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* アルヴェドゥイ [#e6d3530a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Arvedui|
|~異訳|アルヴェデュイ|
|~その他の呼び名|最後の王(Last-king)|
|~種族|[[人間]]([[ドゥーネダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]](1864)~†1975(享年111)。在位1964~1974(10年間)|
|~親|[[アラファント]](父)|
|~配偶者|[[フィーリエル]]|
|~子|[[アラナルス]](息子)他((少なくとも息子が複数いる))|

** 解説 [#Explanation]

|>|>|~[[アルセダイン]]の王|h
|CENTER:第14代&br;[[アラファント]]&br;1891~1964|CENTER:第15代&br;最後の王''アルヴェドゥイ ''&br;[[第三紀]]1964~1974|CENTER:'''[[北方王国]]の滅亡'''&br;(王統は[[野伏]]の族長に続く)|

[[アルセダイン]]15代目にして[[北方王国]]最後の王。名は[[シンダール語]]で「最後の王」の意味であり、これは予見者[[マルベス]]によって名付けられた。

>アルヴェドゥイはその名の示すとおり、事実最後の王となった。この名はかれが生まれた時、予見者[[マルベス]]によって与えられたといわれている。かれは[[アルヴェドゥイの父>アラファント]]にこういった。『このお子をアルヴェドゥイとお呼びなされ。と申すのもこのお子はアルセダイン最後の王となられましょうから。もっとも[[ドゥネダイン>ドゥーネダイン]]は一つの選択をすることになりましょう。その時かれらが見込みがうすく思われるほうの選択をすれば、その時はお子がお名を変えられ、大王国の王となられましょう。もし然らずば、その時は多くの悲しみが生じたくさんの人命が失われることになりましょう。いつかふたたびドゥネダインが勃興し、一つに合わされるまでは。』((『[[指輪物語]] [[追補編>指輪物語/追補編]]』「ゴンドール、またアナリオンの後継者たち」))
>アルヴェドゥイはその名の示すとおり、事実最後の王となった。この名はかれが生まれた時、予見者[[マルベス]]によって与えられたといわれている。かれは[[アルヴェドゥイの父>アラファント]]にこういった。『このお子をアルヴェドゥイとお呼びなされ。と申すのもこのお子はアルセダイン最後の王となられましょうから。もっとも[[ドゥネダイン>ドゥーネダイン]]は一つの選択をすることになりましょう。その時かれらが見込みがうすく思われるほうの選択をすれば、その時はお子がお名を変えられ、大王国の王となられましょう。もし然らずば、その時は多くの悲しみが生じたくさんの人命が失われることになりましょう。いつかふたたびドゥネダインが勃興し、一つに合わされるまでは。』((『[[追補編>指輪物語/追補編]]』「ゴンドール、またアナリオンの後継者たち」))

*** ゴンドールとの同盟 [#u814e9bc]

[[第三紀]]1940年、アルセダインの父王[[アラファント]]とゴンドール王[[オンドヘア]]が[[北方王国]]と[[南方王国>ゴンドール]]の同盟を結成し、アルヴェドゥイはオンドヘアの娘[[フィーリエル]]を娶った。

1944年、オンドヘアとその息子たちが[[馬車族]]との戦いで死ぬと、アルヴェドゥイは[[イシルドゥア]]の直系の子孫として、またフィーリエルの夫として、ゴンドールの王位を要求した。だがアルセダインの国威はゴンドールに比べると非常に小さなものになってしまっていたため、要求はオンドヘアの[[執政]]である[[ペレンドゥア]]を中心としたゴンドール人によって拒否された。1945年にゴンドール王家の血を継ぐ[[エアルニル二世]]がゴンドール王に即位したが、アルヴェドゥイはそれ以上自分の要求を押し通そうとはしなかった(その力もなかった)。
1944年、オンドヘアとその息子たちが[[馬車族]]との戦いで死ぬと、アルヴェドゥイは[[イシルドゥア]]の直系の子孫として、またフィーリエルの夫として、ゴンドールの王位を要求した。だがアルセダインの国威はゴンドールに比べると非常に小さなものになってしまっていたため、要求はオンドヘアの[[執政]]である[[ペレンドゥア]]を中心とした[[ゴンドール人]]から拒否された。1945年にゴンドール王家の血を継ぐ[[エアルニル二世]]がゴンドール王に即位したが、アルヴェドゥイはそれ以上自分の要求を押し通そうとはしなかった(その力もなかった)。

*** 滅亡と死 [#j83dc62b]

1964年にアルセダインの王位を継いだが、1974年にアルセダインは[[アングマール]]に急襲されて王都[[フォルンオスト]]は占領された。アルヴェドゥイは最後まで[[北連丘]]に踏みとどまって防戦に努めていたが、やがて北へ逃亡し、[[青の山脈>エレド・ルイン]]の外れにある[[ドワーフ]]の廃坑に逃げ延びた。その後アルヴェドゥイと彼の僅かな共回りは、飢えに襲われて廃坑から出てきたところを、[[フォロヘル]]の[[ロスソス]]族に救われ、彼らの元で助けを待った。
1975年、[[キーアダン]]が救援のために派遣した船がフォロヘル湾に現れた時、彼はロスソス族の族長に[[バラヒアの指輪]]を謝礼として渡して別れ、船に乗った。この時に族長は夏まで待つようアルヴェドゥイに警告していたが、彼はそれを無視した形となった。果たして船はフォロヘル湾で悪天候に見舞われて難破し、アルヴェドゥイは滅びた。彼と共に[[アンヌーミナス]]と[[アモン・スール]]の[[パランティーア]]も海中に没した。

アルセダインは再建されることなく、長男の[[アラナルス]]は[[野伏]]の初代族長となった。こうして予言された通りアルヴェドゥイは[[北方王国]]最後の王となった。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

[[フォロヘル]]湾の氷の中にある難破船のそばで、亡霊となって[[中つ国]]に囚われているアルヴェドゥイと会うことができる。

&ref(ScreenShot00657.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるアルヴェドゥイの亡霊と彼の難破船);

** コメント [#Comment]

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