は、フロドにも知らせられてはいなかった。またガンダルフもフロドに別れを告げ、そのまま旅立っていった。

*** 二 過去の影 (The Shadow of the Past) [#FOTR1-2]

[[フロド・バギンズ]]は[[袋小路屋敷]]の主人としてそのまま生活を続け、やがて50歳を迎えようとしていた。一方、一般に[[ホビット]]たちはほとんど気にしていなかったが、[[モルドール]]と[[冥王]]の暗い噂が、旅の[[ドワーフ]]などによって囁かれるようになっていた。
そんなある日、9年以上姿を現さなかった[[ガンダルフ]]が、唐突に久し振りにフロドの元を訪れた。そして[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]の残していった魔法の指輪が、全てを統べる[[一つの指輪]]であることを明らかにする。ガンダルフはこの真実を突き止めるため、長い間旅をしていたのだった。
一つの指輪は[[冥王]][[サウロン]]が自分の力を込めて作り出したものであり、サウロンはこの指輪を探し求めている。もしこの指輪がサウロンの手に渡れば、[[中つ国]]を支配してしまうほどの力を手に入れるだろう。そしてサウロンは[[ゴクリ]]を捕らえて尋問したことによって、指輪を[[ホビット庄]]の「バギンズ」が手に入れたことを知ってしまった。そしてサウロンは現在、ホビット庄を捜していると思われる。
指輪を破壊するには、[[モルドール]]の[[滅びの山]]にある[[滅びの罅裂]]に投げ込むしかない。フロドはホビット庄を救うため、とにかくこの地を離れようと、旅に出る決心をする。
ところがこれらの話を、フロドの庭師をしていた[[サムワイズ(サム)・ギャムジー>サムワイズ・ギャムジー]]が盗み聞きしていた。サムはガンダルフに見つかり、“罰”としてフロドと行動を共にするよう命じられ、サムは喜んでそれに従おうとする。

*** 三 三人寄れば (Three is Company) [#FOTR1-3]

[[フロド>フロド・バギンズ]]は、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]のように突然消えて騒ぎになるのを避けるため、[[袋小路屋敷]]を[[ロベリア・サックビル=バギンズ]]に売り払って、[[ホビット庄]]の東境近くにある[[堀窪]]に引っ越す計画を立てた。そこから[[ガンダルフ]]の勧めに従い、さらに東へと旅をして[[裂け谷]]に向かおうというのである。
そして旅立ちの日に決めたフロドとビルボの誕生日を目前にして、情報収集に行くと言って出かけた[[ガンダルフ]]がそのまま戻ってこなかった。やむなくフロドは、引っ越しを手伝って貰ったサムほか友人や親戚数人と共に小さな宴を開き、予定通り袋小路屋敷を出発して堀窪へと向かう。その途中、フロドを捜しているらしい、黒装束で黒馬に乗った[[黒の乗手>ナズグール]]を発見するが、黒の乗手は偶然[[ギルドール>ギルドール(フィンロド王家)]]たち[[エルフ]]の一団がやってくると姿を消した。
フロドたちはしばらくギルドールたちと行動を共にし、旅を続ける。

*** 四 茸畑への近道 (A Short Cut to Mushrooms) [#FOTR1-4]

[[ギルドール>ギルドール(フィンロド王家)]]らと別れた[[フロド>フロド・バギンズ]]たち[[ホビット]]は、[[黒の乗手>ナズグール]]の監視を逃れるため[[街道>東街道]]を避けつつ東へ進み、[[マゴット爺さん>マゴット]]の土地に立ち寄って、彼の家で歓迎を受ける。その時、黒の乗手も“バギンズ”を捜してマゴットの元にやって来ていたことを教えられた。
それから一行が[[バックル村の渡し]]へ向かおうとしたところ、何者かが“バギンズ”を探しに現れた。だがそれは、一足先に[[小馬]]を使って[[袋小路屋敷]]から[[堀窪]]の家に着いていた、[[メリアドク(メリー)・ブランディバック>メリアドク・ブランディバック]]だった。彼が迎えに来ていたのである。

*** 五 正体を現した陰謀 (A Conspiracy Unmasked) [#FOTR1-5]

[[バックル村の渡し]]を使って[[ブランディワイン川>ブランディワイン]]を渡った[[フロド>フロド・バギンズ]]たちは、[[黒の乗手>ナズグール]]を巻いて、無事堀窪の新居に到達した。堀窪の家には、フロド以外に[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]、[[ペレグリン(ピピン)・トゥック>ペレグリン・トゥック]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]、[[フレデガー・ボルジャー(でぶちゃん)>フレデガー・ボルジャー]]がいたが、皆はフロドが旅に出ようとしていることや、指輪のことを知っていた。そしてフロドの旅にはサムだけではなく、ピピンとメリーもついてくることになった。でぶちゃんだけは堀窪の家に残り、フロドがこの家に残っているようカモフラージュする役を引き受けることになった。
そしてフロドたちは[[黒の乗手>ナズグール]]を避けるため、[[街道>東街道]]を使わず[[古森]]を抜けて東へ向かうことにする。

*** 六 古森 (The Old Forest) [#FOTR1-6]

4人の[[ホビット]]、[[フロド>フロド・バギンズ]]、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]は[[古森]]に入っていくが、鬱蒼とした木々に行く手を阻まれ、道に迷ってしまう。しかも皆は眠気に襲われたところ、メリーとピピンが[[柳じじい]]の根に囚われてしまった。皆は、そこに通りかかった[[トム・ボンバディル]]に助けられる。そのまま一行は、ボンバディルの家に招待される。

*** 七 トム・ボンバディルの家で (In the House of Tom Bombadil) [#FOTR1-7]

[[ボンバディル>トム・ボンバディル]]の家に着くと、そこには[[ゴールドベリ]]という女性もいた。そのまま[[フロド>フロド・バギンズ]]たちは歓待を受け、雨が降ったこともあって2日間宿泊させてもらう。ボンバディルは歴史の話など、さまざまなことをフロドたちに語って聞かせる。

*** 八 霧の塚山丘陵 (Fog on the Barrow-Downs) [#FOTR1-8]

[[ボンバディル>トム・ボンバディル]]の家を出発した[[フロド>フロド・バギンズ]]たちは、[[塚山丘陵]]を抜けて[[街道>東街道]]に出ようとする。だが[[塚人]]に捕らえられ、古墳のひとつに閉じ込められてしまった。4人のホビットの中で唯一意識があったフロドは剣を振り、またボンバディルに教えて貰った歌を歌う。するとボンバディルが現れ、再びホビットたちは彼に救われた。
ボンバディルは、ホビット達に塚山から出土された[[塚山出土の剣]]を与え、さらに街道まで案内してくれた。それから[[ブリー村]]の[[躍る小馬亭]]に行くよう勧めてから、去って行った。

*** 九 躍る小馬亭で (At the Sign of The Prancing Pony) [#FOTR1-9]

[[フロド>フロド・バギンズ]]たちは[[ブリー村]]の旅籠屋[[躍る小馬亭]]に到着した。フロドは“バギンズ”の名を出すのを避けるため、事前に[[ガンダルフ]]と決めてあった“[[山の下]]”の偽名を使って宿に入った。そして酒場で、[[馳夫]]という奇妙な[[人間]]の男に出会う。
フロドが馳夫と話をしているとき、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]が[[ホビット庄]]の話題を持ち出して客達の間で持ち上げられて気をよくしていた。このままでは、[[ビルボの別れの宴]]で[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]が姿を消した時の話まで始め、“バギンズ”の名前を出してしまうかもしれない。
そこでフロドが皆の気をそらすため、テーブルの上に乗って歌を歌い始めた。当初その試みは成功したかのように見えたが、誤ってフロドがテーブルから転げ落ちてしまったとき、“偶然”フロドの指に[[指輪>一つの指輪]]がはまり、一瞬フロドの姿が透明になって、大騒ぎになってしまった。

*** 十 馳夫 (Strider) [#FOTR1-10]

[[フロド>フロド・バギンズ]]に話があるという[[馳夫]]は、宿のフロド達の部屋にやって来た。そして[[黒の乗手>ナズグール]]や、ブリー村にいるスパイを警戒するように言い、自分ならフロド達を裂け谷に案内することができるという。
そんな話をしているときに、宿の主人である[[バーリマン・バタバー]]がやってきて、[[ガンダルフ]]が“[[山の下]]”という偽名を使うことになっているホビットにあてて書いた手紙を持ってきた。実はこの手紙は、ガンダルフが姿を消す直前にフロドに宛てて書いたものだが、バタバーが出すのを忘れてしまっていたのである。その手紙には、悪い知らせが入ったため計画を早めて旅立つこと、馳夫は信頼できる人物であること、馳夫の本名は[[アラゴルン>アラゴルン二世]]であることなどが書いてあった。フロドは馳夫ことアラゴルンを信用し、翌朝彼と出発することにする。

*** 十一 闇夜の短剣 (A Knife in the Dark) [#FOTR1-11]

[[躍る小馬亭]]が襲撃され、[[フロド>フロド・バギンズ]]たちの[[小馬]]が全て逃げ去るなどというトラブルがあったものの、ホビット達は[[馳夫]]のお陰で全員無事だった。朝になると[[ホビット]]達は馳夫と共に出発する。馳夫は[[街道>東街道]]を進んでから途中で道を逸れ、[[ぶよ水の沢地]]を抜けて、[[風見が丘]]の方へと進んでいった。馳夫達は風見が丘の頂上で[[ガンダルフ]]がいたらしい痕跡を見つけ、さらに下の街道に[[黒の乗手>ナズグール]]がいるのを発見する。
皆は風見が丘の頂上を降り、野営地へと向かう。そこを5人の黒の乗手に襲撃され、フロドが黒の乗手の[[ナイフ>モルグルの刃]]に刺されてしまう。

*** 十二 浅瀬への逃走 (Flight to the Ford) [#FOTR1-12]

[[黒の乗手>ナズグール]]は反撃を受けて一次去ったが、[[フロド>フロド・バギンズ]]は[[モルグルの刃]]の傷を受けて苦しんでいた。彼は[[アセラス]]を使った[[馳夫]]の応急手当を受けたが、助けるためには一刻も早く[[裂け谷]]で治療を受けるしかない。一行は何日もかけて道を進むうち、やがて[[街道>東街道]]を進んでいた[[グロールフィンデル]]と合流する。フロドはグロールフィンデルの馬[[アスファロス]]に乗せてもらい、一行は先を急ぐが、ついに9人揃った黒の乗手に追いつかれてしまう。フロドはアスファロスに乗って逃げるが、[[ブルイネン]]の浅瀬で追いつかれてしまう。その時ブルイネンの浅瀬が突然水位と水流を上げて黒の乗手達に襲いかかり、彼らを流し去った。だがフロドも意識を失ってしまう。

** 旅の仲間 下 [#FOTR2]

*** 一 数々の出会い (Many Meetings) [#FOTR2-1]

[[フロド>フロド・バギンズ]]は[[裂け谷]]の[[「最後の憩」館]]に運び込まれ、[[エルロンド]]の治療を受けて意識を取り戻した。[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]たちも皆無事だった。フロドは裂け谷で[[ガンダルフ]]と再会、また[[エレボールに遠征したドワーフ>トーリンとその仲間]]のひとり[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]や、[[ホビット庄]]を去って裂け谷に落ち着いていた[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]、エルロンドの娘[[アルウェン]]らと出会う。

*** 二 エルロンドの会議 (The Council of Elrond) [#FOTR2-2]

[[エルロンドの会議]]が開催され、ここ最近各地で起きている問題のことが話し合われた。特に最大の問題は、フロドの指輪が[[一つの指輪]]そのもので間違いないこと、これをどうすべきかということであった。会議では、[[サウロン]]を出し抜いてくためには、一つの指輪を[[モルドール]]の[[滅びの山]]へと持っていき、[[滅びの罅裂]]に投じて破壊するしかないという結論が出される。そしてその旅に[[フロド>フロド・バギンズ]]が立候補し、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]もついていくことになった。

*** 三 指輪、南へ行く (The Ring Goes South) [#FOTR2-3]

[[一つの指輪]]破壊の旅に赴く[[指輪の仲間]]は、[[9人の黒の乗手>ナズグール]]に対するべく9人と定められた。そしてそのメンバーには、[[フロド>フロド・バギンズ]]、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]のほか、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]と[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]ら[[ホビット]]が、また[[エルフ]]の代表として[[闇の森]]の[[エルフ王スランドゥイル>スランドゥイル]]の息子[[レゴラス]]が、[[ドワーフ]]の代表として[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]の息子[[ギムリ]]が、[[人間]]の代表として[[馳夫]]こと[[アラゴルン>アラゴルン二世]]と、[[裂け谷]]に助言を求めに来ていた[[ボロミア]]が参加。また[[ガンダルフ]]も参加することになった。
事前に[[裂け谷]]から放たれていた斥候の情報を元に、出発した指輪の仲間は裂け谷より[[霧ふり山脈]]の西側を南下。それから[[赤角口>赤角山道]]を通って山脈を東に抜けようとするが、吹雪に阻まれ、引き返せざるを得なくなる。

*** 四 暗闇の旅 (A Journey in the Dark) [#FOTR2-4]

一行は[[ワーグ]]に襲われたこともあり、[[モリア]]を通過して東へ抜けることを決定。[[モリアの壁]]まで辿りつく。そこで、[[シランノン]]がせき止められて作られていた池から現れた[[触手>水中の監視者]]に襲われるも、一行はモリアの中へと逃げ込み、暗闇の中へと進んでいく。やがて一行は[[マザルブルの間]]で、[[エレボールに遠征したドワーフ>トーリンとその仲間]]のひとりであった[[バーリン]]の墓を発見する。

*** 五 カザド=ドゥムの橋 (The Bridge of Khazad-dûm) [#FOTR2-5]

一行は部屋を調べるうちに[[マザルブルの書]]を発見、[[モリア]]に入植を試みたバーリン一党の運命を知る。そこを[[オーク]]に襲撃されるが、一次撃退に成功。一行は[[マザルブルの間]]から東へと進んでいく。だが一行の後を追ってオークや[[トロル]]、さらには[[バルログ>バルログ#DurinsBane]]が現れた。一行は[[ドゥリンの橋]]を進み、殿となった[[ガンダルフ]]はバルログと退治。ガンダルフは橋を落としてバルログを奈落へ落とすが、自分自身もバルログの鞭に捕まり、暗闇へと落ちていった。
残った一行は[[アラゴルン>アラゴルン二世]]の指示の元、モリアの東口から脱出する。

*** 六 ロスロリアン (Lothlórien) [#FOTR2-6]

一行は[[ロスロリアン>ロスローリエン]]の森の境に到着し、[[ボロミア]]は不安がるものの、[[ニムロデル>ニムロデル(地名)]]の川を渡る。そこで一行は[[ハルディア>ハルディア(ロスローリエン)]]という[[エルフ]]に案内され、敵の目を避けるため[[フレト]]の上で夜を過ごす。ロスロリアンのエルフは[[ドワーフ]]の[[ギムリ]]を警戒するものの、一行は[[ケリン・アムロス]]へと案内された。

*** 七 ガラドリエルの鏡 (The Mirror of Galadriel) [#FOTR2-7]
*** 八 さらば、ロリアン (Farewell to Lórien) [#FOTR2-8]
*** 九 大河 (The Great River) [#FOTR2-9]
*** 十 一行の離散 (The Breaking of the Fellowship) [#FOTR2-10]

** コメント [#l9968d07]

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