* ホビットの冒険
** 概要

|~カテゴリー|関連物|
|~スペル|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|

** 解説

[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によるThe Hobbit:There and Back Againの、[[瀬田貞二]]氏翻訳による[[岩波書店]]から出版中の日本語版。日本の古くからのファンはこの[[瀬田貞二]]氏による翻訳のみを正当なものと認識している事が多い。[[ホビットの冒険]]は[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によって第4版まで修正が行なわれたが、日本語版は第2版が元になっている。現在出版されている日本語版はハードカバー版、岩波少年文庫版、物語コレクション版だが、物語コレクション版では[[寺島龍一]]氏の挿し絵が入っていない。また[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]自身の挿絵入りの、オリジナル版というのも出版された。
[[袋小路屋敷]]に住む[[ホビット]]の[[ビルボ・バギンズ]]は、ある時大[[魔法使い]][[ガンダルフ]]の訪問を受け、[[トーリン]]・[[オーケンシールド]]を主とする13人の[[ドワーフ]]([[ドーリ]]、[[ノーリ]]、[[オーリ]]、[[バーリン]]、[[ドワーリン]]、[[フィーリ]]、[[キーリ]]、[[オイン>オイン(ファリンの息子グローインの息子)]]、[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]、[[ビフール]]、[[ボフール]]、[[ボンブール]])と共に、黄金竜[[スマウグ]]に奪われた[[ドワーフ]]の宝物を手に入れる為に出発した。一行は途中で[[トロル]]に襲われるが、[[ガンダルフ]]の計略で[[トロル]]をまんまと石にしてしまう。彼らは[[トロル]]の溜め込んでいた宝物から剣を見付け、[[トーリン二世]]は[[オルクリスト]]、[[ガンダルフ]]は[[グラムドリング]]と名付けられた剣を手にする。[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は小剣を貰い、それに[[つらぬき丸]]と名付けた。
一行は[[最後の憩館]]に立ち寄り、その館の主である[[半エルフ]]の[[エルロンド]]から助言を受ける。そして旅を再開したのだが、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は山の中の洞窟で仲間とはぐれてしまう。その時に[[一つの指輪]](勿論ただの指輪としか思わなかったが)を拾った。それから[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は[[ゴクリ]]と出会い、出口を教えて貰うことを賭けて[[なぞなぞ遊び]]をする。[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は[[ゴクリ]]に勝ったが、[[ゴクリ]]は約束を破って[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]を食おうとする。だが[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は指輪の力で透明になり、[[ゴクリ]]の後をつけて洞窟を脱出、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は[[ガンダルフ]]や[[ドワーフ]]一行と再会して旅を続けた。
途中一行は熊[[人間]]の[[ビヨルン]]の所に立ち寄り、そして[[闇の森]]を抜けようとするが、[[ドワーフ]]たちは闇の[[森のエルフ]]に捕まってしまう。[[エルフ]]の王([[スランドゥイル]])は[[ドワーフ]]達が何かを隠しているのを見抜き、[[ドワーフ]]たちを地下牢に閉じ込めた。[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は、[[一つの指輪]]で透明になって[[エルフ]]の目を逃れ、[[ドワーフ]]達を救出して、水路から樽に乗って川を流されて行く。
そして遂に竜の居る[[はなれ山]]に到達した。そこで[[龍]]の[[スマウグ]]との戦いと[[五軍の合戦]]が行なわれ、その結果[[トーリン二世]]が討ち死にするが、[[スマウグ]]も死んで[[ドワーフ]]たちは見事宝を奪い返し、[[はなれ山]]に[[山の下]]の[[ドワーフ]]の王国が再建された。
[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は[[ミスリルの胴着]](鎖かたびら)を初めとする宝物を受け取って[[ホビット庄]]への帰途につく。そして[[袋小路屋敷]]に戻ると、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]の親戚の[[オソ・サックビル=バギンズ]]と[[ロベリア・サックビル=バギンズ]]が、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は死んだものとして[[袋小路屋敷]]の家具を売り払っていた。そうやってサック[[ビル]]=バギンズは[[袋小路屋敷]]を乗っ取ろうとしていただが、その計画は危ういところで阻止された([[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]とサック[[ビル]]の不和はこれが元)。そして[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]は「死ぬまで一生幸せに暮らしました」。

** 外部リンク

- [[amazon.co.jp:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?tag=straydogsroos-22&keyword=%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E5%86%92%E9%99%BA+%E7%80%AC%E7%94%B0%E8%B2%9E%E4%BA%8C&mode=books-jp]]

** コメント

- 岩波少年文庫版の寺島龍一氏によるゴクリは、指輪物語のそれより体が大きい気がする・・・・ -- A3
- ↑日本版に限らず、ゴクリをでかい怪物みたいに描いた挿絵はけっこう多いみたいですね。まあ情報が少なかったので仕方がないですが。 -- 都々目さとし
- ↑だって、物語の中でビルボをあわよくば食べちゃおう、ってくらいの怪(人)物なんだから、大きく思われてもしょうがないでしょう。 -- カイト
- 瀬田貞二氏が「エルフ」を「妖精小人」と翻訳してしまったがため挿絵のエルフ達はドワーフと同じ位の身長に描かれている。しかしながら時代が流れるにつれてエルフ族は徐々に身長が小さくなる傾向があるのであながち間違いとも言えない。 -- 大きい羊
- 指輪物語を読む気があるなら、これを先に読んだほうがいいと思う。世界に入りやすくなるし、ビルボやドワーフに親しみが湧きます。

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