(かお)(ぐさ)()兎肉(うさぎにく)シチュー

概要

カテゴリー物・品の名前
スペルherbs and stewed rabbit

解説

二つの塔下巻の第四章の題名。およびそこに出てくる、イシリアンゴクリが捕まえた兎を元にサムワイズが作って、フロドと共に食べたシチュー。
サムは具材として根菜類、とくにじゃがを欲しがったが、さすがに野生のものを見つけることはできず、兎肉のほかは近隣で見つかった香草類を入れることができただけだった。とはいえ久しぶりの調理された食事であり、過酷な旅を続けていた二人はこれで大いに英気を養った(一方でせっかく捕まえてやった生の兎を料理で台無しにされたと感じたゴクリは、機嫌を損ねてしまった)。

湯が煮立つまで、しばらくの間サムは火の世話をしながら物思いに耽っていました。日の明るさが次第に強まり、空気は暖かくなってきました。芝生や葉に置いた露も消えてゆきました。ぶつ切りにされた兎はやがて鍋の中で束ねた香り草と一緒にグツグツいい始めました。時間が経つにつれ、サムはもう少しで眠ってしまいそうでした。こうしてかれはおよそ一時間ばかり弱火で煮ながら、時々フォークで具合を調べ、スープの味をみたりしました。

画像

寺島龍一作画による香り草入り兎シチューを作るサムと眠るフロド

備考

トールキンの故郷である(そしてホビット庄があった場所と想定されている)イギリスでは、ウサギ肉を食べることは一般的であり、現在も食料品店などでウサギの肉を購入することができる。

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コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • ここを読んだ時、物凄くシチューが食いたくなったのは私だけではあるまい。
    • 食べたくなりました。でも、ゴクリがとってきたウサギ(どんな獲り方をしたのか不明)と、ゴクリが汲んできた水でこしらえたシチューだしなあ。フロドやサムの胃腸の丈夫さを証明する食物の一つ。流石ホビットの中のホビット -- 山の下
  • 映画では、「シチュー食わずにファラミアに捕まったのか? もったいねー!」とそればかり気になってしまった。
    • 某掲示板によれば、この時使った鍋は、捕まった時点で既にサムのリュックに戻っていたらしい。でも、2人が食べたとは思えないから、ファラミア隊のメンバーが食べて、律儀に洗って戻したんでしょう、きっと。 -- A3
  • 映画のシチュー、何を出汁に使ったらあんな色になるのだろう。
    • レンバスを包んでいた葉っぱ? ロスローリエンの発破からあんな出汁がでるとは思えないが。 -- 2009-10-27 (火) 17:11:19
  • 香草はなんだろうなあ…オレガノ、セージ… -- 2014-12-30 (火) 09:40:46
    • サムが欲しいと言及しているのは「月桂樹の葉2~3枚、タイムとセージが少し」ですね。それらが全て見つかったのか、あるいはそれ以外の香草も見つけて入れたのか、その辺は文中からはわかりませんが。 -- 2014-12-30 (火) 09:47:35
    • 付近の情景の描写からすると、月桂樹・タイム・セージ・パセリは大丈夫そうだ。「自分で探さなければならなかったが、遠くへ行く必要はなかった」ので、大かたは手に入ったのではないかな -- 2015-10-27 (火) 10:40:05
    • はるかに時は過ぎ、その場所には今でも市がたって、「そこにすんでる元カノによろしく」とかうたわれたり、名物ウサギシチューとかの店が繁盛したりしたかもしれません。 -- 2017-05-28 (日) 00:39:18
  • このシーンの挿絵が「過酷な旅路の中のほんのひと時の安らぎ」という感じが出ててめちゃめちゃ好きだ。 -- 2014-12-30 (火) 16:51:48
  • 指輪物語ではっきり覚えてる章の名前がこれと「黒門不通」だけw -- 2015-04-05 (日) 02:13:12
  • ゴグリが料理の仕方で、サムのことを「デブのホビット ばかね~」って、ばかにするとこ笑えた。 -- 2015-04-05 (日) 16:09:54
  • 美味しそう… -- 2017-05-23 (火) 20:40:50
    • あと、ポテトもあれば完璧だったんじゃが・・・ -- 2017-05-23 (火) 22:11:31
      • メリー君、座布団一枚あげてww -- 2017-05-27 (土) 15:55:11
    • ウサギ肉のカレーもうまそう -- 2017-05-28 (日) 03:48:45
  • のんびり異世界漫画「アタゴオル」の作者のますむらひろし氏は、指輪物語の中の食事シーンがすごく美味しそうだと絶賛してたな -- 2019-10-25 (金) 15:11:27
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