#author("2017-09-04T09:51:07+09:00","","")
#author("2018-02-23T04:34:48+09:00","","")
* シルヴァン [#i54f492a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Silvan (Elves)|
|~その他の呼び名|森のエルフ(Wood-elves, Woodland Elves)、森林の住人(the silvan folk)、タワルワイス(Tawarwaith)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「森の住民(Forest People)」の意の''タワルワイス''の翻訳名。"Silvan"はラテン語由来の英語で「森に住む」の意。そこからそのまま''森のエルフ''のことを指す。
[[ナンドール]]のうち、[[霧ふり山脈]]の東に留まった[[エルフ]]のこと。かれらは[[冥王]]とも[[上のエルフ]]とも距離を取って暮らした。上のエルフや、[[メリアン]]の教えを受けた[[シンダール]]よりも知識や技量で劣り、[[エルダール]]でありながら[[アヴァリ]]とほとんど見分けがつかなかった。かれらの話す言葉が[[シルヴァン語]]だが、作品中にはほとんど出てこない。
[[ロスローリエン]]や[[闇の森]]のエルフの大部分はシルヴァン・エルフだが、[[第二紀]]以降は[[ベレリアンド]]の崩壊を逃れてきたシンダールを受け入れ、かれらによって統治された。

[[アンドゥイン]]東岸のシルヴァン・エルフは、[[シンダール]]の[[オロフェア]]や[[スランドゥイル]]を王に戴き、主に[[闇の森]]の北部([[森の王国]])に住んでいた。
アンドゥイン西岸のシルヴァン・エルフは、後に[[ロスローリエン]]と呼ばれるようになるローリナンドの森林に住まって[[ガラズリム]]と呼ばれ、[[マルガラド(アムディーア)>アムディーア]]や[[アムロス]]を王としていた。だが二人が戦死するか行方不明になると、シンダールの[[ケレボルン]]と[[ノルドール]]の[[ガラドリエル]]を指導者に迎えた(ただし二人は君主としての称号は名乗らなかった)。
アンドゥイン西岸のシルヴァン・エルフは、後に[[ロスローリエン]]と呼ばれるようになるローリナンドの森林に住まって[[ガラズリム]]と呼ばれ、[[アムディーア(マルガラド)>アムディーア]]や[[アムロス]]を王としていた。だが二人が戦死するか行方不明になると、シンダールの[[ケレボルン]]と[[ノルドール]]の[[ガラドリエル]]を指導者に迎えた(ただし二人は君主としての称号は名乗らなかった)。

[[闇の森]]と[[ロスローリエン]]のエルフは元々は近しい一族であり、かつては頻繁な交流があったが、闇の森に[[死人占い師]]の影が落ちて交通が危険になるとそれも途絶えていった。さらにロスローリエンの[[ガラズリム]]には[[ガラドリエル]]をはじめとした[[ノルドール]]が加わったため、闇の森のエルフと比べて高い技術力を持つようになるなど、文化的な差異も広がっていった。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

映画オリジナルキャラクターの[[タウリエル]]はシルヴァンである。

[[裂け谷]]の[[ノルドール]]には黒髪、[[ロスローリエン]]のエルフ([[ガラズリム]])には金髪・銀髪が多いのに対し、タウリエルなどの[[森の王国]]のエルフの多くは茶髪や赤毛である。
また、鮮やかな服を纏い、薄い金属板を重ね合わせた鎧で武装するノルドールに対し、森の王国のエルフは衣服が緑と茶色でほぼ統一され、広葉を模した金属片を綴った武具など、多くの点で他氏族との差別化が図られている。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)