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* アウレ [#k6d943cd]
** 概要 [#Summary]
|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Aulë|
|~その他の呼び名||
|~種族|[[ヴァラ]]|
|~性別|男|
|~生没年||
|~親|[[イルーヴァタール]]|
|~兄弟||
|~配偶者|[[ヤヴァンナ]]|
|~子||
** 解説 [#Explanation]
[[アラタール>ヴァラール#Aratar]]の一人に数えられる[[ヴァラ]]。后は[[ヤヴァンナ]]。
[[マンウェ]]や[[ウルモ]]と共に[[アルダ]]創造時に中心的な役割を果たしたヴァラで、陸地とすべての物質を形成した。アウレはあらゆる技術に精通した工人で、さまざまな細工物や建造物を造り出し、惜しげもなく人に与え、また技を教えることを喜んだ。
独断で[[ドワーフ]]を生み出した者であり、また[[アマン]]にやってきた[[ノルドール]]の友である。
[[メルコール]]とは互いに似通った才能と発想を持ち、アルダの草創期から常に敵対関係にある。メルコールは嫉妬と所有欲に身を焦がしたのに対し、アウレは作ることそのものを喜びとし、自らの制作物を所有することも支配することも望まなかった。
だがアウレは、次第にメルコールが加える損害を補修することに疲れていったという。
*** ドワーフの誕生 [#uc3b4adb]
アウレは自らの教え子となるイルーヴァタールの子らの到来を待望し、また[[中つ国]]が空虚なまま打ち捨てられていることに心を懸けるあまり、独断で[[ドワーフ]]の七人の父祖を作り世に送り出そうとする。
だがそれは直ちに[[イルーヴァタール]]に見とがめられ、その真意を問いただされる。
>「…… しかし、ものを創るということは、わたくしの気持ちとしましては、わたくし自身があなたによって創られたことから出ているのでございます。父親のなすことを真似て遊ぶ、分別もゆかぬ子供は、悪ふざけで真似ているのではなく、父の息子だからそうするのでございます。 ……」((『[[シルマリルの物語]]』「第二章 アウレとヤヴァンナのこと」 イルーヴァタールに応えるアウレの言葉。))
アウレは涙を流し大きな槌でドワーフの父祖らを叩き壊そうとしたものの、父祖たちが身をすくめて恐れる様子を見せたのを目にしたイルーヴァタールは、すでにドワーフがかれら自身の命を持っていることをアウレに告げ、アウレを赦し、ドワーフの存在を嘉納した。
そこでアウレは父祖らを中つ国のそれぞれの場所に連れて行って眠らせ、かくしてドワーフは[[エルフ]]の次に[[中つ国]]に誕生することになった。
またこの一件のためドワーフは「イルーヴァタールの養い子」と呼ばれる。
** アウレの民の[[マイアール]] [#u9d54b88]
アウレの民として言及があるのは以下のマイアールである。
-[[サウロン]]
かつてはアウレの民であった。[[モルゴス]]の最も力のある召使。
-[[クルモ]]
技巧者の意。
** コメント [#Comment]
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