エアルニル二世
- この人がアルヴェドゥイに王位を譲っていれば、一体どうなったのだろう・・・ --
- 全デュネダインが団結してアングマールを打ち破り、一時的な平和が訪れる。しかし数百年でまた王国が分裂してしまうのではないでしょうか。魔王も斃すことはできないでしょうから。 --
- 結局原作と同時期にサウロンが復活し、指輪戦争が起こることは避けられないように思います。 --
- それでも原作よりかは北方王国や南方王国のドゥネダイン達にも力が残されていてより強力にフロド達を支援で来たでしょう。 --
- アルヴェドゥイに後のアラゴルンほどの才覚と人望あるいは長期的視野がなければ、一時的には統一国家の王にはなれてもすぐにまた分裂したと思う。実際アラゴルンの王位継承に抵抗したのは事実上デネソール1人だけでその後は国民に大いに支持されたのに対し、この時はペレンドゥアだけではなくゴンドール国民の大半が拒否している。仮にエアルニルが辞退していたとしても長くはもたなかっただろう。そもそも実績もなく単にフィーリエルの夫と言う立場を利用して棚ぼた式に王位を要求した点が戦勝将軍エアルニルに劣ると国民に判断されたのであり、先にサウロンを滅ぼして実績をあげた上で王位に就いたアラゴルンと比較しても小物臭を感じる。 --
- マルベスは「ドゥネダインは一つの選択をすることになりましょう。その時かれらが見込みがうすく思われるほうの選択をすれば、その時はお子がお名を変えられ、大王国の王となられましょう。もし然らずば、その時は多くの悲しみが生じたくさんの人命が失われることになりましょう。」と予言したわけですから、アルヴェドゥイが上級王位を復活させていれば上の方が仰るように北方王国が荒廃し南方王国の王統が途絶える事態は避けられたと思われます。王位を要求した状況を理由にアラゴルンとの優劣を論ずるのは不適切でしょう、アラゴルンは空位を要求したのであり時間に余裕がありましたが、アルヴェドゥイは新王選出も北方滅亡も逼迫した状況だったのですから。 --
- 結局この人の家系も2代しか続かなかったことになるのか・・ --
- いわゆる「エアルニル朝」も僅か105年。こんなことなら最初から王位を譲っていれば・・と後世からみると思ってしまう。 --
- 果たして長い間交流が絶たれた二つの国が何の問題も無く一つにまとまるのだろうか・・・いつの時代もゴンドールは東夷や海賊、ハラドリム達の為に東と南を注視する必要があったというのに北のアングマールまで対策を採る余裕があったのだろうか。仮にエアルニルが提案に同意したとしてもあまり良い未来があったようには思えない。 --
- 上の人の意見に同意。マルベスの予言はあくまで北方王国から見たときの視点(悲しみや虐殺の回避)ではあってゴンドールの為のものではなさそう。アルヴェドゥイが統一王国の王になっていたとしても北方政策に耽溺した結果、不満を覚えたゴンドール人が担いだエアルヌアあたりに反乱を起こされ、更なる悲劇が近いうちに起きそう --
- ゴンドールの一派遣小隊で駆逐できるほど、アングマールの国力はゴンドールと比べれば小さかったわけですから、仮に即位したアルヴェドゥイが北方政策に注力したとしてもゴンドールのさしたる負担にはならなかったでしょう。 --
- 実質的な負担になる、ならないという問題よりも、「よそ者」が自分達の上に君臨し、更に自分達の税金や軍隊、国力を費やして自分達には関わりがない(と思われる)北方政策をすることにゴンドールの支配層も被支配層も決して納得しないのでは?という話です。事実、叡知と武勇を兼ね揃えたエアルニルが、「一派遣小隊」を派遣するのにすら30年かかっています。しかも友邦の滅亡は防げませんでした。これは当時のゴンドールにも解決または対応しなければならない国難が山積みであったことを意味します。そんな状況で、先ほど書いたアルヴェドゥイの支配と政策を受けることになるゴンドールは間違いなく「反乱」を起こすでしょう。エアルニルが即位を受けたのも、そうした決定的な分裂を避けるためだったのでは。 --
- 意見に全面的に反対するものではありませんが、いささか観点が現代日本的すぎるような気がします。いわゆるナショナリズムが成立していない中世以前のヨーロッパでは血統が近しいだけの「よそ者」が君主となることはよくあることでしかありませんでしたし、特に被支配層にとっては君主の継承や税金・国力の使われ方も気にかけるようなものではなかった(そうするものという認識がなかった)、ということは留意したほうがいいように思えます(少なくともトールキンはそういうヨーロッパ史を思考の当然の前提として持っていたはずですし)。 --
- 史実のローマは共和政時代から巨大な国という認識があったろうし、東方・西方両正帝が1つのローマを支配しており、2人いるのは負担を減らすためである(事実1度は1つの皇帝にまとまっている)という認識があったようだけどこの2つは違うしなあ……ぶっちゃけキプチャク・ハン国の王族を元の皇帝に据えようとしているのと同じでは? --
- ゴンドール有能ランキングを作ったら、間違いなく最上位ランクに食い込む凄いお方。でもその彼の約100年にわたる統治をもってしても、友邦アルセダインの滅亡は防げなかった事からしても、予言者マルベスには悪いがアルセダインの最期は不可避だったとしか思えんわ。 --
- 中つ国の歴史では珍しい有能な統治者。なお息子。 --
- 彼と息子の物語はマヌエル2世パレオロゴスを彷彿とさせる。しかし、彼ほどの賢明な人物が息子の器を見誤るとも思えないから(自らの事後王朝がどうなるかは危惧していたはず)、彼が王位を要求したのは余程苦悩した上でやむ無しとの決断だったのかもしれないな。案外、アルヴェドゥイの王位要求を聞いて「なんでそんな下手くそで最悪な分裂を決定づけるようなやり方をするんだよ」「俺があんたならもっと上手くやるぞ」と頭を抱えていたりして。 --
- 彼が息子に「魔王には手を出すな」と遺言しなかったのが惜しまれる。もしかしたら上記のマヌエル2世のように息子の気性については諦めの境地に至っていたのかもしれないが...。(マヌエル2世も生前は自国である最末期ビザンツの延命のために最善をつくし、トルコとの宥和と謀略に努めたが武断派の息子には「(私が死んだら)お前の好きなようにやりなさい」と諦めとも取れる遺言を残しています) --
- 戦に強くなった哲人皇帝マルクス=アウレリウス=アントニヌスってイメージだな。息子もまんまアレだし。 --
- ゴンドール王に就いた後に子どもを作る暇はなかったのかな?
もしもこの人に子どもが何人かいれば、この時点での王統の断絶は起こらなかったのかなと思う。 --
- その時は、血族の乱ふたたび、という可能性もあるな。 --
- その子供がエアルヌルの兄であれば何の問題も無いんだけどね。
エアルヌルは兄を差し置いてまで王位に着こうとする人物とは思えないんだけど、一方で『自分がその器じゃないから』という理由で後進に王位を譲るような男とも思えないですし。王位に執着は全くしていないけど、同時に自分の誇りが傷つけられるのも決して許さない人物像と感じます。 --
- エアルヌルに曹植や源実朝路線の甥がいて当主になる展開とか面白そう。 --
- 逆に骨肉の争いを再び起こさせないため、世継ぎが出来、ある程度健勝に育ったら子作りを控えられたのやも知れぬ…。
そのお世継ぎは少々、いやだいぶ健勝過ぎですが。 --
- 息子はカルカンかました辺りまだ若いのかなって思ったらその時120歳でビックリする
40くらいのときの子供だから息子が成人しても全然結婚せず子供産まないってなってもまだこの人が子供作るって選択肢ありそうだけどそれをしない辺り本人や周りはどうする気だったんだろうか
息子に王位が移った時点で子供産めないならもう王統断絶確定で辛うじて血の繋がってる血縁を後継に指名する位しか選択肢なくなるのに --
- 中つ国におけるカエサルポジ。なお、息子がもうちょい有能であれば、王権は長続きしたに違いない。 --
- カエサルより上にあるように、ローマならマルクス=アウレリウス=アントニヌス、ビザンツならヨハネス2世ってイメージだな。
どちらも本人は名君だが、息子は無能というより無謀な点がクリソツ。 --
- おおエアルヌアよ。逝ってしまうとは情けない。 --
- 何を以って、カエサルと例えてるのか全然分からん。
国政改革の果てに国家統治機構そのものの一大転換をしたわけでも、女たらしの借金王で若禿だったわけでも、当代切っての文人であったわけでも、新規の征服地をもたらしたわけでも、暗殺されたわけでもないのに。 --
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