野伏
- 戦国時代の「一定の主人を持たない放浪武士や農民の武装集団(日本語大辞典)」が元の意味だそうです。 -- ジャック・ランタン
- 黒澤明監督「七人の侍」(不朽の名作の一つと思います)の中では、同じ単語が「のぶせり」と発音されています。 -- カイト
- 国を失ってなお、銀の星ひとつを身に帯びて一千年を戦い続けたのはドゥーネダインの誇りのゆえか。こいつらかっこいいよね。歴代の族長たち、あるいは無名の野伏たちの物語が読みたい。 --
- 『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』でたくさん野伏が出てきて、彼らの物語が垣間見られますよ~ --
- オンライン版は日本サービス終了してたんですね 翻訳大変だったろうに・・・ --
- 拠点のようなものはあったのかとか、組織化はどの程度されていたのかとか、気になります。族長が代々受け継がれたり、ホビット庄周辺の守りを倍増させたり、ハルバラド達が召集に応えたりしているのですから、なんらかの組織化はされていたのだと思いますが、そのあたりの記述がぜんぜん無いんですよね。 --
- おそらく、また指輪の幽鬼などの集中攻撃にあわないように、あえて城や町や軍団のようなものをつくらないようにしたのではないでしょうか。普段は放浪者のようにみせ、イシリアンの野伏が使ったような隠し砦も使ったでしょう。言ってみれば国の軍隊がそのままゲリラとなったようなものかと。ただ自分達は滅びたのではなく隠れているだけだと自覚しており、族長に対する忠誠心も、一般人を敵から守るという使命も堅持していたのでしょう。 --
- 敵に姿を見せず隠れて生きる、というのはどことなくエルフの生き方を連想させます。エルロンドなどの忠告によるのかもしれませんね --
- このアラゴルンのセリフ、最後の「その間に年月は移り変わり、草は伸びた」にシビレた。 --
- 女性もいたんでしょうか? --
- 放浪の民という意味での「野伏」なので、イヴォルウエンやギルラインなど、当然女性はいましたね。狩猟者としては分かりませんが。 --
- ギルラインて野宿してるゲリラの頭目にお嫁に行ったのね。そりゃ親は止めるだろうなぁ --
- 野武士 --
- 「るろうにエステル~第三紀野伏浪漫譚~」 --
- 野伏という単語は正直歴史に明るくない人には分かりづらいなぁ。 --
- 「野山に起き伏しする者」であることは字面から明らかですから、それで十分だと思いますよ。さらに詳しく/正確な意味が知りたい人は、自主的に調べればいいわけですし。調べる気のない人にまで「分かりやすく」してあげる必要はないと思います。そんなことは実質不可能ですし……。 --
- 「分からなかったら自分で調べる」ということをしない人間が多すぎる --
- 逆に、rangerの歴史的な意味を知る人も多くはないのではないか。中世イギリスで、王家の森や公園を、主に密猟者から守るために、range(山野を歩き回る、跋渉する)する人をこう呼んだようだが、説明を探すのに意外に手間取った。 --
- いわゆる「RPGの冒険者像」のモデルの一つかね? 各地を放浪し害なすものを倒すことがある種生業ってのは --
- RPGの冒険者は「任務(quest)を引き受けて冒険し、完了したら報酬をもらう」ですから、むしろ指輪の仲間とか、ビルボが冒険者のモデルでしょう --
- 最近になってニンジャ野伏力というよくわからない活用のされ方をするようになった単語 --
- 恐らく原作者や翻訳者は熱心な中つ国ファンだから、ここで使われてる野伏という単語の意味も含ませるために使用したと思われます。 --
- ふと思ったのですが、ドゥネダイン以外の人間で荒野を寝床にする盗賊やごろつきはいなかったのでしょうか? --
- それはいるでしょう。ホビット庄へと戻るフロド達がバタバーと再会したとき、フォルノストについて「追いはぎの他には誰も行かない」などと言っていますし --
- だからこそ彼らのことをよく知らない人々からは、追い剥ぎや野盗と同一視されてたんじゃないでしょうかね。そこまででなくても「胡散臭い」と思われていましたし。 --
- もう一つ、彼らはオークと遭遇した場合、どうなってしまうのでしょうか? --
- 「彼ら」というのは「追いはぎとオークが遭遇」した場合ですか? 相手が劣勢で金目の物を持ってそうと思ったら、優勢な方が襲いかかったのでは --
- この人たちはどこからお給料が出ていたのでしょう? --
- 普通に自給自足でしょう。かれらは狩りができますし、ドゥネダインとして相応の技術も保持していたでしょうから、小馬亭の宿泊費などで貨幣が必要な時はそれらを役立てて得ていたのだと思います。小馬のビルの代金の一件からすると、アラゴルンはあまり大金を持ち歩いていない雰囲気ですし。 --
- この人達、アルノール時代の遺物(書物等)を何処かに集めて、いつか来る王国再統一の日のために隠して保管してるなんて事はあるんでしょうか?裂け谷以外の場所にです --
- 裂け谷以外の場所に遺物を秘匿、と言うのは基本的にやっていないのではないでしょうか。万が一の場合盗掘される可能性のある場所に隠すよりはエレンディル王家の遠い縁者であり、上のエルフも身を寄せているエルロンドの館以上に安全で確実な場所もないかと --
- 廃墟に埋まってるのを掘り出したり、荒れ地に打ち捨てられてるのを広い集めたりはしてそう --
- 定住民からは基本あまり良く思われていないようだが、ごく僅かだろうが町や村の人間にも、野伏たちに情報や物資で援助してくたりする人間もいたりして。 --
- 例えば歴史を知ってる古老とか土地の名士とか。先祖代々続いている商家とか、学者とかは古文書等に触れる機会もあるかもしれないし --
- 族長以外の子どもは何処で育つんだろう。何処かに長期的に居住できる拠点みたいなのがあるのか、それとも普通に人里で育て育つのか --
- ギルラインが裂け谷を去った後「北方の一族」のもとへ戻っているので、旧アルノールにドゥーネダインの集落があるのでしょう。『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』ではエステルディンという場所があります --
- 普通の街に暮らしたゴンドール人は、ドゥーネダインに連なる者でも混血によって普通の人間とそう変わらなくなっていたことを考えると、北方の野伏は基本的にドゥーネダインで構成される集落を作っていたと考えていいのではないでしょうか。二次創作作品ですが、「Born of Hope」では隠れ里の様子が描かれていました。石造りの家などはなく簡素な建物で構成されていましたが、一か所に百年も二百年も暮らしていては敵に見つかってしまうので、半ば遊牧民のように、定期的に転々としていたのかもしれませんね。 --
- 「ご職業は?」「北方警備員です」響きはそう悪くはない……か? --
- まんま、レンジャーでも悪くない気も。 -- ?
- イスタリも仲間になって、灰レンジャー、茶レンジャー --
- エレスサール王の御世には王の側近や貴族に取り立てられたりしたのかな? それとも相変わらず流浪の生活を続けて、民衆を影から守り続けたんだろうか。 --
- 身分と収入は確保したので日がな一日(監視と称して)狩りを続ける自給自足生活からは脱したものの、北方王国の領土再興のために南北を往復しながら荒野に寝泊まりして道や街を作る流浪の日々は変わらないのかな、なんて妄想。 --
- 北方王国の人材不足のため、正式に重用されたと想像 --
- 今や希少となった民族、とくに(薄くなったとはいえ)長命の恩恵は大事にしないと王家の存続にも関わるだろうから、絶滅危惧種の如き扱いを受けてたりして。 --
- 人間として社会生活を営む上で、周囲の大多数と違う極端な長命が果たしてメリットとなるかどうか・・ --
- 南方王国の貴族層で血統を取り入れようとする派閥もあったと思うな。北方野伏たちも、栄華に溺れ堕落する連中も登用を拒んで荒野に留まる者も色々居たのでは。 --
- 幕府の御庭番みたいな仕事もしてたんじゃないかな --
- 確実に何人かはイシリアンの方の野伏に顧問として招聘されてると思う --
- ハルバラドは生きていたら貴族にはなってそう。
結局お亡くなりになったけど、燭工通りあたりに記念公園ぐらいはできてたりしたかも。 --
- もう何度も出てる話かもしれないですが、北方王国が滅びた後、残ったドゥネダイン達(野伏)は、なんで南方王国ゴンドールを、頼らなかったんでしょうかね。普通は(これが現実なら)そうすると思うんですが。南方と関係悪かったのかな。 --
- 亡命は可能だったかも知れないけれど、そうなった場合でもゴンドールが旧北方王国に残された民を守るために尽力するとは思えない。南は南でやることもあるし。だから彼らは踏みとどまって微力ながら冥王陣営と戦い民を守る未知を選んだのだと思う。 --
- 自分たちが生き残ることだけを考えればそのとおりなのですが、それよりもエリアドールの人たちを守ることを選んだのでしょう。エルロンドの会議でアラゴルンが言ったように、北方のドゥーネダインには北方のドゥーネダインの役割があって、それを果たし続けてきたのです。 --
- ドゥネダインカッコいいですよね。王国が滅びても胡散臭いと蔑まれても王の一族として民草を守るのだっていう崇高さが。 --
- フィクションの方のテンプル騎士団みたい。やはり崇高な使命を帯びて密かに戦う正義の秘密結社はロマン。 --
- 『アサシン・クリード』のテンプル騎士団は、完全に「世界征服を企む開くの秘密結社」でしたけどね…… --
- 夢小説や同人ではないが、若くて男勝りな女性レンジャーとかが男たちの中に極小数混じってるのも面白いかなと最近思った。 --
- 「さすらい人」と言う言葉をどこかで聞いたことが有ったなと思ったら銀河鉄道999のOPだったという… --
- 原語のRangerは、本来は英語の動詞'range'に由来するもので、「うろつく人」「歩き回る人」の意である。← シャドウオブシリーズのタリオンも職は黒門のレンジャーだけど この場合は兵科の猟兵イェーガーとか遊撃兵的な認識でいいのかな?軍隊にも75レンジャー連隊とかあるけど --
- 日本語では猟兵(イェーガー)って概念が近いね レンジャー --
- 御庭番や対モルドール専門のアサシンなどのイメージも浮かぶけど、ルーツを考えるとDQばりの「勇者」とも近い存在かもしれない。 --
- それはどっちかというとトゥーリンじゃね? --
- なぜそうなったのか理由を聞きたいわ...。???ってなった久々に。 --
- 半エルフの血筋のアラゴルンとナルシルの関係はそう見えなくもない --
- それ野伏ってかアラゴルンのイメージじゃね...? --
- 主人公補正の凄さはまあそれなんだが、後代の作品に例えると脊髄反射で**る住人にも配慮してくれ。 --
- 脊髄反射と言うかさすがに野伏=DQ勇者は???となったわ。アラゴルン=DQ勇者ならまだわかるがさ。 --
- ドゥーネダインの野伏を北方王国の残照というか残影と解釈すると、実はナズグルと対を為す存在でもある。フード付きの外套を羽織るって外見も似てなくはないし。映画でもアラゴルンが他のドゥーネダインを率いる光景が見たかったな。 --
- まあ映画は特にそこんとこ意識はさせてるよね。子馬亭での出会いのシーンとか。 --
- 北方のレンジャーって何人くらいいたのだろうか
数百人くらい? --
- 数百人なんて規模ではなく結構大きいはず。拠点もいくつか持っていたようだしね。 --
- 家族や後方人員(生産担当)を入れたらかなり大きなコミュニティだろうけど、北方からナズグルも去り明確な脅威もない中で急ぎ召集されて南下できたのが30人だから実働人員は100〜200人ってとこじゃないかな。 --
- ブリー郷みたいな比較的大きな町や村に定住して金銭や物資面で援助するような家族とかも僅かかもしれないけどいたんじゃないか。ドゥネダインでなくても歴史を知る土地の有力者の中に協力する者らもいたりして。 --
- 先祖が仕えていた王の血筋の男を族長として戴いて流浪するだけじゃなく、延々といつ終わるかもわからない戦いを続けるってよく考えるとすごいな --
- アラゴルン(二世)は報われたからいいけれど、代々の族長たちや彼らに仕える戦士たちはよく腐らずに己の使命を全うできたなぁ --
- エルロンドの会議のアラゴルンの発言が代々の族長をはじめとする北方のドゥネダインの共通認識だったんでしょうね
代々の族長自身は最終的には南北ドゥダインの再統合が大願だったのでしょうが族長に仕えるドゥネダイン達にとっては平和に暮らしてるエリアドールの民の姿を最大の報酬として受け取るようにノブレス・オブリージュの精神を叩き込まれていたのかもしれません --
- 最初の頃はドゥネダイン以外にも戦乱で寄る辺を失って野党と化した流民とか集団が多くいて、そういう組織との抗争に悩まされたりして。タイマンならまあ負けないだろうけど数では圧倒的に不利だっただろう。 --
- ベア・グリルスとかいう現代の野伏 --
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